石神井公園
(三宝寺池 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/29 09:56 UTC 版)
東京都立石神井公園(とうきょうとりつ・しゃくじいこうえん)は、東京都練馬区にある都立公園、風致公園である。三宝寺(さんぽうじ)池と石神井池を中心に、雑木林、高い木立がそびえる広場、史跡、運動場などからなる。なお、三宝寺池の北側に位置する「石神井松の風文化公園」などは区立公園(都市計画上は石神井公園)。
注釈
- ^ 1971年(昭和46年)に三宝寺池の水量確保のため190mの深井戸が掘られ、地下から揚水している(『第3章 練馬区の水辺の現況』より)。
- ^ 学名: Utricularia siakujiiensis Nakaj. ex H.Hara。『東京緑地計画調査彙報』9: 90, t. 2 (1937) で記載されたが、イヌタヌキモ(学名: U. australis)[1][2]やオオタヌキモ(学名: U. macrorhiza)[3]のシノニムと考えられている。
- ^ a b 三宝寺池と三宝寺川の古称である弁天池、弁天川は、同池にある厳島神社がかつて三宝寺配下の弁天社だったことに由来。明治期の神仏分離で弁天社は厳島神社になった。
- ^ 石神井水泳場ができたのは1918年(大正7)だが、当初は簡易プールで1923年(大正12)の関東大震災で損壊し、翌1924年に改修工事で100mプールとなって再開。1939年(昭和14)閉鎖。
- ^ 石神井川の水量は湧水により保たれているが、同川の水量保持のために「下水道に排水されている石神井池からのオーバーフロー水を、かつてのようにできるだけ自然の状態を再現するような整備を行いながら、石神井川に排水する」とする整備計画が掲げられている(「練馬区水辺ふれあい計画2001-2010」より)。
出典
- ^ Hassler M. (2018). World Plants: Synonymic Checklists of the Vascular Plants of the World (version Apr 2018). In: Roskov Y., Ower G., Orrell T., Nicolson D., Bailly N., Kirk P.M., Bourgoin T., DeWalt R.E., Decock W., Nieukerken E. van, Zarucchi J., Penev L., eds. (2018). Species 2000 & ITIS Catalogue of Life, 30th October 2018. Digital resource at www.catalogueoflife.org/col. Species 2000: Naturalis, Leiden, the Netherlands. ISSN 2405-8858.
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-).「BG Plants 和名-学名インデックス」(YList),http://ylist.info (2018年11月12日).
- ^ 角野康郎、田中純子 (2005).「シャクジイタヌキモ(タヌキモ科)の再検討」 The Journal of Japanese Botany 90(6): 399-403. 2018年11月12日閲覧。
- ^ 1993年10月22日 産経新聞 東京朝刊 27頁など
- ^ a b c 「かるがも便り」(2016年4月55号,発行石神井まちづくりの会)。
- ^ a b c d 月刊Kacce(かっせ)2017年11月号「幻の石神井ホテルに迫る」より。
- ^ a b c d 「フィールドミュージアムガイド 石神井公園」(公益財団法人東京都公園協会)
- ^ a b 「練馬区水辺ふれあい計画2001-2010」
- ^ a b c d e 練馬わがまち資料館。
- ^ a b c d 「練馬区史 現勢編」(1981年10月)
- ^ テレ東公式HP『アド街』バックナンバー「石神井公園」(2005年6月18日放送)[1]より。
- ^ a b c d e 「かるがも便り」(2015年10月53号,発行石神井まちづくりの会)。
- ^ a b c 「みどりと水の練馬」より。
- ^ 「フィールド ミュージアム ガイド 石神井公園」(公益財団法人東京都公園協会 / 石神井公園サービスセンター)
- ^ (寿々木園HPより。養魚場だけで釣り堀があったかは不明)
- ^ 「へら鮒」(1973年4月号)。
- ^ Shakuji [2]「石神井公園団地マンション建替組合が運営する“石神井公園エリアの魅力を発信する情報サイト”です」
- 1 石神井公園とは
- 2 石神井公園の概要
- 3 園内
- 4 沿革
- 5 イベント
- 6 関連項目
三宝寺池
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 01:52 UTC 版)
三宝寺池には、国の天然記念物である三宝寺池沼沢植物群落がある(1935年指定)。同池は古来より、武蔵野台地からの地下水が湧き出る池としてこの地にあった。それを1959年(昭和34)に人々が散策できる公園として整備した。但し年々水量が減少しており、景観維持のために人工的に地下から揚水している。因みに池の名称は隣接する三宝寺に由来(この節で後述)。 中ノ島を中心に、カキツバタをはじめ、シャクジイタヌキモやジュンサイなどが生い茂っていた。しかし、1950年代後半から都市化が進んだことや、ヨシなどの植物を周辺の人が利用しなくなったため、植生が大きく変わった。その後、貴重な水生植物を保護するために、保護活動が行なわれている。 池淵には、厳島神社(小社)、宇賀神社穴弁天、水神社(小社)などがあり、厳島神社には昭和天皇が皇太子だった頃に植えた「御手植之松(おてうえのまつ)」がある。因みに三宝寺池の古称は弁天池といったが、同池にある厳島神社がかつて三宝寺配下の弁天社だったことに由来する。1996年に「三宝寺池の鳥と水と樹々の音」が環境庁選定の「残したい日本の音風景100選」に選ばれている。 また、1993年8月、三宝池で巨大ワニの目撃証言が相次いだため、マスコミが連日報道し、罠をしかけるなどの大騒動になったが、結局発見されなかった。
※この「三宝寺池」の解説は、「石神井公園」の解説の一部です。
「三宝寺池」を含む「石神井公園」の記事については、「石神井公園」の概要を参照ください。
- 三宝寺池のページへのリンク