ホーンテッドマンションとは?

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ホーンテッド・マンション

原題:The Haunted Mansion
製作国:アメリカ
製作年:2003
配給:ブエナ ビスタ
スタッフ
監督:Rob Minkoff ロブ・ミンコフ
製作:Andrew Gunn アンドリュー・ガン

Don Hahn ドン・ハーン
製作総指揮:Rob Minkoff ロブ・ミンコフ

Barry Bernardi バリー・ベルナルディ
脚本:David Beren デヴィッド・バレンバウム 
撮影:Remi Adefarasin レミー・アデファラシン
特殊メイク:Rick Baker リック・ベイカー
音楽:Mark Mancina マーク・マンシーナ
美術:John Myhre ジョン・マイヤー
キャスト(役名
Eddie Murphy エディ・マーフィ (Jim Evers
Jennifer Tilly ジェニファー・ティリー (Madame Leota
Terence Stamp テレンス・スタンプ (Ramsley)
Nathaniel Parker ナサニエル・パーカー (Master Gracey)
Marsha Thomason マーシャ・トマソン (Sara Evers
Dina Waters ディナ・ウォーターズ  (Emma
Marc John Jefferies マーク・ジョン・ジェフリーズ  (Michael
Aree Davis アリー・デイヴィス  (Megan
Heather Juergensen ヘザー・ジャーゲンセン
解説
カントリー・ベアーズ」「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」に続きディズニーランド人気アトラクションエディ・マーフィ主演映画化したホラー・コメディ。監督は「ライオン・キング」「スチュアート・リトル」のロブ・ミンコフ
ストーリー※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください
19世紀ニューオーリンズその日舞踏会が行われていた壮麗なゴシック風の大豪邸で屋敷主人ある悲劇が起きた…。現在。夫婦不動産業を営むジム(エディ・マーフィ)は愛す家族思いながらもついつい仕事中心毎日。そんなジムも「今度こそは」と、ある週末家族水入らず旅行計画する。しかし、旅行当日ジムの妻サラのもとへ、チラシ見たという人物から電話が入る。電話の主グレイシー邸の執事ラムズリー(テレンス・スタンプ)。家族旅行のため断ろうとしたサラだったが、この案件は大チャンスとにらんだジム電話を奪い、承諾してしまう。「旅行前に少し立ち寄るだけ」と2人の子どもメーガンマイケルをなだめ、不満いっぱいサラ横目にグレイシー邸に車を走らせるジム人里離れた入り江たたずむその屋敷は、想像以上豪華たたずまいだった。これほど大豪邸の売却仲介をすることは、人生最大ビジネス・チャンス感じジムは、意気揚揚屋敷足を踏み入れる。しかしジムたちが屋敷に入った途端、外はひどい豪雨に襲われる。一家やむなく旅行中止し、グレイシー勧めもあって屋敷泊まることに。子供たち割り当てられた客間でメーガンマイケルは古いオルゴールのふたを開ける。すると、まばゆい人魂飛び出してきた。誘われるかのように人魂飛んでゆく後を追ってゆく2人この人魂は一体、敵なのか味方なのか。ジム愛す家族にとって、想像を絶する悪夢冒険が始まろうとしていた

ホーンテッドマンション

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/11/20 07:36 UTC 版)

ホーンテッドマンション(The Haunted Mansion)は、世界各国のディズニーパークにあるライド型お化け屋敷アトラクションである。

概要

ゲストはプレショーとして、「年老いていく肖像画の間」と「伸びていく肖像画と壁の間」を見た後、ドゥームバギー(Doom Buggy、死の車[1])と呼ばれる3人乗りの黒い椅子型のライドに乗り込む。

なおライドはオムニムーバーを採用しており、自動的に左右に向きを変えながらレールに沿って進んでいくため、ゲストはライドに乗り込んで以降は歩く必要はない。登場する亡霊たちは様々なオーディオアニマトロニクスによって複雑に動き、ライドに内蔵されたゴーストホストの声に連動してゲストを恐怖に陥れる。

コンセプトアートはマーク・デイヴィスが担当し、アトラクション内の音楽はバディ・ベイカーが担当した。

ホーンテッドマンションがあるパーク

ストーリー

999人の亡霊が住んでいる屋敷が舞台。亡霊たちは館に訪れるゲストを1000人目の仲間に迎えようと狙っている。ディズニーランド・パリのみアトラクション名称やストーリーなどが異なる。詳しくは下記。

