丁髷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/10 23:55 UTC 版)
丁髷(ちょんまげ)とは、江戸時代の男性にみられた髪型の一種。月代(さかやき)と呼ばれる前頭部から頭頂部にかけての範囲の頭髪を剃り、残りの頭髪を結ったものをいう[1]。
- ^ a b c 難波知子「明治時代の生活に学ぶ 第1回 "ちょんまげ"から"ざんぎり"へ」『国民生活』第65号、独立行政法人 国民生活センター、2017年12月、28-29頁、2022年3月16日閲覧。
- ^ 日本大百科全書(ニッポニカ). “ちょんまげとは? 意味や使い方”. コトバンク. 2023年5月8日閲覧。
- ^ 第2版,世界大百科事典内言及, 精選版 日本国語大辞典,デジタル大辞泉,ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典,百科事典マイペディア,世界大百科事典. “丁髷(ちょんまげ)とは? 意味や使い方”. コトバンク. 2023年11月10日閲覧。
- ^ a b c d シリンガル・レイハン『衣服から見る日本』(レポート)広島大学、2013年11月30日、1-19頁 。2022年3月16日閲覧。
- ^ 江戸東京博物館. “明治5年頃の日本人男性の髪型は、ザンギリ頭とちょん髷(まげ)のどちらが多かったか。(2006年)”. 江戸東京博物館. 2023年7月24日閲覧。
- ^ “文明開化でなにが強制されたのか?”. ダイヤモンド・オンライン (2017年2月15日). 2023年11月10日閲覧。
- ^ 夏目漱石『吾輩は猫である』の時代設定は、1905年(明治38年)前後であるが、以下の会話がなされている。主人は伯父さんと云う言葉を聞いて急に思い出したように「君に伯父があると云う事は、今日始めて聞いた。今までついに噂をした事がないじゃないか、本当にあるのかい」と迷亭に聞く。迷亭は待ってたと云わぬばかりに「うんその伯父さ、その伯父が馬鹿に頑物でねえ――やはりその十九世紀から連綿と今日こんにちまで生き延びているんだがね」と主人夫婦を半々に見る。「オホホホホホ面白い事ばかりおっしゃって、どこに生きていらっしゃるんです」「静岡に生きてますがね、それがただ生きてるんじゃ無いです。頭にちょん髷を頂いて生きてるんだから恐縮しまさあ。(略)」 — 夏目漱石、吾輩は猫である
- ^ “歴史を動かす行動理論”. 株式会社ジェック (2022年4月21日). 2023年11月10日閲覧。 “生涯まげを切らず帯刀し、和装で過ごした。”
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