マックス=ウェーバーとは? わかりやすく解説

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マックス・ヴェーバー

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/04 04:57 UTC 版)

マックス・ヴェーバー(Max Weber、1864年4月21日 - 1920年6月14日[12])は、ドイツ社会学者政治学者経済史経済学者(新歴史学派[13]マックス・ウェーバーと表記されることもある。正式な名前はカール・エーミル・マクスィミーリアン・ヴェーバー (Karl Emil Maximilian Weber) であり、マックスはマクスィミーリアンの省略形。社会学者アルフレート・ヴェーバーは弟。


注釈

  1. ^ エアフルトは、宗教改革者マルティン・ルターが大学生活を送り、卒業後、アウグスティヌス会の修道院に入って、真摯な修道生活を送ったところ。町中の至る所に大小さまざまな尖塔がある。中心の丘の上に、この町を象徴する大聖堂が聳え立っていて、宗教的な雰囲気を醸し出している。また、ドイツ民主共和国(東ドイツ)に属していたので、ソ連の宇宙飛行士の名を取ってユリ・ガガーリン環状路10・12番がェーバーの生まれた家跡の番地である。生家跡であることを示す金属製の案内板が取り付けられていて、マックスと弟アルフレットの名前が浮き彫りにされている。長部日出雄 『マックス・ウェーバー物語 二十世紀を見抜いた男』新潮社<新潮選書>、2008年。30-31ページ
  2. ^ アルザス地方の中心都市でフランス名では、ストラスブール、ドーデの短編『最後の授業』で有名
  3. ^ プロイセンで高級官僚になるための道程としては大学生活の内一年間の兵役を済ませておかねばならなかった。そこでこれまで経験したことのないような屈辱と辛酸を味わった。しかし、身体は疲労困憊していても、頭脳は疲れていないので目が冴えハイネツルゲーネフを読んだ。この一年志願兵の衛兵勤務ははなはだ金のかかるものだった。送金依頼の手紙二は軍隊生活の実態をときにはユーモアを交えて書き、シュトラスブルクの親戚の様子も報告する長文の手紙を書いた[21]
  4. ^ 出版社の出版予告に載っていた「世界宗教の経済倫理」の1919年プランで結局未刊で終ったのは、「西洋の特殊な発展の一般的諸基礎(または古代及び中世におけるヨーロッパ市民層の発展)」、「エジプト・バビロニア及びペルシャの状況(またはエジプト・メソポタミア及びゾロアスター教の宗教倫理)」、「タルムードのユダヤ教」、「原始キリスト教」、「東方キリスト教」、「イスラーム」、「西洋のキリスト教」、であった。出典:1984年、W.シュルフター、「現世逃避的救済努力と有機体的社会倫理」など。
  5. ^ なお、「経済と社会」(Wirtschaft und Gesellschaft)という表題についても、ヴォルフガング・シュルフターは「経済と社会的秩序ならびに社会的勢力」(Die Wirtschaft und die gesellschaftliche Ordnung und Mächte)としている。マックス・ヴェーバー全集(Max-Weber-Gesamtausgabe)でも両方が併記されている[47]

