マリネリス‐きょうこく〔‐ケフコク〕【マリネリス峡谷】
マリネリス峡谷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/05 04:33 UTC 版)
マリネリス峡谷(ラテン語: Valles Marineris ヴァリス・マリネリス[1])とは、火星の赤道に沿って伸びる巨大な峡谷。マリナー峡谷(英: Mariner Valleys)とも呼ばれる。1971年に火星探査機マリナー9号により発見されたため、この名が付けられた[2]。なお、峡谷ではなく渓谷と呼ばれる場合もある。
- ^ 後藤和久, 小松吾郎『Google Earthで行く火星旅行』岩波書店、2012年、68頁。ISBN 978-4-00-029596-3。
- ^ “Valles Marineris”. Gazetteer of Planetary Nomenclature. USGS Astrogeology Science Center. 2015年2月28日閲覧。
- ^ Vallis.Marineris
- ^ WTP: Mars: Valles Marineris
- ^ Wolpert, Stuart (2012年8月9日). “UCLA scientist discovers plate tectonics on Mars”. UCLA. 2012年8月13日閲覧。
- ^ Lin, An (2012-06-04). “Structural analysis of the Valles Marineris fault zone: Possible evidence for large-scale strike-slip faulting on Mars”. Lithosphere 4 (4): 286–330. doi:10.1130/L192.1 2012年10月2日閲覧。.
- 1 マリネリス峡谷とは
- 2 マリネリス峡谷の概要
- 3 火星地図
- 4 画像
マリネリス峡谷
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火星のグランド・キャニオンと呼ばれるマリネリス峡谷は、長さ3,000 km以上、深さ平均8 kmにも達する巨大な峡谷地帯である。高度の低い谷底の気圧は地表面の平均0.7kPaに対して0.9kPaと、25%ほど高いとされている。峡谷はほぼ東西に走っているため、谷の断崖が落とす影のせいで太陽エネルギーの収集が酷く妨げられることも無いだろう。峡谷からの川の流れのような跡は、かつて洪水があったことを示している。峡谷の剥き出しの壁面は、地球のグランド・キャニオンの壁面のように、火星の地質学的な歴史を研究するのに非常に役立つはずである。
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