七村守
【英】Mamoru Nanamura
七村守とは、ネット広告代理店大手の株式会社セプテーニの設立者で、現・株式会社セプテーニ・ホールディングスの取締役会長である。1955年、大阪府生まれ。
1979年に山口大学経済学部を卒業した七村守は、株式会社リクルートへ入社。1989年にはリクルート北関東支社長を務めた。1990年10月に仲間7人で独立し、後のセプテーニとなる「株式会社サブアンドリミナル」を設立。人材採用コンサルティングに始まり、ダイレクトメール発送代行、テレマーケティングや人材アウトソーシングなどの事業を手がけた。
2000年、セプテーニへと社名を変更。そして翌2001年にはジャスダック市場に上場を果たした。
現在のセプテーニの主力事業となっているネット広告は、社名変更の翌月、上場の1年ほど前に開始されたもので、当時はまだ主力事業ではなかった。しかしその後、メール広告やリスティング広告といった新広告手法の導入などが奏功し、ネット広告事業は急速な成長を遂げる。2000年代の半ば以降、セプテーニの事業収益のうち、ネット広告事業による売上げが全体の8割を占めるという。セプテーニはモバイル広告やアフィリエイト広告なども含めた総合ネット広告代理店として、国内でも屈指の企業となっている。
セプテーニは2006年に持ち株会社化し、それまで代表取締役会長兼CEOを務めていた七村守は、持株会社セプテーニ・ホールディングスの代表取締役会長に就任した。
セプテーニは社是に「ひねらんかい」を掲げ、知恵や創意工夫などによってより高い付加価値を生み出す姿勢を重んじる。ちなみに、ネット広告事業への進出が考案されたのは、新規事業案出のために特設された部署「ひねらん課」であった。セプテーニはインターネットにおけるマーケティング支援サービスでトップを目指し邁進している。
(更新:2008年5月)
参照リンク
株式会社セプテーニ・ホールディングス
七村守
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/09 03:20 UTC 版)
七村 守(ななむら まもる、1955年1月21日 - )は、日本の実業家。セプテーニ・ホールディングス創業者で、同社CEO代表取締役会長を経て、名誉会長。
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- ^ a b 名誉会長七村 守Mamoru Nanamura1955年1月21日生
- ^ a b 「【インタビュー後編】20代で基礎体力を付けよ」ベンチャー通信36号(2008年12月号)
- ^ a b 山大が「七村奨学金」創設 OBが寄付 - 山口新聞
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