マイライン‐プラス【MYLINE PLUS】
マイラインプラス
マイラインプラスとは、あらかじめ電話会社を登録し、自動的にその電話会社の通話サービスを利用するよう設定するシステムである「マイライン」の発展系ともいえるサービスで、利用する電話会社を登録し、識別番号を無視して常に同じ電話会社を利用するようにするサービスのことである。
マイラインプラスに登録しておくと、常に電話利用は登録した電話会社を通じて行うことになる。他の電話会社のサービスを利用したい場合には、番号の前に「122」番号を入力し、その上で電話会社を識別する番号を入力する必要がある。
マイラインプラスは、マイラインと同じく、「市内通話」「県内の市外通話」「県外通話」「国際通話」のそれぞれについて登録できる。
マイラインプラスは通話サービスを固定する役割りが色濃く、そのため事業者が顧客を固定するために最も適した方式であるといえる。各電話会社とも、豪華プレゼントや割引サービスなどの特典を用意してマイラインプラスへの顧客を囲い込みを図っている。
マイライン
(マイラインプラス から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/03 04:44 UTC 版)
マイラインとは、NTT東日本またはNTT西日本の固定電話(加入電話・INSネット)の中継電話において、事業者識別番号を電話番号の前に付けなくても、利用者が使いたい電気通信事業者を優先的に使用するサービスである。
- ^ a b “マイライン争奪戦NTTを苦しめる値引き合戦の行く末(2001年)”. 東レ経営研究所. (2001-00-00) .
- ^ 特定の事業者を「マイラインプラス」登録すると割引サービス等の使用料の一定額割引や無料化、割引サービスの割引率が自動的に5 - 15%アップ、通信事業者がサービス提供しているプロバイダの基本料金割引などの特典がある。
- ^ アメリカではスラミングと言う。
- ^ “固定電話(加入電話・INSネット)のIP網移行 マイライン・割引サービスの終了”. NTT東日本 (2022年1月20日). 2022年4月4日閲覧。
- ^ 『情報通信審議会 電気通信事業政策部会 電話網移行円滑化委員会(第34回)配布資料・議事録』(プレスリリース)総務省、2017年6月21日 。2017年6月30日閲覧。
- ^ マイライン廃止はほぼ決まり、ささやかれる「NTT独占時代への回帰」 - 日経クロステック(2017年6月16日) 2021年3月14日閲覧。
- ^ マイライン事業者協議会から提供される情報に基づく。
- ^ a b PHS含む。
- ^ 携帯電話の電話番号帯は「090-XXXX」、「080-XXXX」、「070-AXXX」(A=1〜4、7〜9)。
- ^ PHSの電話番号帯は「070-AXXX」(A=0・5・6)。
- ^ なお、携帯電話に「070-AXXX」(A=1〜4、7〜9)番号が割り当てられると共に、携帯電話とPHSの間での番号ポータビリティも開始されているため、電話番号だけでは必ずしも判別できない。このためPHSに掛かった場合には特別な呼び出し音が鳴るようになっている。
“携帯電話の電話番号への070の追加について”. 総務省. (2013-11-1) . - ^ 優先接続。
- ^ 選択中継制による中継電話。
- ^ なお、同一区域内の深夜(23時〜翌8時)のみ、事業者番号無指定の場合、その他の通信料よりも高くなる。
- ^ “固定電話から携帯電話へお得に通話できる「0033モバイル」の「070」番号から始まる携帯電話およびPHSへの接続開始について”. NTTコミュニケーションズ. (2013-10-31) .
- ^ “固定電話からPHSへの通話サービスの提供開始について”. NTT東日本. (2014-9-1) .
- ^ “固定電話からPHSへの通話サービスの提供開始について”. NTT西日本. (2014-9-1) .
- ^ 「マイライン」及び国内・国際電話サービスの提供終了| 楽天モバイル株式会社
- ^ “0086deケータイ”. 九州電話 .
- ^ 北海道(札幌、千歳、夕張、栗山、芦別、滝川、岩見沢、当別、石狩、小樽、余市、岩内、倶知安、寿都、伊達、室蘭、苫小牧、早来、鵡川、門別富川、浦河、静内、えりも地域)、宮城県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都(離島を除く)、神奈川県、愛知県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、広島県、福岡県。
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