登場キャラクター

ゴーストホスト (Ghost host)
声:ポール・フリーズ(英語) / 堀貞一郎(日本語)
屋敷の主人にしてアトラクションの案内役。本名はマスター・グレイシー。「伸びていく肖像画と壁の間」の上部にある首吊り死体は彼のものである。
マダム・レオタ (Madame Leota)
声:エレノア・オードリー
水晶玉の中に頭部だけが映っている降霊術師の女性で、舞踏会のために亡霊たちを降霊している。2007年のリニューアルで設置された墓標には「Dear sweet Leota Beloved by all In regions beyond now, But having a ball」と書かれている。顔のモデルはウォルト・ディズニー・カンパニーの社員だったレオタ・トゥームズ。
リトル・レオタ (Little Leota)
声:レオタ・トゥームズ
ゴーストホステス(Ghost hostess)、ゴーステス(Ghostess、GhostとHostessを組み合わせた造語)とも呼ばれる、アトラクション出口付近にいる小さな女性。ゲストたちに死亡証明書を持って戻ってくるように促し、1000人目の亡霊になるよう勧誘している。顔のモデルはマダム・レオタと同じくレオタ・トゥームズ。
墓地の管理人
屋敷の裏手にある墓地を管理する、ペットの犬を連れた初老の男性。アトラクション内では唯一の生きた人間。

各施設詳細

ディズニーランド

ホーンテッドマンション
The Haunted Mansion
オープン日 1969年8月9日
スポンサー なし
所要時間 約10分(メイン約6分)
定員 3名/1台
利用制限 Hight Requirement.JPG なし
ファストパス Fastpass availability icon.svg 対象外
シングルライダー Single rider line availability icon.svg 対象外

設置場所はニューオーリンズ・スクエア

外観や内部の構成が日本やマジック・キングダムのものとは異なり、肖像画ギャラリー及びゴーストライターの書斎エリアが存在しない。そのため、ライド乗り場までしばらく歩かなければならない。ロード(乗り場)の位置は日本やマジック・キングダムのものに当てはめるとピアノの位置に当たる。ただし、書斎エリアにあるものと似たような胸像と本棚はライド乗り場に行くまでの通路に設置されている。また、壁には変化する肖像画が飾られており時間の経過で絵が変わっていく(女性→メドゥーサ帆船幽霊船など)。日本にある「どこにいても自分の方を見てくる肖像画(いわゆるトリックアート)」と同じ肖像画も数枚存在する。

マジック・キングダム

ホーンテッドマンション
The Haunted Mansion
オープン日 1971年10月1日(マジック・キングダムと同時にオープン)
スポンサー なし
定員 3名/1台
利用制限 Hight Requirement.JPG なし
ファストパス Fastpass availability icon.svg 対象外
シングルライダー Single rider line availability icon.svg 対象外

設置場所はリバティー・スクエア

外観や内部の構成は日本のホーンテッドマンションとほぼ同様(日本のものがマジック・キングダムのものを基にして建設されたため)。

2007年にリニューアルした。主な変更点は「キューライン付近にマダム・レオタの墓標の設置」、「プレショーで部屋が伸びる際の音声に木の軋む音が追加」、「マダム・レオタの水晶玉が浮く仕掛けが追加」、「屋根裏部屋エリアの大幅改装」(ディズニーランドでも2006年のリニューアルの際に行われた)である。

2011年にもリニューアルが行われた。主な変更点は「屋外のキューラインにインタラクティブ要素(ゲストが叩くと音が鳴る楽器や本が飛び出る本棚等)」、「フィナーレシーンで乗り込むゴーストがゲストにいたずら(ゲストの顔を膨らませたり髭をつけたりする等)」である。

東京ディズニーランド

ホーンテッドマンション
オープン日 1983年4月15日 (東京ディズニーランドと同時にオープン)
スポンサー なし
所要時間 約15分(プレショー約7分30秒、メイン約7分30秒)
定員 3名/1台
利用制限 Hight Requirement.svg なし
ファストパス Fastpass availability icon.svg
シングルライダー Single rider line availability icon.svg 対象外

設置場所はファンタジーランド。古びた煉瓦色を基調とした大きな屋敷と、深く生い茂った木々が周囲の建物やアトラクションと対照的となっている。

日本のものとアメリカのディズニーパークのもので使用されるBGMは音程が少し異なっている。東京では低めのキーを、逆にアメリカでは高めのキーになっており、これは2つの国の「お化け」や「幽霊」の類に於けるインパクトの受け方が違うため、東京ディズニーランドにホーンテッドマンションを導入する際に、日本人が怖がりそうな低い音程(不協和音)を採用したという。

