ムーミンとは? わかりやすく解説

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ムーミン【Moomin/(スウェーデン)Mumin/(フィンランド)Muumi】


ムーミン

名前min; Mūmīn

ムーミン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/14 07:04 UTC 版)

ムーミンスウェーデン語: Muminフィンランド語: Muumi英語: Moomin)は、スウェーデンフィンランド人の女性作家トーベ・ヤンソンの「ムーミン・シリーズ」と呼ばれる一連の小説と絵本、および末弟ラルス・ヤンソンと共に描いた[注 1]ムーミン漫画」作品の総称、あるいはそれらとそれらを原作とする二次著作作品の総称。または、同作品に登場する架空の生物種族名であり、同時に主人公(主要な登場生物)の名前でもある「ムーミントロール」の略称あるいは愛称。


注釈

  1. ^ 次弟のペル・ウーロフ・ヤンソンもトーベと写真絵本を製作している。
  2. ^ ヒューマノイドのキャラもよく見ると尻尾が生えていたり(『ムーミンパパの思い出』のミムラ一族など)、髪が発光したり(『小さなトロールと大きな洪水』のチューリッパ)、足の指が長い(おしゃまさん<トゥーティッキ>)など人間離れした部位があったりすることが多い。
  3. ^ 講談社版全集の訳者あとがき(『小さなトロールと大きな洪水』や『ムーミンパパ海に行く』など)ではこれのことを指しているらしい『ムーミントロールと世界のおわり』について「1940年代初めに書かれたムーミンシリーズの原型」といったような説明があるが誤り。
  4. ^ この時配信を請け負ったのがスウェーデンのブルス・プレス(Bulls Press)で、同社は今日もムーミンの全ての権利の総代理店である。
  5. ^ この時期の商品には著作権表示が©瑞鷹または©ZUIYOとなっているものがある。
  6. ^ ジャンルはアシッド・ハウスVem Ska Trosta Knyttet” (Swedish) (2010年2月16日). 2015年10月30日閲覧。
  7. ^ スウェーデン語とノルウェー語は同じインド・ヨーロッパ語族ゲルマン語派北ゲルマン語群に属する非常に近しい言語であり、問題に記載された例文に共通性が見られるのに対し、フィンランド語はウラル語族に属するため、他言語とは綴りが大きく異なっている。
  8. ^ なお、アニメ版「小さなバイキングビッケ」はスウェーデンの作家がスウェーデン語で書いた作品が原作となってドイツと日本の企業が共同制作したものであり、舞台も「北欧」となっている[43]

