三助とは? わかりやすく解説

さんすけ【三助】

読み方:さんすけ

銭湯で、風呂沸かしたり、客の背中流したりする男。

江戸時代広く下男小者などの奉公人のこと。

大方は吉蔵、—がなり上がり」〈浮・永代蔵・一〉

三助の画像
1884年ビゴー描いた三助①/http://bit.ly/2YWZ8Tz

三助


三助

読み方:さんすけ

  1. 檐。〔第五類 一般建物
  2. 軒を云ふ。
  3. 軒をいう。

三助

読み方:さんすけ

  1. 湯屋下男をいふ。
  2. 湯屋に雇はれて浴客垢をおとすを業とする男。
  3. 銭湯風呂下男のこと。助さん逆にいつたものである。又光明皇后一助、二助、三助の風呂係を置かれに依るともいふ。
  4. 銭湯風呂下男のこと、助さん逆にいつたものである。又光明皇后一助、二助、三助の風呂係を置かれに依るともいふ。
  5. 銭湯下男のこと、「助さん」の逆語。助平になるの意。浴客の背を流す者を「流し」ともいう。
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三助

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/05 01:56 UTC 版)

三助(さんすけ)とは、江戸時代中頃から現代における日本の銭湯で働いていた、男性労働者。釜焚きや下足番、また男湯・女湯で入浴客の背中を流すなど、銭湯における直接間接のサービスに従事した。


  1. ^ a b c d 日本大百科全書 「さんすけ(三助)」 小学館 2017年08月09日閲覧
  2. ^ 世界大百科事典 第2版「さんすけ(三助)」 日立ソリューションズ・クリエイト 2017年08月11日閲覧
  3. ^ a b c 中野栄三『入浴・銭湯の歴史』雄山閣出版、1984年、175-178頁
  4. ^ 下川耿史 家庭総合研究会 編『明治・大正家庭史年表:1868-1925』河出書房新社、2000年、400頁。ISBN 4-309-22361-3 
  5. ^ 三田村鳶魚『江戸の女』青蛙房
  6. ^ デジタル大辞泉「さんすけ(三助)」 小学館 2017年08月09日閲覧
  7. ^ 浜野卓也『光明皇后』さ・え・ら書房、1981年 ISBN 978-4-378-02103-4
  8. ^ 日本大百科全書
  9. ^ 永六輔1971『極道まんだら』文藝春秋
  10. ^ a b 【仕事人】日本で唯一の銭湯の流し・橘秀雪さん(71) 江戸っ子の背中見つめて Archived 2010年8月25日, at the Wayback Machine.(産経ニュース)--2009年5月31日
  11. ^ 【銭湯百景】(1)背中流し「三助」復活の動き『毎日新聞』朝刊2018年1月31日(くらしナビ面)
  12. ^ みどり湯について&NEWS(2018年2月3日閲覧)
  13. ^ 施設案内|楽天地天然温泉 楽天地スパ|東京楽天地
  14. ^ 施設案内|草加健康センター 相模健康センター|東名厚木健康センター


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「三助」の例文・使い方・用例・文例

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