オープン当初からノースポンサーであったが、1998年から2003年3月25日まではセコムが提供していた。

温室の直ぐ後のドアがたくさんあるシーンにひとつだけ肖像画があるが、ライドのタイミングが合うと彼の肖像画がみるみる立体化し、やがて恐ろしい顔になるという幽霊が登場する。 これはセコムがスポンサーに就いてから登場した幽霊であり、この肖像画がみられるのは世界中のディズニーランドのなかでも東京だけである。

ディズニーランド・パリ

ファントム・マナー
Phantom Manor
オープン日 1992年4月12日(ユーロ・ディズニーランド(当時)と同時にオープン)
スポンサー なし
定員 3人/1台
利用制限 Hight Requirement.JPG なし
ファストパス Fastpass availability icon.svg 対象外
シングルライダー Single rider line availability icon.svg 対象外

ファントム・マナー(Phantom Manor)は、ホーンテッドマンションとほぼ同一のアトラクションである。設置場所はフロンティアランド

建物は第二帝政様式の外観をしている。ストーリーはフロンティアランド全体のストーリーや設定と連動しており、屋敷はビッグサンダー・マウンテンの金鉱山を掘り当てたヘンリー・レイヴンズウッドの私邸という設定である。

ナレーションはジェラール・シュヴァリエ。また、アトラクション内の音声は英語とフランス語が入り混じっている。

音楽はホーンテッドマンションのものをジョン・デブニーアレンジしたもので、オーケストラを主体としている。また、墓地で胸像が合唱するグリム・グリニング・ゴーストの伴奏はジャズ調になっている。

ハロウィーンの時期にはファントムマナーを含めたサンダー・メサの町エリア全体がカボチャなどで飾り付けられるが、ディズニーランドのようなホーンテッドマンション・ホリデー(ホリデーナイトメアー)は実施されない。

内容

ホーンテッドマンションと基本的な構造はかわらないが、外観やストーリーが大きく異なり、それに従って内部の演出にも変更がある。

  • 前半はホーンテッドマンションとほぼ同じだが、後半はメラニーの私室、墓地、ゴーストタウン[2]、鏡の間と異なっている。
  • 「天井が伸びていく部屋」の上部にある首つり死体があるのは同じだが、それはメラニーの恋人のものである。
  • それによって墓地と鏡の間も異なり、墓地では亡霊ではなく骸骨が登場し、鏡の間ではファントムが鏡に映っている[3]
  • 出口付近にリトル・ブライド(メラニー)がおり、「死んだら死亡請求書を持って戻ってきて」とリトル・レオタと同じようなことを言っている。

ストーリー

ヘンリーの一人娘であるメラニーは、父の経営するサンダー・メサ・マイニング・カンパニーで働く優秀な機関士と恋に落ち、結婚と駆け落ちの約束をする。

しかし、結婚当日にファントムに花婿となるはずだった恋人を殺され、メラニー自身も死の世界へ誘われてしまう。以来、メラニーは花嫁衣裳のまま、100年間も亡霊の巣窟と化した屋敷で花婿を待ち続けている。

そして、ファントムは屋敷を訪れたゲストをも死の世界に引きずり込もうとする。

登場キャラクター

メラニー・レイヴンズウッド(Melanie Ravenswood)
声:ウーナ・リンド(台詞) / キャサリン・レンチ(歌)
ヘンリーの一人娘。最初は若い姿で登場するが進行と共に年老いていき、最終的には白骨になっている。
ファントム(Phantom)
声:ジェラール・シュヴァリエ(ナレーション) / ヴィンセント・プライス(笑い声)
メラニーを死の世界に引きずり込もうとする亡霊。正装をした骸骨の姿をしている。
ヘンリー・レイヴンズウッド(Henry Ravenswood)
メラニーの父で故人。サンダー・メサ・マイニング・カンパニーの社長で、ビッグサンダー・マウンテンの金鉱山を開発し、サンダー・メサの町を見下ろす丘の上に屋敷を建てた。娘の結婚には最後まで反対していた。

トリビア

ストーリー

インターネット上で見られる「マダム・レオタが屋敷のほとんどの住人を殺した」などの詳細なストーリーはディズニー公式のものではなく、マジック・キングダムのホーンテッドマンションのキャストが創作したものである。

スタンバイの待ち時間表示

各アトラクションでは基本的に5分刻みとなっているスタンバイの待ち時間表示であるが、このアトラクションでは5分、10分、15分では忌み数を用いて4分9分13分と表示される。

