三嶋大社矢田部家文書とは? わかりやすく解説

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三嶋大社矢田部家文書

主名称: 三嶋大社矢田部家文書
指定番号 150
枝番 00
指定年月日 1994.06.28(平成6.06.28)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 古文書
ト書
員数 592
時代区分 平安江戸
年代
検索年代
解説文:  本文書は伊豆国総社・一宮として栄えた三嶋大社宮司家の矢田部家に伝来した古文書で、現在は維新後官幣社制度過程経て大社文書五十五通、矢田部文書四百三十通に分蔵されて伝わっている。
 このうち大社文書中世文書十七通、近世文書三十八通からなり、旧矢田部家中文書大部分占める。また矢田部文書古代中世文書三十一通近世文書四百六からなる
 本文書中、最も時代遡る文書康和五年(一一〇三)十一月、三嶋宮司職に伊豆宿禰国盛を補任した国司庁宣【こくしちようせん】で、鎌倉時代文書では治承四年(一一八〇)八月十九日源頼朝下文くだしぶみ】案以下三通頼朝文書が最も古い。料紙筆跡署名等よりみていずれも鎌倉時代後期の写文書とみられるが、頼朝挙兵時の所領寄進を含む両者の関係伝えている。南北朝時代文書中世文書半数占め元弘三年一三三三八月九日足利尊氏禁制以下の足利氏発給文書まとまっている。なかには観応擾乱時に尊氏直義発給した小切紙の御教書などともみえるが、特に伊豆中心に駿河武蔵相摸における三嶋社領寄進経緯明らかにする文書が多い。室町時代以降のものは、足利基氏から持氏に至る鎌倉公方御教書以下、鎌倉府発給文書や、伊豆守護の文書まとまっている。なかでも応永七年一四〇〇六月十五日足利満兼願文は、氏満・満二代にわたる幕府との対決一端伝え文書として注目される
 近世文書同社神主職の相承社家社僧神事祭礼日常や三嶋宿、伊豆地域との密接な関係を伝えるなど多岐にわたっているが、とりわけ近世境内社殿具体変遷伝え境内図や建築指図まとまっていて注目される
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