出典

  1. ^ a b Kim, Sung Ho. 2017 [2007]. "Max Weber Archived 13 July 2010 at the Wayback Machine." (revised ed.). Stanford Encyclopaedia of Philosophy. Center for the Study of Language and Information. ISSN 1095-5054. Retrieved 17 February 2010.
  2. ^ Najemy, John M. (2010). The Cambridge Companion to Machiavelli. Cambridge University Press. p. 259 
  3. ^ Zouboulakis, Michel S. (2001-03-01). “From Mill to Weber: the meaning of the concept of economic rationality”. The European Journal of the History of Economic Thought 8 (1): 30–41. doi:10.1080/09672560010015431. ISSN 0967-2567. オリジナルの28 October 2021時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20211028133559/https://www.tandfonline.com/doi/abs/10.1080/09672560010015431 2021年7月30日閲覧。. 
  4. ^ Bellamy, Richard (1992), Liberalism and Modern Society, Polity, p. 165 
  5. ^ Apel, Karl-Otto; Krois, John Michael (1987). “Dilthey's Distinction Between "Explanation" and '"Understanding" and the Possibility of Its "Mediation"”. Journal of the History of Philosophy 25 (1): 131–149. doi:10.1353/hph.1987.0009. ISSN 1538-4586. https://muse.jhu.edu/article/226720. 
  6. ^ Strong, Tracy B. (1985). “Weber and Freud: Vocation and Self-Acknowledgement”. The Canadian Journal of Sociology / Cahiers canadiens de sociologie 10 (4): 391–409. doi:10.2307/3340048. ISSN 0318-6431. JSTOR 3340048. オリジナルの20 July 2021時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210720024729/https://www.jstor.org/stable/3340048 2021年7月20日閲覧。. 
  7. ^ Faught, Jim (1985). “Neglected Affinities: Max Weber and Georg Simmel”. The British Journal of Sociology 36 (2): 155–174. doi:10.2307/590799. ISSN 0007-1315. JSTOR 590799. オリジナルの20 July 2021時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210720024727/https://www.jstor.org/stable/590799 2021年7月20日閲覧。. 
  8. ^ Bendix, Reinhard; Roth, Guenther (1971), Scholarship and Partisanship: Essays on Max Weber, University of California Press, p. 244, ISBN 978-0-520-04171-4, オリジナルの25 February 2017時点におけるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20170225062713/https://books.google.com/books?id=ottM0fiTnO8C 2016年3月13日閲覧。 
  9. ^ Mommsen, Wolfgang J. (2013). Max Weber and His Contemporaries. Routledge. pp. 8–10 
