ユーロ‐けん【ユーロ圏】
ユーロ圏
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/28 13:55 UTC 版)
ユーロ圏(ユーロけん、英語: eurozone, またはeuro area)は、ユーロ (€) を共通通貨とし、唯一の法定通貨としている欧州連合(EU)加盟27か国のうち、20か国の通貨同盟である。ユーロ圏の通貨当局はユーロシステムである。EUの他の7か国は自国通貨を使用し続けているが、そのほとんどは将来ユーロを採用する義務がある。
- ^ “French island of Reunion is first to use new cash”. The Irish Times. (2001年12月31日) 2020年4月10日閲覧。
- ^ ユーロ導入に向けて大きく前進したクロアチア ~ただし中東欧コア国への波及効果は見込めず
- ^ クロアチアのユーロ導入準備に向けた見通しが明らかに
- ^ a b “クロアチアとブルガリア、ERM2に加盟-ユーロ導入の準備過程入り”. Bloomberg.com. 2020年9月1日閲覧。
- ^ “クロアチア、ユーロ導入23年から可能 欧州委が評価(写真=ロイター)”. 日本経済新聞 (2022年6月2日). 2022年6月6日閲覧。
- ^ “Agreements on monetary relations (Monaco, San Marino, the Vatican and Andorra)” (英語). EUROPA. 2010年4月1日閲覧。
- ^ “Euro central and compulsory intervention rates for Bulgarian lev and Croatian kuna in ERM II”. ECB. 2020年7月26日閲覧。
- ^ 「ブルガリア、25年にもユーロ導入の可能性=EU上級副委員長」『Reuters』、2023年2月24日。2023年2月28日閲覧。
- ^ Dagbladet Børsen Meningsmålinger Archived 2007年12月3日, at the Wayback Machine. 2007年4月7日 (デンマーク語、PDF形式)
- ^ Stratton, Allegra (2007年11月22日). “Danes to hold referendum on relationship with EU” (英語). guardian.co.uk. 2009年4月4日閲覧。
- ^ България започва тестове за въвеждане на еврото преди лятото money.bg 2007年1月26日 (ブルガリア語)
- ^ Koinova, Elena (2007年11月30日). “Bulgaria's budget of reform” (英語). Sofia Echo. 2009年4月4日閲覧。
- ^ a b ECB: Introductory statement with Q&A 欧州中央銀行 2007年6月6日 (英語)
- ^ ユーロ圏財務相、ブルガリアの銀行同盟加盟申請を承認 ユーロ加盟の第一歩
- ^ Hungary's euro adoption hinges on economy overhaul Budapest Business Journal 2007年3月23日 (英語)
- ^ The World Factbook - Hungary アメリカ中央情報局 (英語)
- ^ Guvernul a aprobat Programul de convergenţă ルーマニア政府プレスリリース 2007年1月24日 (ルーマニア語)
- ^ “Romania aims to join eurozone in 2024 - PM” (英語). seenews.com. 2020年12月19日閲覧。
- ^ EMU-/eurosympatier 1997-2007 スウェーデン統計庁 2007年6月19日(スウェーデン語)
- ^ Eurobarometer 60.1 欧州委員会 2004年2月19日(スウェーデン語)
- ^ Eurobarometer 66 欧州委員会 2006年12月22日(スウェーデン語)
- ^ Mats Hallgren Nuder känner sig utanför efter Sveriges EMU-nej Svenska Dagbladet 2005年7月15日(スウェーデン語)
- ^ Joachim Kerpner Allt fler säger NEJ! Aftonbladet Nya Medier 2004年9月12日(スウェーデン語)
- ^ STT Ruotsin yrittäjät haluavat mukaan euroon Talentum.com 2007年7月10日(フィンランド語)
- ^ a b c IMF admits disastrous love affair with the euro and apologises for the immolation of Greece A. Evans-Pritchard, The Daily Telegraph, 29 Jul 2016
- ^ a b J. Tobin, Policy Opinions, 31, (2001)
- ^ a b c How a Currency Intended to Unite Europe Wound Up Dividing It P.S. Goodman, The New York Times, 27 Jul 2016
- ^ La réunion secrète du 11 juin 1965 au département d’état américain sur l’union monétaire européenne
- 1 ユーロ圏とは
- 2 ユーロ圏の概要
- 3 対ユーロ固定通貨の非加盟国
- 4 脚注
ユーロ圏
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 15:38 UTC 版)
ユーロ圏とは、欧州連合の経済通貨統合における第3段階であるところのユーロ通貨同盟を導入している欧州連合加盟国を意味する。一部の欧州連合に加盟していない国は経済通貨同盟に加わっていないにもかかわらず、ユーロを通貨として採用している。そのため欧州連合に加盟する19か国と6つの欧州連合非加盟国のあわせて25の国と地域がユーロを通貨として使用している。 ユーロ圏が誕生したのは、制度上では1999年1月1日のことである。しかしながら硬貨や紙幣が使用されるようになったのは2002年1月1日のことであった。 1999年のユーロ圏発足当初の加盟国は、オーストリア、ベルギー、フィンランド、フランス、ドイツ、アイルランド、イタリア、ルクセンブルク、オランダ、ポルトガル、スペインであった。その後、2001年1月1日にギリシャが、2007年1月1日にスロベニアが、2008年1月1日にキプロスとマルタが、2009年1月1日にスロバキアが、2011年1月1日にエストニアが、2014年1月1日にラトビアが、2015年1月1日にリトアニアがそれぞれ通貨をユーロに移行させた。 欧州連合に加盟していないモナコ、サンマリノ、バチカンは欧州連合との間で取り決めを交わし、ユーロを通貨として採用しており、また独自のデザインを持つユーロ硬貨の鋳造も認められている。アンドラ、モンテネグロ、コソボはユーロの誕生のときから通貨として使用している。
※この「ユーロ圏」の解説は、「欧州統合」の解説の一部です。
「ユーロ圏」を含む「欧州統合」の記事については、「欧州統合」の概要を参照ください。
ユーロ圏
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/23 04:05 UTC 版)
ユーロ圏においては、ユーロ硬貨は借金返済などに対し全面的に受け入れられるべきとして、法貨としての制限はないとされるが、何人も1回の支払いについて50枚を上回る貨幣の受領を強制されることはないとされている。
※この「ユーロ圏」の解説は、「補助貨幣」の解説の一部です。
「ユーロ圏」を含む「補助貨幣」の記事については、「補助貨幣」の概要を参照ください。
ユーロ圏
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/20 02:10 UTC 版)
「欧州連合の経済通貨統合」も参照 現在最も大きい経済通貨同盟はユーロ圏である。単一通貨であるユーロは銀行間取引など非現金取引を対象に、1999年1月1日から導入された。2002年1月1日からユーロ圏に参加する国において、ユーロ貨幣の流通が開始された。ユーロ圏はユーロを導入することで欧州連合 (EU) の経済通貨統合の第3段階目を完了させたEU加盟国で構成されるもので、EU非加盟国でユーロを導入している国もあるが、このような国は含まれない。なお、欧州の経済通貨同盟は次のような3段階を経て実現した。 第1段階(1990年7月-93年12月):域内市場統合の促進。域内資本移動の自由化、人、物、サービスの移動の自由化、中央銀行総裁会議の機能強化など。マーストリヒト条約により加盟国の経済的収斂基準の設定。 第2段階(1994年1月-98年12月):欧州中央銀行(ECB)の前身である欧州通貨機関(EMI)の設立。加盟各国の財政赤字を抑制するルールの整備。1998年6月に欧州通貨機関に替わって欧州中央銀行が発足。 第3段階(1999年1月-):経済通貨統合の完成。単一通貨ユーロと参加国通貨の換算レートが固定され、ユーロが単一通貨導入国の通貨に替わる形で導入される。国際金融のトリレンマにより、ユーロ導入国に対しては欧州中央銀行が統一金融政策、単一通貨政策を担うようになる。 2015年現在、ユーロ圏に関しては、次の国々が経済通貨同盟の第3段階(単一通貨を採用)にある。 1999年:ドイツ、フランス、イタリア、ベルギー、オランダ、ルクセンブルク、アイルランド、スペイン、ポルトガル、オーストリア、フィンランドで銀行間取引など非現金取引を対象にユーロ導入。 2001年:ギリシャの第3段階への移行。 2002年:ユーロ貨幣の流通。 2007年:スロヴェニアの第3段階への移行。 2008年:マルタ、キプロスの第3段階への移行。 2009年:スロヴァキアの第3段階への移行。 2011年:エストニアの第3段階への移行。 2014年:ラトビアの第3段階への移行。 2015年:リトアニアの第3段階への移行。 計19ヵ国。
※この「ユーロ圏」の解説は、「経済通貨同盟」の解説の一部です。
「ユーロ圏」を含む「経済通貨同盟」の記事については、「経済通貨同盟」の概要を参照ください。
ユーロ圏
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 00:15 UTC 版)
1998年5月3日に開かれた欧州理事会の会合において、各国首脳は1999年1月1日に収斂基準を満たした11か国で経済通貨統合を第3段階へ移行することを決定した。 2000年6月19日、欧州理事会は「ギリシャは高い水準で持続的な収斂性を有しており、ユーロの導入に必要な状況になった」という理解に達した。その後の経済・金融理事会において、2001年1月1日にギリシャでユーロを導入することが承認された。 スロベニアは2006年3月8日に、2004年の第5次拡大の際に欧州連合へ加盟した国としては初めて、2007年1月1日のユーロ導入を正式に求めた。2006年5月16日、欧州委員会はスロベニアのユーロ圏入りを提案し、翌月7月11日には経済・金融理事会において、スロベニアの2007年1月1日のユーロ導入を全会一致で承認した。このとき、1 EUR = 239.640 SITという交換比率が定められた。 2007年7月10日に欧州連合加盟国の財務相は、キプロスとマルタのユーロ圏入りを承認した。さらに2009年1月1日には旧東側諸国としては初めてスロバキアが、2011年1月1日には旧ソ連圏としては初めてエストニアがユーロ導入を果たしたことで、ユーロを導入した欧州連合加盟国数は17となった。2014年1月1日よりラトビアが、2015年1月1日にリトアニアにユーロを導入。旧ソ連圏では3国目となる。
※この「ユーロ圏」の解説は、「ユーロ」の解説の一部です。
「ユーロ圏」を含む「ユーロ」の記事については、「ユーロ」の概要を参照ください。
「ユーロ圏」の例文・使い方・用例・文例
「ユーロ圏」に関係したコラム
-
FX(外国為替証拠金取引)の資源国通貨とは、鉱物や農産物などの輸出により経済基盤を支えている国の通貨のことです。主な資源国通貨には、オーストラリアドル、ニュージーランドドル、カナダドル、ノルウェークロ...
- ユーロ圏のページへのリンク