ヴァギナ
英語:vagina
ヴァギナとは、「膣(ちつ)」を意味する英単語のvaginaをカタカナで表した語。
アルファベットの「v」の音を再現する慣用的な表記として「ヴァギナ」が用いられるが、日本語では「ヴァ」と「バ」の音の区別がほぼされないため「バギナ」、また「ワギナ」と表記される場合もある。英語の発音はやや異なり、あえてカタカナを用いて表記するならば「ヴァジャイナ」となる。日本語においては、膣という語のほうがより一般的に使われているといえる。なお、ヴァギナの語源は、ラテン語で「鞘(さや)」を意味するvāgīnaである。
ヴァギナは、人間では女性、動物では雌が持つ生殖器で、子宮と開口部をつなぐ細い管状の器官である。人間において、主にヴァギナは膣などの性器からの分泌物や月経血を体外に排出するための通り道、男性器の受け入れ、出産時に胎児の通り道となる産道としての役割を果たす。
人間のヴァギナは酸性に保たれているが、酸性度は個人により差がある。ヴァギナが酸性のままであると、アルカリ性である精子は死滅してしまい、子孫を残すには問題が生じるが、性行為により絶頂を感じると子宮の入り口である子宮頸管(しきゅうけいかん)から強アルカリ性の液体が分泌され、膣内をアルカリ性に傾けて精子を生き残りやすくするとされている。
膣
(ワギナ から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/15 09:57 UTC 版)
膣 または腟(ちつ、英: vagina、独: Vagina)とは、動物における雌性の生殖器のうち、体内にあって体外の開口部に連なる末端部の名称である。この項目では便宜上、雌・女性という語を使用し、性別に言及する。
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- ^ 小川鼎三『医学用語の起こり』(東京書籍、1990年)ISBN 978-4487722181
- ^ 徳島大学吉田秀夫のホームページ
- ^ 96「腟と膣」を参照
- ^ 1947年(昭和22年)初版
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