青ひげの墓標

アトラクション出口にある墓標は15世紀の西洋の貴族・青ひげ(BLUEBEARD)のものである。青ひげは1440年に死亡するまでに7人の女性と結婚しているが、毎年のように妻を殺害し再婚を繰り返していた。刻まれている女性の名前(ペネロペアビゲイルアナスターシャプルーデンスフェーベユージニア)はその妻たちの名前で、彼女たちは全員貞淑だったと言われ、それに因んだ名前ばかりである。しかし、最後に刻まれている7人目の妻・ルクレチアは逆に青ひげを殺し、6人の先妻たちの無念を晴らしているため、彼女のみ没年は刻まれていない。[4]

墓標に刻まれた名前

アトラクション出口にある巨大な墓標には20(アメリカでは32)の名前が刻まれている。一見すると人名のようだが、英語の単語や文章・慣用句をもじったジョークになっている[4]。下記は日本のもの。

  • Harry After (here after / 死後)
  • Clare Voince (clairvoyance / 透視)
  • C U Later (See you later / また会いましょう)
  • Hal Lusinashun (hallucination / 幻覚)
  • Paul Tergyst (poltergeist / ポルターガイスト現象)
  • THEO LATER (See you later / また会いましょう)
  • Lev Itation[5] (levitation / 空中浮揚)
  • HOBB GOBBLIN (hobgoblin / ホブゴブリン)
  • Dustin T Dust (Dust to Dust / 塵は塵に)
  • Rustin Peese (Rest in Peace / 安らかに眠る)
  • Ray N Carnation (reincarnation / 転生)
  • I. M. Mortal (immortal / イモータル 不死者)
  • M. T. Tomb (empty tomb / からっぽの墓)
  • U R Gone (You are gone / あなたは死んでしまった)
  • PEARL E. GATES (pearly gates / 天国の十二の門)
  • I. Trudy Departed (I truly departed / 私は死んでしまった)
  • I L. BebacK (I'll be back / また戻ってくる)
  • Asher T. Ashes (Ashes to Ashes / 灰は灰に)
  • Sue Pernaral (supernatural / 超自然)
  • G. I. MISYOU (Gee, I miss you / あなたが死んで寂しい)

ホーンテッドマンション・ホリデー(ホーンテッドマンション・ホリデーナイトメアー)

ディズニーランド(アナハイム)と、東京ディズニーランドで毎年9月から翌年1月まで行われている、期間限定のバージョン。

脚注

  1. ^ Door of Dream オーロラストーン伝説 東京ディズニーランド超ガイド』では「破滅の馬車」と訳されている。
  2. ^ 大震災で閉鎖したサンダー・メサの町である。
  3. ^ それは、ファントムがゲストを死の世界の引きずり込もうとしているためである。
  4. ^ a b 講談社Door of Dream オーロラストーン伝説 東京ディズニーランド超ガイド1996年 ISBN 4-06-206422-7 p.136 - 137
  5. ^ アメリカでは「Levi Tation」。

関連項目



幽霊屋敷

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/11/08 10:15 UTC 版)

(ホーンテッドマンション から転送)

幽霊屋敷(ゆうれいやしき、haunted house)とは、幽霊が出ると言われている屋敷のこと[1]お化け屋敷とも言われる。

「お化け屋敷」という用語は遊園地やテーマパークにある娯楽施設で用いられることが比較的多いので、最初から娯楽施設として造られた建物についてはお化け屋敷の記事において記述し、本記事では実際に出没するとされる建築物について記述する。

このウィンチェスター家の建物も幽霊が出没すると言われている。

概要

幽霊屋敷とは幽霊が出ると言われている屋敷のことである[1]。「屋敷」というのは、第一義として、が建っているひと区切りの土地のことで、土地に家屋を含んで指す言葉である[2]

「屋敷」の1番目の意味は、単に、家とそれが建っている一区画の土地、という意味であり、大小は関係ない。小さな家も、また大きな家や邸宅、館(やかた)も指す。屋敷の大きなほうを延長すれば、王が住むような宮殿(およびその敷地)といったものまで指しうるわけである。

なお最近の若い人は、「屋敷」と聞くと、ついつい辞書の2番目に載っている「土地も広く、りっぱなつくりの大きな家。邸宅。[2]」といった意味のほうばかりを思い描いてしまうが、それはあくまで2番目の意味である。「屋敷」はもともと第一義としては、大きさは関係なく指す言葉なので、幽霊屋敷と言えば幽霊が出ると言われる小さな家(あるいは小さな家と小さな庭)である可能性はある。

最近では、「幽霊屋敷」をかなり広義に解釈して、いわゆる人が住む「家」ではなく、幽霊が出ると言われる建物全般まで指すような使われ方もしている。例えば、幽霊が出るとされる病院工場・オフィスビル等々も指すことがある。