  10. ^ Lichtblau, Klaus (1991-08-01). “Causality or Interaction? Simmel, Weber and Interpretive Sociology” (英語). Theory, Culture & Society 8 (3): 33–62. doi:10.1177/026327691008003003. ISSN 0263-2764. https://doi.org/10.1177/026327691008003003 2021年7月21日閲覧。. 
  11. ^ Quoted in Baehr, Peter. 2001. "The Grammar of Prudence: Arendt, Jaspers and the Appraisal of Max Weber Archived 25 February 2017 at the Wayback Machine.". In Hannah Arendt in Jerusalem, edited by S. E. Aschheim. Berkeley: University of California Press. p. 410.
  12. ^ ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説”. コトバンク. 2018年2月11日閲覧。
  13. ^ 人によっては、ヴェーバーをまた、新カント学派の西南学派に属する哲学者とみなす場合もある。しかし、ヴェーバーと同時代のリッケルトは「ひとはヴェーバーを哲学者と呼ぶべきではない」とし、その一方でヤスパースはヴェーバーを「われわれの時代における唯一の哲学者」としている。向井守著、「マックス・ウェーバーの科学論 -ディルタイからウェーバーへの精神史的考察-」、ミネルヴァ書房、1997年、pp.6-7参照。
  14. ^ 小学館、日本大百科全書(ニッポニカ)の「社会学」の項
  15. ^ a b c みすず書房、マリアンネ・ウェーバー著、大久保和郎訳、「マックス・ウェーバー」、新装第一刷(1987年9月)、P. 28
  16. ^ 長部日出雄『マックス・ウェーバー物語 二十世紀を見抜いた男』新潮社<新潮選書>、2008年。39ページ
  17. ^ パンデクテン法学(ローマ法系のドイツ法)、法学提要、学説彙纂、ローマ法制史(イマヌエル・ベッカー)、国民経済学(カール・クニース)、歴史(ベルンハルト・エルトマンスデルファー)、論理学・哲学史(クーノ・フィッシャー)、勁草書房、マリアンネ・ヴェーバー編、阿閉吉男・佐藤自郎訳「マックス・ウェーバー 青年時代の手紙 上」による
  18. ^ みすず書房、マリアンネ・ウェーバー著、大久保和郎訳、「マックス・ウェーバー」、新装第一刷(1987年9月)、P. 56-57
  19. ^ 勁草書房、マリアンネ・ヴェーバー編、阿閉吉男・佐藤自郎訳「マックス・ウェーバー 青年時代の手紙 上・下」、創文社、ミッツマン、安藤英治訳、「鉄の檻ーマックス・ウェーバー 一つの人間劇」P.32「このようにして彼の最初の愛は実のいとこであるバウムガルテン家のエミーにそそがれた。」「六年後、苦しさと罪の感情でいっぱいになったウェーバーはその関係を断ち切り、父方のいとこの娘つまり父の一番上の資本家の兄、カール・アウグスト・ウェーバーの孫娘であるマリアンネ・シュニトガーと婚約した。」
  20. ^ ベルリン大学では卒業後の博士論文作成のための在籍期間も含め、ドイツ法制史(ハインリッヒ・ブルンナー)、ドイツ国法・行政法(ルドルフ・フォン・グナイスト)、商法(レヴィン・ゴルトシュミット)、ドイツ団体法(オットー・フォン・ギールケ)、農業経済史(アウグスト・マイツェン)など。ゲッティンゲン大学には2セメスター=1年在籍しここで大学卒となっている。そこでは教会法(リヒャルト・ドーヴェ)、民事訴訟法(カール・フォン・バール)、行政法(フェルディナント・フレンスドルフ)、商法(リヒャルト・シュレーダー)、民法(フェルディナント・レーゲルスベルガー)など。勁草書房、マリアンネ・ヴェーバー編、阿閉吉男・佐藤自郎訳「マックス・ウェーバー 青年時代の手紙 上」、河出書房、世界の思想18、ウェーバーの思想、巻末年表;中公新書、野口雅弘著、「マックス・ヴェーバー 近代と格闘した思想家」など。
  21. ^ 長部日出雄 『マックス・ウェーバー物語 二十世紀を見抜いた男』 新潮社<新潮選書>、2008年。76、80・82ページ
  22. ^ 長部日出雄『マックス・ウェーバー物語 二十世紀を見抜いた男』新潮社<新潮選書>、2008年。90ページ
  23. ^ 創文社、ミッツマン、安藤英治訳、「鉄の檻ーマックス・ウェーバー 一つの人間劇」、p.39
  24. ^ Max Weber,“Zur Geschichte der Handelsgesellschaften im Mittelalter, Schriften 1889-1894”, , Max Weber Gesamtausgabe, Abteilung I: Shriften und Reden, Band 1, 2008, J. C. B. Mohr (Paul Siebeck), Tübingen, p.139 a
  25. ^ みすず書房、マリアンネ・ウェーバー著、大久保和郎訳、「マックス・ウェーバー」、新装第一刷(1987年9月)、P.92;しかし結局ヴェーバーはモムゼンが期待していたローマ法・ローマ史の専門家にはならなかった。
  26. ^ 2003年、未來社、マックス・ヴェーバー著、肥前栄一訳、「東エルベ・ドイツにおける農業労働者の状態」、訳者解題P.200-203
