メグスリノキとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 自然 > 生物 > 植物 > > メグスリノキの意味・解説 

めぐすり‐の‐き【眼薬の木】

読み方:めぐすりのき

ムクロジ科落葉高木本州以西山地自生し樹皮灰色滑らか。楕円形の3枚小葉からなる複葉雌雄異株。春、とともに黄白色の小花をつける。樹皮を煎(せん)じた液を目の湿布洗眼使った長者(ちょうじゃ)の木。


メグスリノキ

日本特産カエデ科落葉樹です。江戸時代にこの木の煎じ汁が点眼薬洗眼薬として用いられたことで「目薬木」の名前がついています。

メグスリノキ

メグスリノキ
科名 カエデ科
別名: チョウジャノキ
生薬名: -
漢字表記 目薬木
原産 日本本州四国九州
用途 日本特産雌雄異株落葉小高木。春から夏に樹皮小枝取り乾燥させ、煎じて、かすみ目・肝臓疾患などに用いますまた、煎じた液で目を洗います
学名: Acer nikoense Maxim.
   

目薬木

読み方:メグスリノキ(megusurinoki)

カエデ科落葉高木薬用植物

学名 Acer nikoense


眼薬木

読み方:メグスリノキ(megusurinoki)

カエデ科落葉高木薬用植物

学名 Acer nikoense


メグスリノキ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/25 05:58 UTC 版)

メグスリノキ(目薬の木[3]・目薬木[4]学名: Acer maximowiczianum)とはムクロジ科[注 1]カエデ属落葉高木である。日本固有種。山地に生える。チョウジャノキ、センリガンノキ、ミツバナ、ミツバハナともよばれる[5]カエデのなかまとしては珍しく、3枚の小葉で1枚の葉を構成する3出複葉が特徴で、秋は赤色に紅葉する。目や肝臓に効能がある木として昔から珍重された。


注釈

  1. ^ 最新の植物分類体系であるAPG体系ではムクロジ科(Sapindaceae)に属すが、古いクロンキスト体系新エングラー体系ではカエデ科(Aceraceae)に分類される[1]

出典

  1. ^ a b c 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Acer maximowiczianum Miq. メグスリノキ(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2022年12月19日閲覧。
  2. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Acer nikoense Maxim., excl. basion. メグスリノキ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2022年12月19日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h i j 貝津好孝 1995, p. 148.
  4. ^ a b c d e f g h i 篠原準八 2008, p. 105.
  5. ^ a b c d e f メグスリノキ(カエデ科)”. 姫路科学館. 2022年3月閲覧。
  6. ^ a b c d e f g h i 平野隆久監修 永岡書店編 1997, p. 253.
  7. ^ a b c d e f g h 林将之 2008, p. 56.
  8. ^ a b c d e f 鈴木庸夫・高橋冬・安延尚文 2014, p. 113
  9. ^ 埼玉)お守り・お札もポイント還元します 秩父の慈眼寺:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2022年3月8日閲覧。
  10. ^ メグスリノキの薬学的研究”. w01www01.hoshi.ac.jp. 星薬科大学. 2022年3月8日閲覧。
  11. ^ 中村洋、熊沢紀子、太田節子、藤田孝、岩崎泰介、篠田雅人『ラットα-Naphthylisothiocyanate肝障害に対するメグスリノキカルスの防護効果』藥學雜誌 112(2)、115-123、19920225(ISSN 0031-6903
  12. ^ 八並一寿、福田栄一、山口康三 他『未病対応食品としての利用が可能なメグスリノキのアルドース還元酵素阻害活性ならびに糖尿病網膜症の改善効果(特集1 第10回日本未病システム学会論文集)』日本未病システム学会雑誌 10(1)、129〜131、2004(ISSN 1347-5541
  13. ^ 秋久俊博、赤澤寛行、伴野規博『メグスリノキ樹皮およびヤマモモ樹皮由来環状ジアリールヘプタノイドのメラニン産生抑制効果(特集 最新のメラニン研究と美白剤の開発)』フレグランスジャーナル 36(9)(通号 338)、48〜52、2008/9(ISSN 0288-9803)
  14. ^ 佐々木陽平、細川友和、南雲清二、永井正博『メグスリノキは眼の薬として有効か?』
  15. ^ a b 伊澤一男『薬草カラー図鑑』第2巻、1993年、主婦の友社、p196、ISBN 4-07-935311-1


「メグスリノキ」の続きの解説一覧



固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「メグスリノキ」の関連用語

1
100% |||||

2
100% |||||

3
100% |||||

4
100% |||||

5
100% |||||

6
100% |||||

7
96% |||||

8
96% |||||

9
96% |||||

10
96% |||||

メグスリノキのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



メグスリノキのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
Supplement Kuchikomi RankingSupplement Kuchikomi Ranking
(C)2024 All Rights Reserved. 健康食品のあり方を考える日本サプリメント評議会の運営です。
エーザイエーザイ
Copyright(C) 1996-2024, Eisai Co., Ltd. All rights reserved.
エーザイ薬用植物一覧
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのメグスリノキ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS