ポケットモンスター (架空の生物)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/23 01:36 UTC 版)
ポケットモンスター、略してポケモンは、『ポケットモンスター』シリーズに登場する「架空の生物」の総称である。
注釈
- ^ 複数の姿(主にフォルムと呼称される)を持つもの(デオキシス、ギラティナ等)や、個体ごとに姿や特徴が異なるもの(アンノーン、ミノマダム等)、メガシンカやゲンシカイキ、リージョンフォーム、キョダイマックス等を細かく分けた場合はさらに多い。
- ^ 事件(ポケモンショック)や訴訟(ユリ・ゲラー)に関わったポケモンであっても同様である。
- ^ ただしソフトによって、その地方の図鑑に含まれないにもかかわらず登録できるポケモンが存在し(例えば『ソード・シールド』のミュウ)、発売時点で登録できなかったポケモンが後日のソフトアップデートにより登録可能となっている場合もある。
- ^ 『Pokémon GO』から先行登場。『Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』での入手には『Pokémon GO』との連携が必要となる。
- ^ うち8体は「エキスパンション・パス」で追加。
- ^ 2024年1月11日時点(「ゼロの秘宝」で追加されたポケモンも含む)。うち1体は『Pokémon GO』から先行登場。
- ^ 例として、初期の図鑑には「インド象」や「東京タワー」といった現実世界の生物・建造物を比較対象に挙げている記述がある。ただし、これらはプレイヤーの認識に合わせたメタ的記述の可能性もある。
- ^ アニメにおいては、無印第7話で水槽の中に普通の魚が泳いでいたり、第20話でゴースがマングースに変身しているなど。ただし、AG以降ポケモンの世界であることを強調するためか、現実世界の動物の描写はなくなっている。
- ^ アニメにおいて、設定上はポケモン以外の動物に分類される生物を筆頭とする生物は存在し、生態系はゲームと共通である。しかし特に動物等がポケモンと同族とされないための配慮として、アニメではそういった描写が主流となっている。
- ^ アニメ『ポケットモンスター』第二期エンディングテーマ『ニャースのうた』の歌詞中にはポケモンではない昆虫の存在を示唆するフレーズが存在する。
- ^ アニメではゴウのゴルーグが通常より大きな個体として登場している。
- ^ 首藤剛志による小説『ポケットモンスター The Animation』では「“進化”という表現は適切ではないが、表現するのに便利なので使用している」と解釈されている。
- ^ 穴久保版『ポケットモンスター』、姫野かげまる『ポケモンカードになったワケ』など。
- ^ ポケモン図鑑では、「ヤドランは尻尾のシェルダーが外れるとヤドンに退化する」という設定が語られているが、ゲーム内でそのようなことが実際に起こるわけではなく、あくまでも図鑑等で語られているのみである。
- ^ 「ポケモンドリームワールド」(『ブラック・ホワイト』)、「ポケモンARサーチャー」(『ブラック2・ホワイト2』)、「フレンドサファリ」(『X・Y』)など
- ^ 「群れバトル」(『X・Y』)、「ポケモンサーチ」(『オメガルビー・アルファサファイア』)、「乱入バトル」(『サン・ムーン』)、「マックスレイドバトル」(『ソード・シールド』)など。
- ^ ただし、『ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア 公式ガイドブック 完全ぜんこく図鑑完成ガイド』では、この現象に対してフォルムチェンジの呼称を使用していない。
- ^ 初登場となったゲームボーイアドバンスの頃においてはシステムが異なり、バージョンごとに異なるフォルムが用意され自動で変化するというものだった。
- ^ 『X・Y』の主人公の場合。装置の名称はキャラによって異なる
- ^ 映画公開当時はメガシンカのシステムが未公表であり、パンフレット等では「覚醒したミュウツー」という呼称が用いられていた[2]。
- ^ ただし、通常のプレイ以外で入手したキョダイマックス対応ポケモンの特別個体(サトシのピカチュウおよび『Pokémon HOME』と『Pokémon GO』連動で入手したメルメタル)は、ダイスープによるキョダイマックス個体化・またはキョダイマックス個体化から戻すことができない。
- ^ 『ポケットモンスター金銀 ポケモン図鑑 任天堂公式ガイドブック』内の物語では、調査をした研究員がトイレに行っている間、プリンの調査の際には子守唄で眠ってしまった後にタマゴができていた。
- ^ 育児嚢を持つガルーラや乳房を持つミルタンクなど、性別特有の器官を持つポケモンは一部存在する。ただし、これらのポケモンはもう片方の性別(この場合はオス)が発見されていないため同種間での性差比較ができず、明確に性別特有の器官なのかは不明である。
- ^ 元々はゲームで各種のポケモンごとに雌雄が設定されていなかった時代にアニメ版で設定された要素であり、それに準じてゲームでは性別不明に分類された。
- ^ 例えば『ポケモン不思議のダンジョン 時・闇の探検隊』におけるエムリットやセレビィは表示では性別不明となっているものの、会話やイベントシーンでは完全に女性(メス)口調であり、セレビィに関してはオスのポケモンであるジュプトルへの恋愛感情を抱いていた。
- ^ 古代遺跡のパズルを解くとアンノーンが出てくる、文様つきの巨大なゲンガーとフーディンがモンスターボールらしきものに入っていた、など。
- ^ 『ダイヤモンド・パール・プラチナ』の作中に登場する書籍「シンオウ むかしばなし」その3の記述による
