マーキュリー6号とは? わかりやすく解説

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マーキュリー6号

分類:宇宙飛行


名称:マーキュリー6号/フレンドシップ7(Mercury 6/Friendship 7)
小分類:マーキュリー計画
打ち上げ国名機関:アメリカ/アメリカ航空宇宙局(NASA)
打ち上げ年月日:1962年2月20日
帰還年月日:1962年2月20日
打ち上げロケット:アトラス−109D
宇宙飛行士:ジョン・H・グレン
飛行時間:4時56

有人宇宙飛行競争で、ソ連ボストーク2号が初の地球周回飛行成功し先を越されNASAアメリカ人にも地球軌道上周回飛行させよう計画しました。マーキュリー6号は、宇宙船軌道乗せるための十分な推力エンジン持たせるため、大陸間弾道ロケットアトラス」に改良くわえたものです。
このマーキュリー6号に乗りこんで、アメリカ人として初めての地球周回飛行行ったのが、ジョン・グレン宇宙飛行士です。彼は地球を3周しました
大気圏再突入のときに、宇宙船耐熱保護膜がはずれそうになるというトラブル起きましたが、管制センター指示ジョン・グレン手動操作行ない無事に地球へ帰ることができ、カリフォルニア沖合着水して駆逐艦ノア回収されました。

1.宇宙船はどんな形をして、どのような性能持っているの?
マーキュリー宇宙船(フレンドシップ7)は円錐形カプセルで、全長7.9m(非常脱出ロケットをふくむ)、底辺直径1.9m、打ち上げ重量1.93t。チタン製の外殻おおわれいました


2.ロケットはどんな形をして、どのような性能持っているの?
アトラス−109Dは、3基の主エンジンと2基の補助エンジン、逆推進ロケット6基がついていました全長29m、直径3.1m、打ち上げ重量は118tです。

3.打ち上げ飛行順序はどうなっているの?
3基の主エンジンと2基の補助エンジン打ち上げられ発射後に主エンジンのうち2基が切り離されました。高度160km以上に達した時点燃料がつきてエンジン停止すると、3基の逆推進ロケット噴射して宇宙船はブースターロケットから離れました大気圏再突入ときには推進ロケット残り3基が5秒間隔で発火して宇宙船飛行速度減速させました


4.宇宙飛行目的は?
乗組員アメリカ人として初めての地球周回飛行をさせることです。

5.宇宙でどんな活動をし、どのような成果おさめたの?
地球軌道上を3周して、アメリカ人として初めての地球周回飛行成功しました

参考文献:アラン・シェパードディーク・スレイトン著/ムーンショット(集英社)、竹内均監修/Newton Collction II 宇宙開発(教育社)、松井孝典・著/宇宙誌(徳間書店)




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