ルーフドリップ
ルーフ左右両サイドの前端から後端まで通っているU字形チャンネルの雨溝である。以前はドリップがフロントピラー下端のフェンダーまで延び、雨水をフェンダー内の隠れた箇所に落としていた。ルーフキャリア装着時にブラケットを固定する受け台として有用であったが、フラットサーフェイス化のデザイン傾向から、乗用車ではほとんど採用されなくなった。1ボックス車のなかにはまだ残っているクルマもある。当初はフルドアの上部フランジの陰に隠し、断面を小さくして残っていたが、最近ではボディ側ウエザーストリップにチャンネル形状をつくり、雨どいの機能をもたせているものが増えた。貯水容量が少ないので、ドアを開けるとルーフの水を頭から浴びることがあり、注意が必要である。
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