ロボット・アームとは? わかりやすく解説

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ロボットアーム

作業を行うための機械装置のうち、腕に比せられるもの。複数関節を持つ、比較精密な作業が可能、などの性質備えているものが多い。

ロボット‐アーム【robot arm】

読み方:ろぼっとあーむ

人間の手代わりに、つかむ・放す・運ぶなどの作業をする機械の腕。コンピューター組み込んだ自動制御式のもの、離れた場所から人間操作するものなどがある。産業用医療用研究・教育用、宇宙船船外作業用などに実用化されている。マニピュレーター


ロボットアーム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/23 00:12 UTC 版)

ロボットアームは人間のに似た働きをするメカニカルアームの一種であり、通常はプログラミング可能である。ロボットアームが機械装置全体ということもあればもっと複雑なロボットの一部ということもある。(多関節ロボットのような)回転動作や橋渡しのための(直線的な)動作をするようにそういったマニピュレーターの接続部はジョイントでつながれている。[1][2]連鎖機構を形作っているとマニピュレーターの接続部は見なせる。マニピュレーターの連鎖機構の終端部は効果器といわれ、人のに似ている。


  1. ^ OSHA Technical Manual”. 2007年9月23日閲覧。
  2. ^ Paper on Space Robotics”. p. 9. 2017年11月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2007年4月9日閲覧。
  3. ^ Robot Arm and Computer Vision”. 2016年7月29日閲覧。
  4. ^ MeArm Open Source Robot Arm (source files)”. 2016年6月21日閲覧。
  5. ^ Staff (Sandia National Labs) (2012-08-16), “Life-like, cost-effective robotic hand can disable IEDs”, R&D Magazine, http://www.rdmag.com/News/2012/08/Manufacturing-Life-Like-Cost-Effective-Robotic-Hand-Can-Disable-IEDs/ 2012年9月13日閲覧。 
  6. ^ R. Gillett; A. Kerr; C. Sallaberger; D. Maharaj; E. Martin; R. Richards; A. Ulitsky (2004-05). A hybrid range imaging system solution for in-flight space shuttle inspection. IEEE. ISBN 0-7803-8253-6. ISSN 0840-7789. 
  7. ^ Curiosity Rover - Arm and Hand”. JPL. NASA. 2012年8月21日閲覧。
  8. ^ Jandura, Louise. “Mars Science Laboratory Sample Acquisition, Sample Processing and Handling: Subsystem Design and Test Challenges” (PDF). JPL. NASA. 2012年8月21日閲覧。
  9. ^ “Curiosity Stretches its Arm”. JPL (NASA). (2012年8月21日). http://marsprogram.jpl.nasa.gov/msl/news/whatsnew/index.cfm?FuseAction=ShowNews&NewsID=1317 2012年8月21日閲覧。 
  10. ^ Mars Science Laboratory Robotic Arm” (PDF). 15th European Space Mechanisms and Tribology Symposium 2011 (2011年). 2012年8月21日閲覧。
  11. ^ Carvalho, Matheus C.; Eyre, Bradley D. (2013-12-01). “A low cost, easy to build, portable, and universal autosampler for liquids”. Methods in Oceanography 8: 23–32. doi:10.1016/j.mio.2014.06.001. http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2211122014000255. 
  12. ^ McMorran, Darren; Chung, Dwayne Chung Kim; Li, Jonathan; Muradoglu, Murat; Liew, Oi Wah; Ng, Tuck Wah (2016-02-16). “Adapting a Low-Cost Selective Compliant Articulated Robotic Arm for Spillage Avoidance” (英語). Journal of Laboratory Automation: 2211068216630742. doi:10.1177/2211068216630742. ISSN 2211-0682. PMID 26882923. http://jla.sagepub.com/content/early/2016/02/13/2211068216630742. 


