レリーズフォーク遊び調整
レリーズフォークの遊びは、油圧式ではレリーズシリンダーのプッシュロッド長さで調整する。レリーズシリンダーのピストンをいっぱいに押し込んだ状態で、レリーズフォークがレリーズベアリングに接触するまでのストロークを一定値に保つように調整する。一般に遊びは2~3mm 程度に調整される。この遊びは、クラッチディスクのフェーシングが摩耗してきたときの余裕代であり、クラッチディスクが摩耗するとスプリングの自由長が伸び、支点の反対側にあるレリーズベアリングが押しもどされ、遊びがなくなってくる。遊びがなくなるとクラッチは常に半クラッチ状態となり、クラッチが滑って動力を伝達できなくなる。
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