出典

  1. ^ 萩原まみ 著「トーベの南国への憧れがみられる『彗星追跡』」『週刊ムーミンハウスをつくる 10』デアゴスティーニ・ジャパン、2017年11月21日発行、雑誌33503-11/21、P5。
  2. ^ 冨原眞弓『トーヴェ・ヤンソンとガルムの世界―ムーミントロールの誕生』青土社、2009年、318-322頁。
  3. ^ a b c d e f g h i j k 千葉恵理子 (2021年2月2日). “ムーミンの足跡をたどって 茨城と静岡で展覧会”. 朝日新聞(夕刊): p. 3. https://www.asahi.com/articles/DA3S14786436.html 2021年2月6日閲覧。 
  4. ^ a b c d e f 『MOE』2015年12月号、15頁。
  5. ^ a b 『MOE』2015年12月号、16頁。
  6. ^ a b c d e 『MOE』2015年12月号、18頁。
  7. ^ a b c d 『MOE』2015年12月号、17頁。
  8. ^ Marten, Peter. & Panzar, Katja (ed.). Starting a Great Adventure. Blue Wingsフィンランド語版 Magazine. Nov. 2007.
  9. ^ 萩原まみ 著「コミックスの原点『ムーミントロールと地球の終わり』」『週刊ムーミンハウスをつくる 11』デアゴスティーニ・ジャパン、2017年11月28日発行、雑誌33504-11/28、P5.
  10. ^ När Mumin Erövrade Världen” (スウェーデン語). Ny Tid (2000年12月1日). 2007年9月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年2月4日閲覧。
  11. ^ D+Q to publish 'Moomin: the complete Tove Jasson comic strip'”. Drawn & Quarterlyフィンランド語版 (2006年1月19日). 2008年6月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年2月4日閲覧。
  12. ^ a b c d e f g h i j k l 『MOE』2015年12月号、19頁。
  13. ^ トーベ・ヤンソン、渡部 翠 (翻訳)『それから どうなるの?』(講談社の翻訳絵本―トーベ・ヤンソンのムーミン絵本)、講談社、1991年。ISBN 978-4-0618-7871-6 
  14. ^ ハードカバー Tove Jansson (2001-10-04) (英語). The Book About Moomin, Mymble and Little My (Sort of Childrens Classics). Sophie Hannah (英訳). Sort of Books. p. 28. ISBN 978-0-9535-2274-3 
  15. ^ 英語版。更新:2013年4月8日、Version: 1.2.0、Size: 51.6 MB。© 2013 Spinfy Oy, WSOY, Moomin Characters Oy, Sort of BooksTove Jansson. “Moomin, Mymble and Little My”. Spinfy Oy. 2015年10月30日閲覧。
  16. ^ トーベ・ヤンソン、渡部 翠 (翻訳)『さびしがりやのクニット』(講談社の翻訳絵本―トーベ・ヤンソンのムーミン絵本)、講談社、1991年。ISBN 978-4-0618-7872-3 
  17. ^ Tove Jansson (2010-11-09) (英語). Who Will Comfort Toffle?. Reprint版. Drawn & Quarterly Pubns. p. 24. ISBN 978-1-7704-6017-1 
  18. ^ トーベ・ヤンソン、渡部 翠 (翻訳)『ムーミン谷への ふしぎな旅』(トーベ・ヤンソンのムーミン絵本)、講談社、1991年。ISBN 978-4-0618-7873-0 
  19. ^ 初版Tove Jansson; Kingsley Hart (翻訳) (1978-09-01). Dangerous Journey. Paperback. Ernest Benn Ltd. ISBN 978-0-5100-0038-7 と改訂版があるTove Jansson (2010-11-01) (英語). The Dangerous Journey: A Tale of Moomin Valley (Moomin Valley Trilogy). Sort of Books. ISBN 978-0-9548-9959-2 
  20. ^ トーベ・ヤンソン、渡部 翠 (翻訳)『ムーミンやしきはひみつのにおい』講談社、2014年。ISBN 978-4062830829 
  21. ^ vol.9 世界の人を魅了した初代ムーミン”. おおすみ正秋の仕事場. 2022年3月29日閲覧。
  22. ^ Moomin animations: Moomin (1969-1970) & Shin Moomin (1972) - Moomin
  23. ^ The new Moominvalley animation to premiere in Japan in April!” (英語). Moomin (2019年2月13日). 2019年2月13日閲覧。
  24. ^ 【特集】「劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンス」グザヴィエ・ピカルド監督来日インタビュー!”. 北欧総合情報サイト【北欧区】hokuwalk.com (2015年2月10日). 2023年11月26日閲覧。
  25. ^ キネマ旬報」2016年3月下旬号 55頁
  26. ^ Tove Jansson; Lars Jansson; Erna Tauro (1993) (Swedish). Visor från Mumindalen. Albert Bonniers Förlag, Schildts. p. 44 
  27. ^ ムーミン谷へのみち Road to Moominvalley”. 2015年10月30日閲覧。
  28. ^ ムーミン〜ようこそ!ムーミン谷へ〜
  29. ^ スナフキン:ムーミン谷のメロディ
  30. ^ テレコミュニケーション虎の巻2022』、KDDI、2022年、35頁。
  31. ^ TVCF of liberty animation studio - 「DDI『なかよしネット』 【キャラアニメ】」を参照。2021年6月13日閲覧。
  32. ^ ムーミン美術館
  33. ^ ムーミンのテーマパークが2017年に埼玉・宮沢湖周辺にオープン 面積は東京ドーム4個分”. ねとらぼ (2015年6月30日). 2015年7月1日閲覧。
  34. ^ 埼玉にムーミンのテーマパーク フィンランド以外で初”. 朝日新聞デジタル (2015年7月1日). 2015年7月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月26日閲覧。
  35. ^ Home - Moomin : Moomin
  36. ^ We Love MOOMIN
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  39. ^ a b “ムーミン舞台のセンター試験設問に疑問 阪大准教授”. 日本経済新聞. (2018年1月15日). https://www.nikkei.com/article/DGXMZO2569476015012018CC1000/ 2018年1月15日閲覧。 
  40. ^ 平成30年度大学入試センター試験 地理歴史(地理B)第5問問4への見解”. 大阪大学外国語学部スウェーデン語専攻 (2018年1月15日). 2018年1月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月26日閲覧。
  41. ^ 解説書 ムーミン谷への旅”. 株式会社タトル・モリ エイジェンシー. 2018年1月15日閲覧。
  42. ^ 近くて遠いムーミン谷”. 国立国会図書館. 2018年1月16日閲覧。
  43. ^ 2017年11月からノルウエーサーモンPRビッケ新デザイン登場!! - 「小さなバイキングビッケ」公式ホームページ
  44. ^ “センター試験地理「ムーミン」出題が話題 不正解受験生嘆き 公式ツイッター「反省」”. Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2018年1月13日). https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2018/01/13/kiji/20180113s00041000114000c.html 2018年1月13日閲覧。 
  45. ^ 駐日フィンランド大使館 [@FinEmbTokyo] (2018年1月15日). "ムーミンはフィンランド生まれだけど、ムーミン谷はどこに?…". X(旧Twitter)より2023年11月26日閲覧
  46. ^ a b “「ムーミン」出題、入試センター「設問として支障ない」と見解”. 産経WEST. (2018年1月17日). オリジナルの2018年1月18日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20180118010635/http://www.sankei.com/smp/west/news/180117/wst1801170044-s1.html 2023年11月26日閲覧。 
  47. ^ ムーミンの舞台、正答の根拠は「日本の書籍」”. 読売新聞 (2018年1月19日). 2018年1月20日閲覧。[リンク切れ]
  48. ^ “ムーミン谷の国名、菅義偉官房長官コメント避ける「大学入試の個々の問題」”. 産経ニュース. (2018年1月15日). https://www.sankei.com/article/20180115-MHZRHEHFBRJIJCRDO34M7UR3YE/ 2018年1月16日閲覧。 
  49. ^ a b “林芳正文科相、ムーミン谷の場所はコメント避ける「スナフキンとミイのやり取り面白かった」”. 産経ニュース. (2018年1月16日). https://www.sankei.com/article/20180116-SYAUOSPJWZMZXJON77RR66T5GA/ 2018年1月16日閲覧。 
  50. ^ ムーミン谷はどこにある? ~センター試験地理Bの出題に寄せて~”. ムーミン公式サイト (2018年1月16日). 2022年6月17日閲覧。
  51. ^ “ムーミンの舞台、入試センター「設問に支障なし」”. 朝日新聞. (2018年1月16日). オリジナルの2018年1月16日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20180116145649/https://www.asahi.com/articles/ASL1J5TGRL1JUTIL049.html 2023年11月26日閲覧。 



