ミンダナオ海溝とは? わかりやすく解説

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ミンダナオ‐かいこう【ミンダナオ海溝】

読み方:みんだなおかいこう

フィリピン海溝


フィリピン海溝

(ミンダナオ海溝 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/15 19:34 UTC 版)

フィリピン周辺の海底地形

フィリピン海溝(フィリピンかいこう、Philippine Trench)とは、フィリピン諸島東方のフィリピン海西端にある海溝

概要

サマル島北東からミンダナオ島の東を経て、インドネシアハルマヘラ島の北東沖に達し、幅はおよそ60km、長さはおよそ1400kmに達する[1][2]ミンダナオ海溝(Mindanao Trench / Mindanao Deep)[3]エムデン海溝(Emden Trench)とも[4][5]

この海溝の平均水深は6000mを超えている。長さおよそ800kmで最大水深は8,500mを超えている。ミンダナオ島付近では特に深く、最深部は1万mを超え、レイテ島の東のケープジョンソン海淵 (水深10,497m、1945年発見) ,ミンダナオ島の東のエムデン海淵 (水深10,400m) などが見つかっている[2]

ユーラシアプレートスンダプレート)とフィリピン海プレートの境界でもあり、フィリピン海プレートがユーラシアプレート下に沈みこんでいる[6]。海溝北部ではベンナム海膨が衝突し、海溝はルソン島の南東で途切れている。

エムデンの名称は、1927年4月にドイツ海軍巡洋艦エムデンが、当海域において音響測深により水深計測を行い、深海であることを示したことにちなんでいる[7]。国際名称としては、2008年に開催された大洋水深総図(GEBCO)の第21回海底地形名小委員会(SCUFN)において、フィリピン海溝(Philippine Trench)とされ、エムデンの名称は、エムデン海淵(Emden Deep)として整理された[4]

地震

地震活動は活発で、この近辺を震源とする比較的規模の大きい地震も発生している。1990年にはM7.7の直下型地震[8]も発生している。海溝型地震も2018年にM7.2[9]2019年にM6.4、M6.6、M6.5[10]2021年にM6.8[11]、M7.2[12]を観測する地震が発生している。2021年8月12日に起きたM7.2の地震では小規模ながら津波が観測されており、近年は地震活動が特に活発である。

脚注


ミンダナオ海溝

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/04 01:51 UTC 版)

海の王子」の記事における「ミンダナオ海溝」の解説

海へび大帝の猛襲」に登場深さ一万m以上の海溝で、カイン王国攻撃した魚雷発射地点としてザイル博士割り出した。実は海へび大帝根城海底要塞があり、出動した潜水艦隊大帝擁する潜水艇部隊前に全滅した終盤海溝近海国連軍精鋭部隊集結し海へび大帝の軍との最終決戦舞台となった

※この「ミンダナオ海溝」の解説は、「海の王子」の解説の一部です。
「ミンダナオ海溝」を含む「海の王子」の記事については、「海の王子」の概要を参照ください。

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