- ^ 『X・Y』では自分が選ばなかったポケモンが、NPCとの通信交換やフレンドサファリで手に入る。しかし、後者は登録したフレンドコードによってランダムに決まる不確定なものである。
- ^ プテラの図鑑解説では恐竜等の生物の存在も明らかになっている。また、『劇場版ポケットモンスター 結晶塔の帝王 ENTEI』の本作以前に首藤が半年をかけて作ったプロット、もう一つの劇場版ポケットモンスター第3作(正確には幻の第3作)の存在があり、物語は、人間とポケモン以外の動物がいないはずのアニメポケモンの世界で、ティラノサウルスの化石が発見されるという事件から始まるという設定がある。
- ^ ポケモン図鑑ではウインディが「でんせつポケモン」に分類されているが、少なくともゲーム内では特別に扱われることはない。
- ^ アニメ版では、伝説のポケモンも複数個体が存在することが明確に描写されている。初めてその対象となったルギアの場合、無印期のテレビ版に登場するルギアは劇場版『ルギア爆誕』に登場したものと別個体であり(登場人物のセリフから劇場版の後日談と明言されている)、さらにそのルギアの子供と見られる小型の幼生ルギアを連れて登場しており、アニメ世界においてルギアは最低でも3匹は存在していることが確認される。ラティオスとラティアス(映画劇中で複数の個体が確認でき、アニメ版でも複数のトレーナーが使用)など他の伝説のポケモンも同様の事例がある。これとは逆に、アニメ版のミュウツーは「遺伝子操作を加えたミュウのクローン」であり、製造された一個体しか存在していない。
- ^ 例えば、ホウエン地方において伝説のポケモンであるグラードンとカイオーガによる創造神話は語り継がれているが、サウンドトラック付属のブックレットに書かれた開発スタッフの解説によると、これは2匹の驚異的な力を目にした古代人の想像であり、2匹の決戦も架空であると説明されている。ゲーム中では、『プラチナ』にてシロナがシンオウ地方のカンナギタウンの壁画に描かれた「ディアルガ、パルキア、ギラティナの3匹を生み出し従えた何者か(後のアルセウス)」を解説した際、ディアルガたちの強大な力に対する畏敬の念を伝えたものがシンオウ地方の創造神話だろうという研究結果を提示している。シリーズでは伝説が事実であったことを髣髴とさせるイベントがクライマックスとして用意されるがそれはあくまでゲームイベントとしての「実現」であり、伝説を事実と断定しない姿勢はシリーズにおいて徹底されている。
- ^ なお、『ダイヤモンド・パール』以降の作品では、話しかけた時に特徴的な鳴き声(台詞)を発するものが多いが、ゲームフリークの松宮稔展曰く「伝説のポケモンは、捕まえたらそれっきりで一度も連れていかない可能性があるため、あえて変な鳴き声にすることでインパクトを残そうとしている」とのこと[5]。
- ^ アニメ『ポケットモンスター サン&ムーン』では、エーテル財団が「UB:BLACK」と呼称していた。
- ^ 「神速のゲノセクト ミュウツー覚醒」でゲノセクト、「セレビィ 時を超えた遭遇」のセレビィ、「サン&ムーン」のメルタンが同時に複数個体で登場する。
- ^ 幻のポケモンも全て集めて真の図鑑完成となるが、成し遂げることは大変困難である。また、幻のポケモンではないのに通常のプレイでは入手できないポケモン(『ブラック・ホワイト』のゾロア、ゾロアークなど)特殊なケースも存在する。
- ^ 『オメガルビー・アルファサファイア』のデオキシス、『ソード・シールド』のケルディオなど。
- ^ 『ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』のミュウ、ジラーチなど。
- ^ ただし『Pokémon GO』のみ、レイドバトルで入手できる伝説のポケモン・幻のポケモンに限り通常のポケモンと同様に低確率でランダムに色違いの個体になる可能性がある。
- ^ 放映当時は『金・銀』発売以前の物語であるためゲーム公式設定ではなく後付け設定によるもの。ゲームでの色違いのバタフリーはピンク色ではない。
- ^ 『ダイヤモンド&パール』でギンガ団のサターンが所持しているドクロッグがボールから出された時にはエフェクトが出なかった。
- ^ 『Pokémon GO』でのみ他作品へ転送できない点を除いて該当ポケモンの通常個体のような扱いで通常使用が可能。また、『サン・ムーン』で初登場のサトシのピカチュウは一部の続編作品への移動および使用が可能。
出典
- ^ “ポケモン公式、「進化」と「しんか」の違い説明で話題 世界観を古生物学で解説「なるほどね!」「知見が得られた」”. ORICON NEWS. 2022年4月19日閲覧。
- ^ “『ポケモン』完全新作アニメ『ミュウツー~覚醒への序章(プロローグ)~』がテレビ東京系列にて放送決定!”. ファミ通.com (2013年6月15日). 2015年1月9日閲覧。
- ^ 【ポケモンセンターに聞きました】ポケモンの肉は食べられるのか?、ガジェット通信
- ^ 「ポケモン」最新作は「ポケットモンスター X・Y」 2013年10月に世界同時発売 新たな“御三家”ポケモンの姿も明らかにIT Media ニュース
- ^ 「ポケットモンスターブラック・ホワイト」のつくりかた 2:ゲームフリークスタッフボイス・2013年1月14日時点のアーカイブ
- ^ “姿を変化させるポケモン”. ポケモンだいすきクラブ. 株式会社ポケモン. 2021年5月8日閲覧。
- ^ “増田部長のめざめるパワー 第118回”. ゲームフリーク (2007年12月13日). 2023年1月7日閲覧。
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