ボーア磁子とは? わかりやすく解説

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ボーア‐じし【ボーア磁子】

読み方:ぼーあじし

電子の磁気モーメント基本単位電気素量e、プランク定数h、電子の静止質量meとすると、ボーア磁子μBは、eh/4πme=9.274×1024J/T(ジュール/テスラ)となる。1913年にN=ボーアにより導出された。電子の磁気モーメントはボーア磁子を単位として、1の値をもつはずだが、実際にはボーア磁子よりも0.116パーセント大きい。この差は異常磁気モーメント呼ばれ繰り込み理論導入した量子電磁力学により説明される


ボーア磁子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/13 00:00 UTC 版)

ボーア磁子(ボーアじし、英語: Bohr magneton)とは、原子物理学において、電子磁気モーメントの単位となる物理定数である。1913年ルーマニア物理学者ステファン・プロコピウ英語版が発見し[2]、その2年後にデンマークニールス・ボーアによって再発見された。そのためボーア=プロコピウ磁子と呼ばれることもある。通常は記号 μB で表される。


  1. ^ a b CODATA Value
  2. ^ Ştefan ProcopiuDetermining the Molecular Magnetic Moment by M. Planck’s Quantum Theory - Bulletin scientifique de l’Académie roumaine de sciences、ブカレスト、1913年
  3. ^ CODATA Value
  4. ^ O'Handley p.83


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