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ヴィーデマン=フランツ則

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2009/12/24 20:41 UTC 版)

(ウィーデマン・フランツ則 から転送)

ヴィーデマン=フランツ則(ヴィーデマン=フランツそく、: Wiedemann-Franz law)は物理学法則で、金属熱伝導率Kと、電気伝導率σの比が温度に比例することを示したものである[1]

すなわち金属の熱伝導率Kと電気伝導率σの比は温度Tに対して、

\frac{K}{\sigma}=LT

である。ここで比例定数Lローレンツ数とよばれる定数で、理論的には

L = \frac{K}{\sigma T} = \frac{\pi^2}{3}\left(\frac{k_\text{B}}{e}\right)^2=2.44\times 10^{-8}\,\mathrm{W\,\Omega\,K^{-2}}

に等しい。ここでkBボルツマン定数e電気素量である。

この経験則は、1853年に金属が異なっても温度が同じであればK / σの値がほぼ同じであると報告したグスタフ・ヴィーデマンとルドルフ・フランツから名づけられた[2]K / σが温度に比例することは1872年にルードヴィヒ・ローレンツが発見した。

金属の場合、熱伝導と電気伝導の両方の大部分を自由電子が担うので、この関係が成り立っている。


  1. ^ Jones, William; March, Norman H. (1985年). Theoretical Solid State Physics. Courier Dover Publications. ISBN 0486650162. 
  2. ^ Franz, R., Wiedemann, G. (1853). “Ueber die Wärme-Leitungsfähigkeit der Metalle”. Annalen der Physik 165 (8): 497–531. DOI: 10.1002/andp.18531650802.
  3. ^ Kittel,C. 2005. Introduction to Solid State Physics. John Wiley and Sons
  4. ^ Rosenberg, H. 2004. The Solid State. Oxford University Press


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