ボンド‐じしゃく【ボンド磁石】
ボンド磁石
ボンド磁石
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/08 16:23 UTC 版)
ボンド磁石(ボンドじしゃく)は、永久磁石のバルク化の方法による分類の一種[1]で、磁粉(磁性粉末)を樹脂で固めたもの[2]。
特徴
永久磁石は一定の体積に磁界発生空間を確保する必要があり、そのバルク化の方法により、鋳造磁石、焼結磁石、ボンド磁石などに分けられる[1]。このうち磁粉(磁性粉末)を用いたものが焼結磁石とボンド磁石で、焼結磁石は磁粉(磁性粉末)を焼結して固めたもの、ボンド磁石は磁粉(磁性粉末)を樹脂で固めたものである[2]。
ボンド磁石はポリマー(バインダー)を含むため鋳造磁石や焼結磁石よりも磁気特性は劣るが、複雑な形状に加工でき、寸法精度、薄肉化、量産性などに優れる[3]。加工が容易ではさみやカッターナイフでも簡単に切ることができる。
磁粉による分類
脚注
- ^ a b 福永博俊「永久磁石と応用 第1回 磁石の種類とその評価」『まぐね (Magnetics in Jpn.)』第9巻第3号、日本磁気学会、2014年。
- ^ a b “焼結磁石”. ひたちなかテクノセンター. 2023年3月9日閲覧。
- ^ a b c 芳賀美次「ボンド磁石の磁粉の分散と磁石のエネルギー分野への応用」『日本接着学会誌』第49巻第6号、日本接着学会、2013年。
ボンド磁石
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/29 06:56 UTC 版)
フェライト磁石を粉末状にしてゴムに練り込んだゴム磁石やプラスチックに練り込んだプラスチック磁石をまとめてボンド磁石あるいはボンデッド磁石という。 「ボンド磁石」を参照
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