ムーミン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/14 14:09 UTC 版)

海の底のピアノ」の記事における「ムーミン」の解説

児童養護施設育ったキクシマ同級生あだ名由来はムーミンにそっくりだから。中学卒業と同時施設斡旋自動車修理工場就職した

※この「ムーミン」の解説は、「海の底のピアノ」の解説の一部です。
「ムーミン」を含む「海の底のピアノ」の記事については、「海の底のピアノ」の概要を参照ください。


ムーミン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 07:19 UTC 版)

「東宝チャンピオンまつり」記事における「ムーミン」の解説

テレビアニメ『ムーミン』第7話ブローアップ版。東京ムービー製作。26分。

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ムーミン(第1作)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 09:34 UTC 版)

ムーミン (アニメ)」の記事における「ムーミン(第1作)」の解説

1971年3月17日「東宝チャンピオンまつり」上映1969年第7話さよならガオガオ」のブローアップ版。上映時間26分。

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ムーミン(第2作)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 09:34 UTC 版)

ムーミン (アニメ)」の記事における「ムーミン(第2作)」の解説

1972年3月17日、「東映まんがまつり」で上映1972年第2話「春を呼ぶ火祭り」のブローアップ版。

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ムーミン(1972年版)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/25 15:26 UTC 版)

ムーミン (アニメ)」の記事における「ムーミン(1972年版)」の解説

1969年版の後半同様に企画制作瑞鷹エンタープライズアニメーション制作虫プロダクションそれぞれ担当番組表によっては『新ムーミン』と表記されることもあった。 作画監督森田浩光によると、当初は「全く新し感じのムーミンにしよう」という考え持ち上がったものの、1969年版のイメージ変えてしまうのは良くないとなり、海外展開考えず日本風ムーミンとして制作されたという。 キャラクター黒目大きくしたり、道徳的なエピソード増やしたり、原作を基にした脚本翻案)を小説からコミックエピソードにしたことなどが、1969年版との違いである。また、脚本オリジナルエピソードも多い。その他、スナフキンの頭は同作品より茶色頭髪描かれ帽子にも花飾りあしらわれるようになった。このキャラクターデザインの変更等は「非輸出」を条件したものだったが、実際に輸出され事例存在する

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