ユーロ圏とは? わかりやすく解説

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ユーロ圏

読み方:ユーロけん

欧州諸国のうち、通貨ユーロ用い経済圏共有している国々総称し呼び名。および、それらの国々によって構成される経済圏のこと。

ユーロ‐けん【ユーロ圏】

読み方:ゆーろけん

EU欧州連合)のうち、単一通貨ユーロ使用する国。

[補説] 1999年にアイルランド・イタリア・オーストリア・オランダ・スペイン・ドイツ・フィンランド・フランス・ベルギー・ポルトガル・ルクセンブルクの11か国で発足2001年ギリシャ2007年スロベニア2008年キプロス・マルタ、2009年スロバキア2011年エストニア2014年ラトビア2015年リトアニア加入


ユーロ圏

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/28 13:55 UTC 版)

ユーロ圏(ユーロけん、英語: eurozone, またはeuro area)は、ユーロ (€) を共通通貨とし、唯一の法定通貨としている欧州連合(EU)加盟27か国のうち、20か国の通貨同盟である。ユーロ圏の通貨当局はユーロシステムである。EUの他の7か国は自国通貨を使用し続けているが、そのほとんどは将来ユーロを採用する義務がある。


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ユーロ圏

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 15:38 UTC 版)

欧州統合」の記事における「ユーロ圏」の解説

ユーロ圏とは、欧州連合の経済通貨統合における第3段階であるところのユーロ通貨同盟導入している欧州連合加盟国意味する一部欧州連合加盟していない国は経済通貨同盟加わっていないにもかかわらずユーロ通貨として採用している。そのため欧州連合加盟する19か国と6つ欧州連合非加盟国あわせて25国と地域ユーロ通貨として使用している。 ユーロ圏が誕生したのは、制度上で1999年1月1日のことである。しかしながら硬貨紙幣使用されるようになったのは2002年1月1日のことであった1999年のユーロ圏発足当初加盟国は、オーストリアベルギーフィンランドフランスドイツアイルランドイタリアルクセンブルクオランダポルトガルスペインであったその後2001年1月1日ギリシャが、2007年1月1日スロベニアが、2008年1月1日キプロスマルタが、2009年1月1日スロバキアが、2011年1月1日エストニアが、2014年1月1日ラトビアが、2015年1月1日リトアニアそれぞれ通貨ユーロ移行させた。 欧州連合加盟していないモナコサンマリノバチカン欧州連合との間で取り決め交わしユーロ通貨として採用しており、また独自のデザインを持つユーロ硬貨鋳造認められている。アンドラモンテネグロコソボユーロ誕生のときから通貨として使用している。

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ユーロ圏

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/23 04:05 UTC 版)

補助貨幣」の記事における「ユーロ圏」の解説

ユーロ圏においてはユーロ硬貨借金返済などに対し全面的に受け入れられるきとして法貨としての制限はないとされるが、何人も1回支払いについて50上回る貨幣受領強制されることはないとされている。

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ユーロ圏

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/20 02:10 UTC 版)

経済通貨同盟」の記事における「ユーロ圏」の解説

欧州連合の経済通貨統合」も参照 現在最も大き経済通貨同盟はユーロ圏である。単一通貨であるユーロ銀行間取引など非現金取引対象に、1999年1月1日から導入された。2002年1月1日からユーロ圏に参加する国において、ユーロ貨幣流通開始された。ユーロ圏はユーロ導入することで欧州連合 (EU) の経済通貨統合第3段階目を完了させたEU加盟国構成されるもので、EU非加盟国ユーロ導入している国もあるが、このような国は含まれない。なお、欧州経済通貨同盟次のような3段階を経て実現した第1段階(1990年7月-93年12月):域内市場統合促進域内資本移動自由化、人、物、サービス移動の自由化、中央銀行総裁会議機能強化など。マーストリヒト条約により加盟国経済的収斂基準設定第2段階(1994年1月-98年12月):欧州中央銀行ECB)の前身である欧州通貨機関EMI)の設立加盟各国財政赤字抑制するルールの整備1998年6月欧州通貨機関替わって欧州中央銀行発足第3段階(1999年1月-):経済通貨統合完成単一通貨ユーロ参加国通貨換算レート固定されユーロ単一通貨導入国通貨替わる形で導入される国際金融のトリレンマにより、ユーロ導入国に対して欧州中央銀行統一金融政策単一通貨政策を担うようになる2015年現在、ユーロ圏に関しては、次の国々経済通貨同盟第3段階(単一通貨採用)にある。 1999年ドイツ、フランスイタリアベルギーオランダルクセンブルクアイルランドスペインポルトガルオーストリアフィンランド銀行間取引など非現金取引対象ユーロ導入2001年ギリシャ第3段階への移行2002年ユーロ貨幣流通2007年スロヴェニア第3段階への移行2008年マルタキプロス第3段階への移行2009年スロヴァキア第3段階への移行2011年エストニア第3段階への移行2014年ラトビア第3段階への移行2015年リトアニア第3段階への移行。 計19ヵ国。

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ユーロ圏

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 00:15 UTC 版)

ユーロ」の記事における「ユーロ圏」の解説

1998年5月3日開かれた欧州理事会会合において、各国首脳1999年1月1日収斂基準満たした11か国で経済通貨統合第3段階へ移行することを決定した2000年6月19日欧州理事会は「ギリシャは高い水準持続的な収斂性有しており、ユーロ導入必要な状況になった」という理解達したその後経済・金融理事会において、2001年1月1日ギリシャユーロ導入することが承認された。 スロベニア2006年3月8日に、2004年第5次拡大の際に欧州連合加盟した国としては初めて、2007年1月1日ユーロ導入正式に求めた2006年5月16日欧州委員会スロベニアのユーロ圏入り提案し翌月7月11日には経済・金融理事会において、スロベニア2007年1月1日ユーロ導入全会一致承認した。このとき、1 EUR = 239.640 SITという交換比率定められた。 2007年7月10日欧州連合加盟国財務相は、キプロスマルタのユーロ圏入り承認した。さらに2009年1月1日には旧東側諸国としては初めスロバキアが、2011年1月1日には旧ソ連圏としては初めエストニアユーロ導入果たしたことで、ユーロ導入した欧州連合加盟国数は17となった2014年1月1日よりラトビアが、2015年1月1日リトアニアユーロ導入旧ソ連圏では3国目となる。

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