一色の翁舞とは? わかりやすく解説

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一色の翁舞

名称: 一色の翁舞
ふりがな いっしきのおきなまい
種別1: 民俗芸能
保護団体名: 一色町能楽保存会
選択年月日 1994.12.07(平成6.12.07)
都道府県(列記): 三重県
市区町村(列記): 伊勢市一色町
代表都道府県 三重県
備考 所在地同一都道府県内のもの(このデータ種別1から移行しています)
解説文:  一色能は、遠く咒師猿楽【しゆしさるがく】の流れを引く伊勢三座のうちの和谷【わや】座の能が、十六世紀末一色に移ったものとされる。能自体元禄以降喜多流変わり狂言和泉流となり中央との顕著な差異認められなくなっているが、式楽として重んじられている「翁」に、中央の五流にはみられない特殊な様式伝えている。そのうち最も大きな特徴は、「神楽」(シンガク)という固有の様式である。
 通常能の翁舞は、「千歳せんざい】」・「翁【おきな】」・「三番叟さんばそう】」で構成されるが、一色の翁舞では、「千歳」の代わりに神楽」(シンガク)と称する。その衣装仕度は、鳥甲とりかぶと】・直面ひためん】・単狩衣【ひとえかりぎぬ】・白大口【しろおおぐち】、右手三〇センチほどの【ばち】、左手に玉の大きい鈴を持つ舞であり、囃子も謡もない、というように通常の千歳とは大きく異な内容をもっている。
 そのほか「翁」と「三番叟」の演出でも一般の能とは異なところをもち、総じて古い形式伝えているのではないか考えられ能楽大成に至る変遷過程を知る上で重要である。
民俗芸能のほかの用語一覧
延年・おこない:  蕨岡延年  長滝の延年  高寺八講
渡来芸・舞台芸:  一色の翁舞  下長磯の式三番  与論の十五夜踊  久田見の糸切りからくり



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