「ロボットアーム」の続きの解説一覧

ロボット・アーム (RA)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/08 07:22 UTC 版)

フェニックス (探査機)」の記事における「ロボット・アーム (RA)」の解説

先端スコップのついた RA (Robotic Arm)、すなわち「ロボット・アーム」はフェニックス科学機器の中で鍵を握る装置といえる。4自由度をもつ腕を伸ばす先端着陸船から 2.35 m となる。さらにスコップ数時間かけて地面の下 50 cm まで掘削できる。スコップ極地地下のこの深さには拡がっていると想定されている氷の層に達したならば、先端にある鋭い爪とヤスリ砕きサンプル手に入れる。こうして回収され土壌あるいは氷のサンプル後述装置 TEGA や MECA による解析かけられる。 このロボット・アームはマーズ・サーベイヤー2001計画において JPLチーム設計製作したのである

※この「ロボット・アーム (RA)」の解説は、「フェニックス (探査機)」の解説の一部です。
「ロボット・アーム (RA)」を含む「フェニックス (探査機)」の記事については、「フェニックス (探査機)」の概要を参照ください。


ロボットアーム (JEM-RMS)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/27 04:28 UTC 版)

「きぼう」の記事における「ロボットアーム (JEM-RMS)」の解説

きぼうロボットアーム (JEM-Remote Manipulator System:JEM-RMS)は、実験船体保全作業支援使用するロボットアームである。全長10mの親アームと、親アーム先端取り付けて使用する2.2mの子アーム2つ船内のロボットアーム操作卓(RMSラックからなるアームそれぞれ6つ関節持ち人間の腕と同じよう動作が可能である。 親アーム船内実験室エアロック左上にあるロボットアーム取付け台に設置されており、親アームブーム(船内実験室側から順に1から3まである)、関節把持手であるエンドエフェクター(End Effector)、テレビカメラ雲台照明視覚装置)構成され、親アームブーム2(肘部)と3(手首部)にテレビカメラ雲台照明各々肘部視覚装置手首視覚装置)があり、カメラ超し映像を見ながら船外実験装置交換作業中心に使われる。子アームは、子アームエレクトロニクス、子アームブーム、関節把持手であるエンドエフェクター(ツール呼称)、テレビカメラ構成されている。親アームのエンドエフェクターで子アーム把持した上で船外実験プラットフォームにある軌道上交換ユニット(ORU)の交換など、精度の高い作業使われるため、アーム先端対象物合わせて自動アーム姿勢制御を行うコンプライアンス機能搭載されている。子アーム使わない時は、船外実験プラットフォーム上面の手前右に設けられている「子アーム保管装置Small fine arm Stowage Equipment:SSE)」に収められており、親アーム使わない時は、親アームブーム1を垂直に立てた上で親アームブーム2を斜め下に折り曲げた山折りの状態の保存姿勢待機している。親アームは、電力通信インターフェース付グラプルフィクスチャー(Power and Data Grapple Fixture:PDGF)と、軌道上取り外し可能型グラプルフィクスチャー(Flight Releasable Grapple Fixture:FRGF)の両方対応している。 子アームHTV初号機与圧部搭載して打ち上げられ、きぼう内で組み立てられた後、きぼうのエアロック使って船外実験プラットフォーム搬出され、子アーム保管装置収納された。子アーム扱えるものは、きぼう標準のツールフィクスチャーが取り付けられているものに限られ、ツールフィクスチャーには把持及びトルク供給機能があるI型と、把持及び電力供給信号授受機能があるII型2種類ある。 JEM-RMSは地上からも遠隔操作で動かすことができる。2012年HTV3号機からこの地上からの遠隔操作本格使用する予定であり、そのための試験2011年12月6日行われた以後、ロボットアームの操作は主に地上からの遠隔行われており、その分宇宙飛行士活動時間を他の作業割り当てることができるようになっている。 なお、きぼうロボットアームの開発にあたって1997年8月打ち上げられスペースシャトルSTS-85行われたマニピュレーター飛行実証試験Manipulator Flight Demonstration:MFD)のロボットアームや、1997年打ち上げられきく7号搭載されたロボットアームで培われた技術運用経験設計生かされており、日本3番目となる宇宙遠隔操作型ロボットアームシステムであり、か日本初実用宇宙ロボットである。 主要諸元アーム型式 - 親子6自由度アーム 自由度 - 6 長さ - 10m 質量 - 780kg 取扱量 - 最大7,000kg 位置決め精度 - 並進±50mm、回転±1先端速度 - 60mm/s(対象物:600kg以下)、30mm/s(対象物:3,000kg以下)、20mm/s(対象物:7,000kg以下) 最大先端力 - 30N以上 寿命 - 10年以上 子アーム型式 - 親子6自由度アーム 自由度 - 6 長さ - 2.2m 質量 - 190kg 取扱量 - 最大300kg 位置決め精度 - 並進±10mm、回転±1先端速度 - 50mm/s(対象物:80kg以下)、25mm/s(対象物:300kg以下) 最大先端力 - 30N以上 寿命 - 10年以上

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