マルティニ・シャトラール鉄道ABDeh4/4 1...15形電車とは? わかりやすく解説

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マルティニ・シャトラール鉄道ABDeh4/4 1...15形電車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/09 04:54 UTC 版)

マルティニ・シャトラール鉄道ABDeh4/4 1...15形電車(マルティニ・シャトラールてつどうABDeh4/4 1...15がたでんしゃ)は、現在ではマルティニ地域交通となっているスイス西部の私鉄であるマルティニ・シャトラール鉄道(Chemin de fer Martigny–Châtelard (MC))で使用されていた山岳鉄道ラック式電車である。なお、本形式はBCFe4/4 1...15形として導入されたものであるが、その後の称号改正により、ABFZeh4/4 1...15形、その後ABDeh4/4 1...15形となったものである。


  1. ^ Jungfraubahn(JB)
  2. ^ Gornergrat-Bahn(GGB)
  3. ^ Stansstad-Engelberg-Bahn(StEB)、1964年にルツェルン-シュタンス-エンゲルベルク鉄道(Luzern-Stans-Engelberg-Bahn(LSE))となり、2005年にはスイス国鉄ブリューニック線を統合してツェントラル鉄道(Zentralbahn(ZB))となる
  4. ^ シュタンスシュタート-エンゲルベルク鉄道では粘着区間用電車および客車
  5. ^ 一部の路面電車などでは2軸もしくは3軸単車のラック式電車が導入されていた
  6. ^ Chemin de fer Monthey-Champéry-Morgins(MCM)、その後エーグル-オロン-モンテイ-シャンペリ鉄道(Chemin de fer Aigle-Ollon-Monthey-Champéry (AOMC))となり、さらに現在ではシャブレ公共交通となっている
  7. ^ 開業時の距離程、1976年の一部路線廃止(1.0km)と1990年の路線延長(0.85km)により、同路線の路線長は13.05kmとなっている
  8. ^ 1900年代における2軸ボギーのラック式電車の導入例はこのほか、フランスのミュンステール・ ラ・シュルシュト軌道のBP1形(1907年製、モンテイ-シャンペリ-モルジャン鉄道BCFeh4/4 1...6形と同様の台車でサイドロッドを省略して1台車当たり粘着動輪、ピニオン各1軸駆動としたもの)、アルト・リギ鉄道のBhe2/4 3-5形(1907年製、ラックレールと粘着レール面の高さが同一であり、同一径の粘着動輪とピニオンが同一の車軸上に設置されている)であり、いずれも駆動装置は SLM製であった
  9. ^ 当時は粘着区間専用電車の2軸ボギー式台車にもサイドロッド駆動方式のものが採用される例があり、マルティニ・シャトラール鉄道のBCFe2/4 21-22形も2軸ボギー台車のうち方側の車軸にブレーキ用のピニオンを装備していたため、この車軸への動力伝達は、もう片側の車軸に装荷された主電動機および駆動装置から動輪間を結ぶサイドロッドを使用していた
  10. ^ スイスのアルトシュテッテン-ガイス鉄道(Altstätten–Gais-Bahn(AG)、現在のアッペンツェル鉄道(Appenzeller Bahnen(AB)))のCFeh3/3 1-3形(1911年製、片ボギー式)およびCeh4/4 4形(1914年製)、イタリアのストレーザ-モッタローネ鉄道(Ferrovia Stresa-Mottarone(FSM))の1形(1911年製)
  11. ^ Visp-Zermatt-Bahn(VZ)、1961年にブリーク-フィスプ-ツェルマット鉄道(Brig-Visp-Zermatt-Bahn(BVZ))に改称、その後2003年にブリーク-フィスプ-ツェルマット鉄道(Brig-Visp-Zermatt-Bahn(BVZ))と統合してマッターホルン・ゴッタルド鉄道となった
  12. ^ Furka-Oberalp-Bahn(FO)
  13. ^ Schweizerische Lokomotiv-undMaschinenfablik, Winterthur
  14. ^ Schweizerische Wagons- und Aufzügefabrik, Schlieren
  15. ^ la Compagnie pour l'industrie électrique et mécanique, Genève、SAAS(SA des Ateliers de Sechéron, Genève)の前身であり、本形式の電機品もSAAS製としている文献もある
  16. ^ Maschinenfabrik Oerlikon, Zürich
  17. ^ スイスの鉄道車両の客室等級が1-3等の3クラスから1-2等の2クラスとなり、これを表す形式称号も"A"、"B"、"C"から"A"、"B"に変更となった
  18. ^ 荷物室を表す形式称号が"F"から"D"に変更となった
  19. ^ Westinghouse Air Brake Company(WABCO)
  20. ^ 歯厚70mm、ピッチ100mm、歯たけ123mm、粘着レール面上高138mm
  21. ^ しかしながら、大出力の機体では周速の差による駆動装置への負担がその分大きくなるため、定格出力1700kWのスイス国鉄HGe4/4Iでは駆動装置の不調により2機のみの製造で、運用も限られるものとなるに至っており、1960年代以降の機体は動輪とピニオン間の過負荷をクラッチ等により吸収する構造とする改良が施されたものが開発されている
  22. ^ 37tとする文献もある
  23. ^ 7.77とする文献もある
  24. ^ 始点のマルティニー付近の路線を付け替えて約0.7km短縮している
  25. ^ chemins de fer de Paris à Lyon et à la Méditerranée(PLM)
  26. ^ Train Nostalgique du Trient
  27. ^ Museumsbahn Blonay-Chamby(BC)
  28. ^ Rhätischen Bahn(RhB)


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