ローツァンパとは? わかりやすく解説

ローツァンパ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/12/18 22:06 UTC 版)

ローツァンパ (ネパール語: ल्होत्साम्पा; チベット文字ལྷོ་མཚམས་པ་ワイリー方式lho-mtshams-pa) はネパール系英語版ブータン人を指し、異なる多数の民族からなる。 ブータン南部の出身であることから、ローツァンパは口語で南部人を意味する。 2007年以降、ブータン難民となっていた大半のローツァンパは、アメリカ合衆国カナダオーストラリアイギリスおよび他の欧州各国へと、第三国定住をした。現在では、ネパール国内のローツァンパの人口は、再定住先の米国などと比較すると、極めて少ない[7]


  1. ^ a b c d e f g h i j Worden, Robert L.; Savada, Andrea Matles (ed.) (1991). “Chapter 6: Bhutan - Ethnic Groups”. Nepal and Bhutan: Country Studies (3rd ed.). Federal Research Division, United States Library of Congress. pp. 424. ISBN 0-8444-0777-1. http://lcweb2.loc.gov/frd/cs/bttoc.html 2010年10月2日閲覧。. 
  2. ^ Population of Lhotshampas in Bhutan”. UNHCR (2004年). 2012年10月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年3月23日閲覧。
  3. ^ Adelman, Howard (2008). Protracted Displacement in Asia: No Place to Call Home. Ashgate Publishing. ISBN 0-7546-7238-7. https://books.google.com/books?id=oyzfkz1gcVsC. 
  4. ^ Frelick, Bill (2008年2月1日). “Bhutan's Ethnic Cleansing”. New Statesman, Human Rights Watch. 2010年10月3日閲覧。
  5. ^ Mishra, Vidhyapati (2013年6月28日). “Bhutan Is No Shangri-La”. 2014年9月2日閲覧。
  6. ^ a b Repucci, Sarah; Walker, Christopher (2005). Countries at the Crossroads: A Survey of Democratic Governance. Rowman & Littlefield. pp. 92. ISBN 0-7425-4972-0. 
  7. ^ Aris, Michael (1979). Bhutan: The Early History of a Himalayan Kingdom. Aris & Phillips. pp. 344. ISBN 978-0-85668-199-8. 
  8. ^ a b c d e f g Background Note: Bhutan”. U.S. Department of State (2010年2月2日). 2010年10月2日閲覧。
  9. ^ a b c d Timeline: Bhutan”. BBC News online (2010年5月5日). 2010年10月1日閲覧。
  10. ^ Country profile – Bhutan: a land frozen in time”. BBC News online (1998年2月9日). 2010年10月1日閲覧。
  11. ^ Bhutan country profile”. BBC News online (2010年5月5日). 2010年10月1日閲覧。
  12. ^ Bhutan (10/08)”. 2016年3月14日閲覧。
  13. ^ Shifting Cultivation in Bhutan: A Gradual Approach to Modifying Land Use Patterns”. 2017年6月13日閲覧。


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ローツァンパ

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ブータンの国民」の記事における「ローツァンパ」の解説

ローツァンパ(Lhotshampa)は、主に南部低地地帯タライ平原)に居住するネパール系の住民を指す。「ロ(lho)」とはゾンカ語で「南」を意味する英語ではsouthernersと表記されることもある。彼らの自称は「ネパリ」(ネパール人の意)で、英語表現ではBhutanese Nepalis(bhutani nepaliharu)が好まれる古くは「ネパリ」若しくは南部ブータン人」という呼称が公式にも使用されたが、1980年代からローツァンパという呼称置き換えられるようになった。彼らはインドアーリア系ネパール語話しヒンドゥー教信仰している(イスラム教信仰する者もいる)。 彼らはもともとブータン土着の住民ではなく19世紀末以降ネパールインドダージリンなどから移住してきた人々である。その歴史は、19世紀イギリス支配下の茶園プランテーション労働力として、アッサムダージリン周辺移住奨励されところに遡ることができる。従って、ニューカマーという印象強くネパール伝統文化固持する生活スタイルなどから、チベット系住民から偏見の目で見られ不当な扱いを受けることも多い。

※この「ローツァンパ」の解説は、「ブータンの国民」の解説の一部です。
「ローツァンパ」を含む「ブータンの国民」の記事については、「ブータンの国民」の概要を参照ください。

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