ミクロシスチン
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ミクロシスチンもしくはミクロキスチン(microcystin)は、ミクロキスティス属を中心としたシアノバクテリアによって生産される毒素(シアノトキシン)である。7個のアミノ酸から構成される環状のペプチドであるが[1]、リボソームを経由せずに合成される非リボソームペプチドである。ミクロシスチン-LR、ミクロシスチン-LA など60種類ほどの誘導体があり、分子量は 900-1050 前後。
- ^ ミクロシスチン測定用試薬(和光純薬工業株式会社)
- ^ a b ミクロキスチン LR(PDF) - 厚生労働省
- ^ アオコ原因らん藻を死滅させるファージ(ウイルス)の単離に成功(独立行政法人水産総合研究センター)
- ^ 琵琶湖磯漁港のアイガモ斃死試料中の藍藻毒素microcystin-LRの蓄積 日本鳥学会誌 Vol.62 (2013) No.2 p.153-165
- 1 ミクロシスチンとは
- 2 ミクロシスチンの概要
ミクロシスチン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/22 16:29 UTC 版)
単細胞性Microcystis aeruginosa(アオコとして知られる)が生産。7個のアミノ酸が結合した環状ペプチドで、リボソームではなく、複合酵素系で合成される。そのため、合成系の遺伝子オペロンは50kbを超える。タンパク質ホスファターゼ PP1およびPP2Aを強く阻害する。強い肝臓毒性がある。
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