ルーツブロア
一対のローターをハウジング内で互いに接触しないように同期回転させる方式の送風機。アメリカのジョーンズの考案を、1866年にルーツ兄弟が改良したもの。ローターの形状によりサイクロイド型、エンベロープ型、インボリュート型に大別され、羽根数は2~4枚のものが使われる。ルーツ送風機は歯車ポンプの一種であるが、歯数が少ないためローター軸端にタイミング歯車を設け、ローター同士が接触せず円滑に回転するようにする。ローター間およびローターとハウジングの間隙が少ないほど体積効率は向上するが、運転中の熱膨張やタイミング歯車のバックラッシュなどを考慮して、接触しないような値が設定される。
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