ヴィトルト・ルトスワフスキとは? わかりやすく解説

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ヴィトルト・ルトスワフスキ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/29 19:20 UTC 版)

ヴィトルト・ロマン・ルトスワフスキポーランド語: Witold Roman Lutosławski [ˈvitɔlt lutɔsˈwafskʲi], 1913年1月25日 - 1994年2月7日)は、ポーランド作曲家ピアニスト[1][2]ヴィトルド・ルトスワフスキとも呼ばれ、ポーランド楽派の黎明期に活躍した。


  1. ^ Lutosławski’s ‘didlumdi, didlumdaj’”. onpolishmusic.com. 2019年4月2日閲覧。
  2. ^ Witold Lutosławski on himself in 1993”. greatcomposers.nifc.pl. 2019年4月2日閲覧。
  3. ^ Lutosławski, 'Akcja', and the Poetics of Musical Plot”. www.jstor.org. 2019年4月2日閲覧。


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ヴィトルト・ルトスワフスキ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/03 14:55 UTC 版)

ポーランドの現代音楽」の記事における「ヴィトルト・ルトスワフスキ」の解説

スターリン批判率先して行った最初ポーランド作曲家がヴィトルト・ルトスワフスキである。彼の葬送音楽」(1954-1958年)は西側前衛音楽への興味最初に現れ、また公的に発表許され最初期作品である。ルトスワフスキは既に第二次世界大戦前から創作活動行い2台ピアノのための「パガニーニの主題による変奏曲」(1941年完成時には新古典主義的な独自の書法完成させていた。この作品アンジェイ・パヌフニク作曲者自身ピアノ披露されている。彼はジョン・ケージの「ピアノオーケストラのためのコンサート」(1958年)を聞き作曲観が180度回転するほどの大ショックを受け、新し個人様式への渇望感じようになったという。 彼の個人様式を語る上で欠かせないのが「ad lib.動律」である。作品五線譜上に通常の定量記譜法書かれるが、「パート同士の縦の線を合わす要はない」とされ、指揮者入り瞬間のみを提示し柔軟性富んだテクスチュア展開される。この時期の「ヴェネチア遊び」、「オーケストラの書」、「チェロ協奏曲」などにこの作風強く現れている。しかし、1970年代以降ルトスワフスキセミクラシック的な作風濃くしてゆく。 また戦後ポーランド作曲家ホープとされたのはアルトゥール・マラフスキとグラジナ・バツェヴィチであったが、マラフスキが1957年早逝し、バツェーヴィチがその位置に立つ形となる。彼女の作風は、前衛イディオム新古典主義への注釈として用いられている。 ポーランド楽派を語る上で欠かせない音楽史上の契機ヤニス・クセナキスデビュー1954年)である。オーケストラ駆使して生まれ激しグリッサンド運動トーン・クラスター暴力性数学理論援用した彼は、一躍時代の寵児となった賛否両論渦巻く中、この音響美を積極的に取り入れた作曲家が、次々とポーランドから現れる

※この「ヴィトルト・ルトスワフスキ」の解説は、「ポーランドの現代音楽」の解説の一部です。
「ヴィトルト・ルトスワフスキ」を含む「ポーランドの現代音楽」の記事については、「ポーランドの現代音楽」の概要を参照ください。

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