ミッショントラブル
トランスミッションの故障のこと。故障が多いのは、誤操作しやすい部分でもある。例えばシンクロの同期不良では、クラッチを十分に切らずに操作したり、過大な操作力を加えたり、ギヤ鳴りを頻発させたりすると、シンクロナイザーリング作動時に傾斜のついたチャンファー面に傷がつくので(スリーブ側と相手のシンクロ側の両方)、以後は同期不良になりやすい。クラッチの滑りや焼損なども、半クラッチ操作を多く使う場合に発生しやすい。製造不良品が流出する場合もあり、組立て時にオイルシールのリップ部に傷をつけたことで生じるオイル漏れ、ベアリングレースの形状不良による騒音発生などがある。
- ミッショントラブルのページへのリンク