ローダブル・カーネル・モジュールとは? わかりやすく解説

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ローダブル・カーネル・モジュール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/12 08:27 UTC 版)

ローダブル・カーネル・モジュール: loadable kernel module, LKM)は、オペレーティングシステム (OS) の動作中のカーネルを拡張するコードを含むオブジェクトファイル。現行Unix系システムの多くやMicrosoft Windowsはローダブル・カーネル・モジュールをサポートしているが、呼称はそれぞれ異なる。例えばmacOSでは"kernel extension" ("kext") と呼ぶ。他にもカーネル・ローダブル・モジュール (KLM) やカーネルモジュール (KMOD) とも呼ばれる。LKMは一般にCPUM/Bなど新しいハードウェアファイルシステムのサポート、通信プロトコルシステムコールを追加するために利用される。LKMの提供する機能が不要になれば、アンロードしメモリを解放することができる。


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