  27. ^ 「マックス・ウェーバー」p43 野口雅弘 中公新書 2020年5月25日発行
  28. ^ 「マックス・ウェーバー」p46-47 野口雅弘 中公新書 2020年5月25日発行
  29. ^ 「マックス・ウェーバー」p58 野口雅弘 中公新書 2020年5月25日発行
  30. ^ 「マックス・ウェーバー」p73 野口雅弘 中公新書 2020年5月25日発行
  31. ^ 「マックス・ウェーバー」p88 野口雅弘 中公新書 2020年5月25日発行
  32. ^ 「マックス・ウェーバー」p95 野口雅弘 中公新書 2020年5月25日発行
  33. ^ 「マックス・ウェーバー」p178 野口雅弘 中公新書 2020年5月25日発行
  34. ^ a b 長部日出雄『マックス・ウェーバー物語 二十世紀を見抜いた男』新潮社<新潮選書> 、2008年。22ページ
  35. ^ 「マックス・ウェーバー」p137 野口雅弘 中公新書 2020年5月25日発行
  36. ^ a b 長部日出雄『マックス・ウェーバー物語 二十世紀を見抜いた男』 新潮社<新潮選書>、2008年。23ページ
  37. ^ 2007年、佐野誠著、「マックス・ヴェーバーの講演「国家社会学の諸問題」(一九一七年)をめぐって――国家社会学と正当的支配の四類型」
  38. ^ 「マックス・ウェーバー」p124 野口雅弘 中公新書 2020年5月25日発行
  39. ^ 「マックス・ウェーバー」p193-194 野口雅弘 中公新書 2020年5月25日発行
  40. ^ 「マックス・ウェーバー」p177 野口雅弘 中公新書 2020年5月25日発行
  41. ^ 「マックス・ウェーバー」p178-181 野口雅弘 中公新書 2020年5月25日発行
  42. ^ 「マックス・ウェーバー」p218 野口雅弘 中公新書 2020年5月25日発行
  43. ^ マックス・ウェーバー、『宗教社会学論選』中の「宗教社会学論集 序言」「世界宗教の経済倫理 序論」など。
  44. ^ カール・レヴィット『ウェーバーとマルクス』、また後年2018年にウィーン大学での彼の宗教社会学の講義の題名は「唯物史観の積極的批判」であった。みすゞ書房、マリアンネ・ウェーバー著、大久保和郎訳、「マックス・ウェーバー」、p.452-453。
  45. ^ 1206年に始まるデリー=スルタン朝と、1526年以来のムガル帝国までイスラム教が征服者の宗教としてインドに流入し、ヒンドゥー教にも影響を与えたことが記載されている。
  46. ^ 100箇所以上で言及されている。
  47. ^ http://hkorihara.com/7kyotosympo.htm
  48. ^ フリードリヒ・H・テンブルック、『マックス・ウェーバーの業績』、未来社に収録の「『経済と社会』からの訣別 ――ヨハネス・ヴィンケルマン編集による、テクスト校訂上の説明付き『経済と社会』改訂第五版(テュービンゲン、一九七六年)に対する論評のために――」
  49. ^ 折原浩、『日独ウェーバー論争: 『経済と社会』(旧稿)全篇の読解による比較歴史社会学の再構築に向けて』;ウォルフガング・シュルフター、折原浩、『『経済と社会』再構成論の新展開―ウェーバー研究の非神話化と『全集』版のゆくえ』
  50. ^ 参照:http://hkorihara.com/zuisou4.htm
  51. ^ マックス・ウェーバー『社会科学と社会政策にかかわる認識の「客観性」』(Die 'Objektivität' sozialwissenschaftlicher und sozialpolitischer Erkenntnis)
  52. ^ マックス・ヴェーバー『社会科学と社会政策にかかわる認識の「客観性」』(Die 'Objektivität' sozialwissenschaftlicher und sozialpolitischer Erkenntnis)
  53. ^ 「マックス・ウェーバー」p57-58 野口雅弘 中公新書 2020年5月25日発行
  54. ^ ヴォルフガング・シュヴェントカー、『マックス・ウェーバーの日本 受容史の研究1905-1995』
  55. ^ 丸山眞男、『日本の思想』
  56. ^ カール・レーヴィット(柴田治三郎ほか訳)『ウェーバーとマルクス』(未來社、1966年)
  57. ^ 2005年、岩波書店、安藤英治:聞き手、亀嶋庸一編、今野元訳『回想のマックス・ウェーバー――同時代人の証言――』, P.58 - 59
  58. ^ 1965年、東京大学出版会、大塚久雄編「マックス・ヴェーバー研究 生誕百年記念シンポジウム」に収録の丸山眞男の「戦前における日本のヴェーバー研究」p.171
  59. ^ みすず書房、マリアンネ・ウェーバー著、大久保和郎訳「マックス・ウェーバー」、1987年新装第1刷、P.57
  60. ^ 講談社学術文庫、2003年、安藤英治、「マックス・ウェーバー」、P.66「ウェーバーを有名にしたプロテスタンティズムの経済倫理などには縁もゆかりもない青年であった。月末になって金が足りなくなると、親仁に「金送れ」と催促しては親仁にどなりつけられたと『伝記』に紹介されている始末である。まことに愛すべき俗人であった。」


