ラセミ化合物とは? わかりやすく解説

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ラセミ‐かごうぶつ〔‐クワガフブツ〕【ラセミ化合物】

読み方:らせみかごうぶつ

化学構造鏡像の関係にある一対光学異性体が、水素結合または分子間力によって分子相互会合したもの。旋光性示さず、単にラセミ体という場合がある。→ラセミ混合物


ラセミ体

(ラセミ化合物 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/03 02:38 UTC 版)

ラセミ体(ラセミたい、: racemate)とは、立体化学の用語で、キラル化合物の2種類の鏡像異性体(エナンチオマー)が等量存在することにより旋光性を示さなくなった状態の化合物のこと。日本語の「ラセミ体」は、ラセミ混合物(racemic mixture)を表す場合と、ラセミ化合物(racemic compound)を表す場合とがある。


  1. ^ Otto Wallach, Liebigs Ann. Chem. 1895, 286, 90-143.
  2. ^ Carolyn Pratt Brock, W. Bernd Schweizer, Jack D. Dunitd, J. Am. Chem. Soc. 1991, 113, 9811-9820.


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