一般均衡とは? わかりやすく解説

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一般均衡

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 04:15 UTC 版)

一般均衡(いっぱんきんこう,: general equilibrium)とは、ミクロ経済学、特に価格理論のアプローチの一つである。主として1つの市場における価格と需給量の決定をあつかう「部分均衡分析」に対し、多くの財をふくむ市場全体における価格と需給量の同時決定を扱う理論を「一般均衡分析」と呼ぶ(ただし、部分均衡は注目する財以外をまとめて一つの財として捉え、明示的ではないがその均衡を考えていることになるため、一般均衡分析でもある)。


  1. ^ 中野剛志『富国と強兵』東洋経済新報社、2016年、pp.74-76
  2. ^ チャールズ・グッドハート、ディミトリス・トゥソモコス「マクロ経済学におけるデフォルトの役割」『金融研究』2011年10月、日本銀行金融研究所


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一般均衡

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/11/09 20:09 UTC 版)

角谷の不動点定理」の記事における「一般均衡」の解説

「一般均衡」も参照 経済学における一般均衡の理論において、角谷の定理は、すべての市場における需要と供給同時に等しものとする価格集合存在を示すために用いられるそのような価格存在は、少なくともレオン・ワルラス時代にはすでに経済学における未解決問題として知られていた。その最初の証明は、ライオネル・マッケンジー英語版)によって与えられた。 この場合、S は商品価格タプル集合である。φ(x) は、価格タプル x が至る所需要と供給等しいものとしない限り、その引数とは異な結果もたらす函数として選ばれる。ここでは、このような性質持ちながら、同時に角谷の定理条件を満たす φ を構成することを目指す。これが達成されれば、定理より φ は不動点を持つこととなる。この構成方法より、そのような不動点需要と供給至る所等しものとする価格タプル対応する

※この「一般均衡」の解説は、「角谷の不動点定理」の解説の一部です。
「一般均衡」を含む「角谷の不動点定理」の記事については、「角谷の不動点定理」の概要を参照ください。

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