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マックス・ウェーバー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/13 14:32 UTC 版)

暴力装置」の記事における「マックス・ウェーバー」の解説

1919年講演記載した著作職業としての政治』の中で、マックス・ウェーバーは、主権国家とは「合法的な暴力の独占」であるとして、「国家権力国家暴力)の主な手段」(ドイツ語: Hauptinstrument der Staatsgewalt)との用語を使用した近代国家社会学的な定義は、結局は国家含めたすべての政治団体固有な・特殊の手段、つまり物理的暴力行使着目してはじめて可能となる。「すべての国家暴力の上基礎づけられている」トロツキー例のブレスト-リトウスクでこう喝破したが、この言葉実際正しい。(略)国家とは、ある一定の領域内部で----この「領域」という点が特徴なのだが----正当な物理的暴力行使独占を(実効的に)要求する人間共同体である、と。国家以外のすべての団体個人に対しては、国家の側で許容した範囲内でしか、物理的暴力行使権利認められないということ、つまり国家暴力行使への「勝利」の唯一の源泉みなされているということ、これは確かに現代特有な現象である。 — マックス・ウェーバー『職業としての政治』 なお権力暴力対す捉え方においてマックス・ウェーバーはハンナ・アーレント対比されることも多い。しかし、ウェーバー政治観を「暴力装置」のみで理解することは一面的に過ぎると指摘されている。ウェーバー理論では支配安定諸々利害動機連関の上成立するとし、人々支配支持するような動機づけ正当性という)が重要視されるウェーバーのいう「正当性」とは特定の価値的な立場意味するものではなく様々な価値的な立場多様性もしくは対立可能性)を前提に、それにもかかわらず成立するような政治的規範位相をいうとされている。ウェーバー正当性あり方により支配類型化行った

※この「マックス・ウェーバー」の解説は、「暴力装置」の解説の一部です。
「マックス・ウェーバー」を含む「暴力装置」の記事については、「暴力装置」の概要を参照ください。


マックス・ウェーバー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 17:01 UTC 版)

ゲーム理論」の記事における「マックス・ウェーバー」の解説

マックス・ウェーバー(1864年 - 1920年)は一般に社会学者経済学者歴史学者哲学者とされているが、彼は社会学経済学中心とする壮大な社会科学体系構想した経済学者森嶋通夫ウェーバー社会科学方法論精神『ゲームの理論と経済行動』において実際に展開されたと評価している。フォン・ノイマンモルゲンシュテルン大著『ゲームの理論と経済行動』経済学初め導入された「公理論的アプローチ」はウェーバー構想した理想型モデルそのものであり、ゲーム理論誕生以降現代の理論経済学は、ウェーバー構想通り発展している。 ただし、公理論的アプローチには「科学論理的に無矛盾なだけでなく現実説明力持ってなければならない」という思想欠如している。これに対してウェーバーフォン・ノイマンらは共通して現実観察不十分だと、数学的思弁だけが近親繁殖して結局その学問退化してしまう」という考え持っていた。

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「マックス・ウェーバー」を含む「ゲーム理論」の記事については、「ゲーム理論」の概要を参照ください。

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