マルス (システム)とは? わかりやすく解説

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マルス (システム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/26 15:31 UTC 版)

マルス英語: MARS : Multi Access seat Reservation System)は、日本国有鉄道(国鉄)・JRグループ座席指定券類の予約・発券のためのコンピュータシステムである。


  1. ^ 座席予約システム:マルス1/みどりの窓口の先がけ”. 一般社団法人 電気学会 (2008年10月). 2019年12月6日閲覧。
  2. ^ 第1回 でんきの礎”. 一般社団法人 電気学会 (2008年10月). 2019年12月6日閲覧。
  3. ^ (日本語)交通新聞 (交通新聞社). (2008年10月22日) 
  4. ^ 情報処理技術遺産および分散コンピュータ博物館認定制度を開始」情報処理学会、2009年2月23日
  5. ^ a b c 旅客販売総合システム「MARS(マルス)」”. 鉄道情報システム株式会社. 2021年10月4日閲覧。
  6. ^ Data Center Facility Standard”. www.jdcc.or.jp. 特定非営利活動法人日本データセンター協会. 2024年1月26日閲覧。
  7. ^ 藤井和彰「<賛助会員の声>マルスシステムの概要とその高信頼性技術について」『京都大学電気関係教室技術情報誌』第27巻、京都大学電気関係教室・洛友会、65-66頁、NAID 1200041405002013年11月8日閲覧 
  8. ^ 近藤喜代太郎・池田和政『国鉄乗車券類大事典』「第38章、JRにおける国鉄の課題の完結」429ページ、「年表」495ページ〔交通新聞、1987年6月25日号出典とあり〕、JTBパブリッシング、2004年
  9. ^ 国鉄時代は、一部の旅行会社で定期券を扱っていた。特に大阪鉄道管理局の主要駅(大阪駅など)では定期券発売の大半を構内で営業している大手旅行会社の店舗に委託した例もあったが、民営化を機に販売手数料(国鉄が旅行業各社に単年度合計18億円も支払っていた)の支出削減のため、1987年(昭和62年)8月1日から、原則的にJR各社の直販とする方針となり、段階的に縮小・廃止された。当初は同年9月までに直営に完全移行する予定であったが、実際には発売を継続した店舗が数年ほど残存し、1991年(平成3年)6月29日まで取り扱っていたJTB霞ヶ関支店が最後とされる[8]。なお、旅行会社での定期券購入は当時JR窓口で取り扱っていなかった一般クレジットカードでの購入ができるメリットがあったが、マルス端末や印刷発行機による発売はごく僅かで、大半が補充券による手書き発売だった。その後もJR直営および子会社による旅行センターでは一部店舗で例外的に定期券を発売した例もあり、特に首都圏ではJR西日本のTis市ヶ谷・Tis南青山やJR四国のワーププラザ日本橋(いずれも現存せず)がJR東日本管内(私鉄・地下鉄との連絡を含む)の定期券を各社の地紋と略号「西・四」入りで販売していた。またジェイアール東海ツアーズも四日市支店(現存せず)などでは駅窓口の補完として定期券を取り扱っていた。2019年現在ではJR四国の駅構内に所在のワーププラザ・ワープ支店の一部店舗が定期券を取り扱っている。
  10. ^ 各社共通して臨時列車、寝台列車は一部を除き購入できない。
  11. ^ 払戻申出証明をした切符の画像
  12. ^ 『みどりの窓口のマルス・システム』45-46頁
  13. ^ 『みどりの窓口のマルス・システム』49頁
  14. ^ 模倣から創造へ:国鉄座席予約システムMARS-1における技術革新 (PDF)
  15. ^ 磁気ドラム(およびそれを利用した巧妙なrecirculating delay line memoryという方式)の採用が、コンピュータハードウェアとしての本機の特徴的な点のひとつで、当時付けられた「MARS」の M が Magnetic であったのはそれに由来する。
  16. ^ a b c d 『みどりの窓口のマルス・システム』50頁
  17. ^ この当時は上下列車とも1、2の順で番号が割り当てられていた。
  18. ^ 穂坂衛『コンピュータ・グラフィックス』(1974)p. 7
  19. ^ 展示状況 座席予約システム:マルス1/みどりの窓口の先がけ”. 電気学会. 2020年5月27日閲覧。
  20. ^ HITAC3030”. コンピュータ博物館. 2020年5月27日閲覧。
  21. ^ “「マルス301」3月に稼働”. 交通新聞 (交通協力会): p. 1. (1985年1月8日) 
  22. ^ a b “JRシステム 「301」から「305」へ マルスの名称変更”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (1993年3月12日) 
  23. ^ 東京都区内発→東海道本線経由→大阪市内経由→紀伊勝浦・新宮経由→伊勢鉄道経由→東海道本線経由→東京都区内行、という片道切符を発券することが可能であった。本来は、経路中に重複区間を含む片道乗車券を発券しようとしたらエラー処理を行い、連続乗車券として発券しなければならないが、経路中にJR以外の路線を挟むとエラー対象外となってしまう。
  24. ^ 新型感熱磁気乗車券の開発:2色マルス券 - ウェイバックマシン(2016年11月12日アーカイブ分)(王子製紙グループ)
  25. ^ “JRシステム 新たなステージに対応 各種基盤整備の「マルス505」”. 交通新聞. (2020年6月17日). オリジナルの2021年2月12日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210212144638/https://news.kotsu.co.jp/Contents/20200617/44d4f2ca-8ac4-4ace-84df-0f23bfcf7956 2021年2月12日閲覧。 
  26. ^ この場合、券面上は「ムンライトながら(コ)」。車端部のセミコンパートメント席は別枠で設定されていた。
  27. ^ この場合、券面上は「MやまびこXX号2階」


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