ルソーとは? わかりやすく解説

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ルソー【Théodore Rousseau】

読み方:るそー

1812〜1867]フランス画家バルビゾン派中心人物風景画における大気効果追求印象派先駆者とされる


ルソー【Henri Rousseau】

読み方:るそー

[1844〜1910]フランス画家。もと、税関吏として知られる。独特の幻想世界色彩豊かに描いた


ルソー【Jean-Jacques Rousseau】


ルソー(るそー)

ルソーは、フランス啓蒙思想家で『社会契約論』を書いた。これはロック社会契約をさらに発展させ、完成させたものだ。

ルソーは、「主権はもともと人民のものである」と主張した。これにもとづき人民主権直接民主制説いた

さらに、ルソーは「人民には、満足できない政府変更する権利がある」と述べた。これが、フランス革命理論的根拠になった

(2000.10.14更新


ルソー

名前 Rousseau; Rousseaux

ルソー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/08 03:25 UTC 版)

ルソー (Rousseau) は、フランス人の名字。一般的には哲学者のジャン=ジャック・ルソーを指す事が多い。




「ルソー」の続きの解説一覧

ルソー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/30 15:10 UTC 版)

本性」の記事における「ルソー」の解説

ルソーがフランス革命前書いた著作は、人は本来孤独で、政治学んだのだと述べて西洋革命大きな影響与えた。この重要な点は、人間本性固定されておらず、少なくとも以前思想家考えたほど大きく存在しているのではないと言うことである。人間は現在は政治的で、合理的で、言語持っているが、当初はそれらを持っていなかった。ルソーは人間本性否定しなかったが、それは不合理道徳意識とはかけ離れた本能的な情動としてのであった。これは1920世紀まで、特にカントヘーゲルマルクス大きな影響残した

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ルソー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/26 14:06 UTC 版)

自然状態」の記事における「ルソー」の解説

ルソーは、自然状態は、あくまでも著作論理構成する仮定であるとしている点でホッブズロックとは異なる。あらゆる道徳的関係(社会性)のない状態を仮定し理性持たず他者認識することのない自然人たちが、自由に存在している状態を論じた。そして、理性によって人々道徳的諸関係を結び、理性的文明的な諸集団所属することによって、その抑圧による不自由と不平等広がる社会態となる。(『人間不平等起源論』) 不平等な社会状態であるが、しかし自由を取り戻すために自然状態に戻ることはできない。そこで社会契約により一般意志利用した政治社会目指すことを志向する党派政治は自由を抑圧し不平等形成する(『人間不平等起源論』及び『社会契約論』を参照)と考えていたルソーは、全ての人間共有される一般意志個人意志とされる特殊意志総和である全体意志ではなく、そのそれぞれの特殊意志から相殺しあう過不足除去することで抽象される概念)を規定し政治家による党派政治許さず一般意志絶対服従する政治説いた直接民主制)。また、一般意志は、人々失われた自然状態第二自然として回復すべく社会状態へ入る際も、鍵の役割を果たす憲法制定権力である。(『社会契約論』)

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ルソー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/15 05:35 UTC 版)

啓蒙主義の歴史記述」の記事における「ルソー」の解説

ルソーは歴史をより実践的教訓的あるべきとし、しかも歴史家見地排して事実忠実に伝えるものであるべきと述べた。しかし一方で、彼は歴史事実に自ら臆説的と認め推理導入し、さらに理性信頼して先験的な法則性重視し歴史事実副次的に扱う傾向強く認められる。このことが彼の政治理論において歴史事実現在の問題深く結びつけられることとなり、逆説的に歴史事実尊重つながっている。

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ルソー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 10:50 UTC 版)

民主主義」の記事における「ルソー」の解説

18世紀ジャン=ジャック・ルソー著作人間不平等起源論』、『エミール (ルソー)』、『社会契約論』などで、人間生来自由であるが、社会秩序のために社会契約結んで国家成立したため、その政府人民一般意思に従う必要があるとした。一般意思とは「ただ共通の利益だけを考慮する」もので、特殊意思総和である全体意思とは異なり、「常に公明正大であり、公共的な功利向かっている」ものとした。主権一般意思行使であり、譲渡分割や、一般意思からの逸脱できない。ルソーは主権者である人民立法権行使し続けるべきと主張し代表者議員)という発想を、中世以来政治的堕落産物として批判したまた、すべての政体には特色欠点があるが、最低限執行権立法権分離が必要で、定期的集会より政府の形態執行者について投票決めるべきとした。ルソーの社会契約論ホッブスロックとは大幅に異なりギリシャポリス理想とし、社会契約による変革不可能な時は天才的立法者の独裁による一般意思強制的創出をも提唱しているが、代表制欺瞞指摘し直接民主主義理念提示した人間生まれながらにして自由であるが、しかしいたるところ鉄鎖つながれている。あるものは他人主人信じているが、事実は彼ら以上に奴隷である。国家的秩序神聖な権利で、他のあらゆる権利基礎をなしている。それにもかかわらず、この権利は自然から由来するものでなく、したがっていくつかの合意にもとづくものである。(中略最強であっても自己の力を権利に、彼に対す服従義務変えなかったならば、いつでも支配者いられるほど強力なわけではない。(中略自己保存のためには、力を集合して力の総和つくって障害抵抗克服できるようにし、ただ一つ原動力でこれらの力を動かしそろって作用させるよりほか方法はない。 — ジャン=ジャック・ルソー社会契約論第1編イギリス人は)自らが自由だ思っているが、それは大間違いだ。彼らが自由なのは、議員選挙する間だけのことで、議員選ばれるや否や、彼らは奴隷となる。(中略主権譲り渡すことができないと同じ理由で、主権代表されることはできない。それは本質的に一般意思存する。そして意思代表されない。意思自分のものか、あるいは他人のものである。その中間はない。それゆえに、人民代議士一般意思代表しているものでもないし、代表することもできない。彼らはその用達人でしかない。彼らは決定的に何ものも決めることはできない人民誰も批准しなかった一切法律無効である。それは法律ではない。 — ジャン=ジャック・ルソー

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