ワイン(わいん)
ブドウを原料としてつくった醸造酒。ブドウの果皮にはワイン酵母が付着しており、ブドウをつぶすと同時に発酵が初まって自然にワインとなるため、人類がブドウを貯える容器を発明したときにワインも生まれたと推定され、古代バビロニアのハンムラビ法典には、すでにワインの売買についての記述がみえる。ワインには赤、白、ピンク(ロゼ)の三種がある。赤はブドウの梗(へた)をとり、果粒をつぶし、果皮とともに発酵させ、果皮の色素をワインに溶出させて搾ったもの。白は発酵前に果粒を圧搾して果皮を除き果汁のみを発酵させる。ロゼは発酵により適度な色がついたところで醪を搾って果皮を分離し、さらに発酵させたもの。ただし、ロゼには赤と白をブレンドしたものもある。中世の錬金術師たちはワインを蒸留して「生命の水(おー・ど・びい)」すなわち、ブランデーをつくった。
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