三大栄養素
栄養素
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栄養素(えいようそ、nutrient)とは、
注釈
- ^ 検出感度が飛躍的に向上したため、今日では周期表のほとんどの微量元素を生体試料から検出することが可能になっている。一部のサプリメントには体内で検出されることをもって栄養素であると主張する根拠に欠ける商品もある。
- ^ 英語圏では栄養素元素表を学生が暗記する為に(C. Hopkinsのコーヒーマグという読みから転じた)アクロニムC. HOPKiN'S CaFe Mgが使用される。すなわち炭素(Carbon), 水素(Hydrogen)、酸素(Oxygen)、リン(Phosphorus)、 カリウム(Potassium; K)、窒素(Nitrogen)、硫黄(Sulfur)、カルシウム(Calcium)、鉄(Iron; Fe)そしてマグネシウム(Magnesium; Mg)
出典
- ^ a b 広辞苑第五版
- ^ a b c d e f g h i j 『岩波生物学事典』岩波書店、1996年。ISBN 4-00-080087-6。
- ^ a b c d 参照文献:『世界大百科事典』
- ^ a b 長倉三郎ら編、「栄養」、『岩波理化学辞典』、第5版CD-ROM版、岩波書店、1999年
- ^ 正式には食事摂取基準の「策定栄養素」と呼ばれる。; 日本人の食事摂取基準について、日本国 厚生労働省、2005。また記事 栄養素 (栄養学)に詳しい。
- ^ 長倉三郎ら編、「独立栄養」、「従属栄養」、『岩波理化学辞典』、第5版CD-ROM版、岩波書店、1999年
- ^ 佃 弘子、「栄養」、『世界大百科事典』、平凡社、1998年
- ^ 茅野 充男、「最小養分律」、『世界大百科事典』、平凡社、1998年
- ^ Fox, JE, Gulledge, J, Engelhaupt, E, Burrow, ME, and McLachlan, JA (2007). “Pesticides reduce symbiotic efficiency of nitrogen-fixing rhizobia and host plants”. Proceedings of the National Academy of Sciences of the USA 104: 10282-10287.
- ^ a b 八杉龍一ら編『岩波生物学事典 第4版CD-ROM版』岩波書店、1988年。ISBN。
- ^ 『岩波生物学事典CD-ROM版』の中の特に「消化共生」「栄養交換」の項目
- ^ 森本 桂、「シロアリ(白蟻)」、『世界大百科事典』、平凡社、1998年
- ^ 佃 弘子、「共生栄養」、『世界大百科事典』、平凡社、1998年
三大栄養素
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 03:26 UTC 版)
前に述べたように、有機栄養素のうち炭水化物、たんぱく質、脂肪は多くの生物種で栄養素であり、「三大栄養素」とも呼ばれる。 糖から構成される炭水化物。炭水化物は構成する糖単位の数により(グルコースやフルクトースのような)単糖、(ショ糖や乳糖のような)二糖、(でんぷん、グリコーゲンやセルロースのような)少糖や多糖に区分される。 たんぱく質はアミノ酸がペプチド結合で連なった有機化合物である。ヒトは体内で幾つかのアミノ酸を作り出すことができず(必須アミノ酸と呼ばれる)食事から補給される。たんぱく質は消化管で消化酵素の消化作用により、遊離アミノ酸に分解される。 脂肪の化学構造は一分子のグリセリンと三分子の脂肪酸がエステル結合している。その脂肪酸は分岐しない炭化水素の単結合のみからなる場合(飽和脂肪酸)と、分岐しない単結合および二重結合炭化水素の場合(不飽和脂肪酸)とがある。脂肪から代謝誘導される脂質は生物の細胞膜を維持する機能を有している。加えて高等動物においては、体表近くに蓄積されることで体に加わった打撃を吸収したり体温を安定化させる役割を持つ場合がある。あるいは、体表に分泌されることで表皮や髪の毛を健全に維持する役割も有する。 エネルギー量は脂肪は9 kcal/g (〜37.7 kJ/g)、タンパク質あるいは炭水化物は4 kcal/g (〜16.7 kJ/g)である。
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三大栄養素
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/06 16:56 UTC 版)
有機栄養素のうち糖質(炭水化物)、タンパク質、脂肪は多くの生物種が利用可能な栄養素であり、「三大栄養素」と呼ばれる。栄養学上、炭水化物のうち人間が消化不能な食物繊維を除いたものを糖質と呼ぶ。三大栄養素のひとつとして炭水化物の語を用いるときは、主に糖質を指す。 炭水化物は糖から構成され、構成する糖単位の数によりグルコース(ブドウ糖)・フルクトース(果糖)等の単糖、スクロース(ショ糖)・ラクトース(乳糖)等の二糖、オリゴ糖(少糖)、デンプン・グリコーゲン・セルロース等の多糖に区分される。 タンパク質はアミノ酸がペプチド結合で連なった高分子化合物である。ヒトは体内で幾つかのアミノ酸を作り出すことができず(必須アミノ酸と呼ばれる)、食事から補給する。タンパク質は消化管で消化酵素の作用により、遊離アミノ酸に分解される。 脂肪は一分子のグリセリンと三分子の脂肪酸とがエステル結合で結合した構造をしている。脂肪酸には炭化水素鎖に単結合のみが含まれる飽和脂肪酸と、二重結合が含まれる不飽和脂肪酸とがある。脂肪から代謝誘導される脂質は生物の細胞膜を維持する機能を有している。加えて高等動物は、脂肪を体表近くに皮下脂肪として蓄積することで、体に加えられた打撃を吸収したり、体温調節を行ったりする場合がある。あるいは、体表に皮脂として分泌されることで表皮や毛を健全に維持する役割も有する。 エネルギー量は、脂肪はおよそ9 kcal/g (~37.7 kJ/g)、タンパク質・炭水化物はおよそ4 kcal/g (~16.7 kJ/g)である。
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