世界的に有名な幽霊屋敷

幽霊が出没するとされる建物は世界各地に存在している[3][4]。イギリスのボーリー司教館(en:Borley Rectory)、ロンドン塔ヘンリー8世の王宮であるハンプトン・コート・シャー宮殿、キラキー邸、バークリー・スクエア50番地、アメリカ合衆国のウィンチェスター・ミステリー・ハウスマダム・ラローリー邸などが特に有名である[5]。また米国のホワイトハウスにも幽霊がいくつか出没すると長らく噂されている(後述)[6]

イギリス人の幽霊屋敷に対する情熱

幽霊が出没することを英語では「haunted ホーンテッド」と言い、幽霊が出没する建物は「ホーンテッド・ハウス」「ホーンテッド・マンション」などと言う。イギリスでは、今日でも幽霊が現れる建物が多数存在しており、歴史的に由緒がある建物などでは、歴史上の人物が幽霊として現れることがある[7]。イギリス人たちは、無類の幽霊好きで、自分の家に幽霊が出ることを自慢しあう[8]。幽霊ファンのような層が存在し、幽霊見学ツアーなどが行われている[9][10]。近代の心霊研究もイギリスを中心に発展した[11]が、その理由は、ひとつには、イギリス人の気質が知的な探究心旺盛なため、幽霊が現れるとされれば、それを怖がったりせず、積極的に知的に調べてみたがるため、とも言われている[12][11]

幽霊を自分の目で見てみたいと思っているイギリス人も多いので、イギリスでは幽霊が出るとの評判が高い住宅・物件は、通常の物件よりもむしろ高価で取引されていることもある[13]日本では、幽霊が出る建物となると、悪い噂になるなどと考えて、ひた隠しにしようとしてしまう傾向がある[14]のとは、対照的である。[15]

日本でも幽霊が出ると言われている廃屋や廃病院などが注目を浴びる事があり、怖い物見たさで現地を訪れる人々もいる。ただし、個人や法人の所有地・所有物であり、そうした場所に無許可で侵入するのは法的には違法行為ともされ、また管理や手入れが悪い所であれば事故につながる恐れもあるので、面白半分の探訪は諌められることもある。

これらの建築物を題材とした創作物が多数存在する(後述)。

ホワイトハウスと幽霊

ホワイトハウス(1846年)

ホワイトハウスは何人もの亡霊が現れる幽霊屋敷だという噂がある。古い幽霊は第二代大統領の時代まで遡る。ホワイトハウスは1800年、第二代大統領ジョン・アダムスの時代に完成したが米英戦争のさなかにイギリス軍によって焼かれ、再建することになり焦げた外壁を白く塗りつぶしたためホワイトハウスと呼ばれるようになった。アダムズ大統領夫人のアビゲイルはホワイトハウスが汚れていたためいつでも掃除をしていたが、死後もしばしば幽霊となって掃除に現れたという[16]。次は、第四代大統領ジェームズ・マディソンの夫人ドリーにまつわるもので、ウッドロウ・ウィルソンの夫人エディスがホワイトハウスのバラ園の場所を移そうとした時、仕事を請け負った庭師の前に現れたという[17]。なかでも第16代大統領エイブラハム・リンカーンにまつわる幽霊は特に有名で、第30代大統領カルビン・クーリッジの夫人グレースは、大統領執務室の窓のところに立つリンカーンを見たし、ホワイトハウスに滞在したオランダのウィルヘルミナ女王もホワイトハウスの寝室でリンカーンの亡霊を見たので、それをフランクリン・ルーズベルト大統領に話したところ、ルーズベルト夫人や秘書もリンカーンの亡霊を見たと述べたという[18]

諸見解

2005年ギャラップ社がアメリカ合衆国カナダイギリスの人々を対象に調査を行ったところ、それぞれ37%、28%、40%の人々が幽霊屋敷が実在すると考えていた。この数字は他の超常現象の実在を信じるとする数字よりも大きい。[19][20]

幽霊屋敷を題材とした作品

関連文献

  • 石原孝哉『幽霊(ゴースト)のいる英国史』集英社新書、2003、ISBN 4087201961
  • 中岡俊哉『私は幽霊を見た 体験者は語る』潮文社1995、ISBN 4806301418
  • 三木孝祐『「幽霊見たい」名所ツアー―日本全国99のミステリー・スポット』二見文庫、1998、ISBN 4576981110
  • 三木孝祐『幽霊がいる場所、教えます』竹書房、2007、ISBN 4812432413

出典 脚注

  1. ^ a b デジタル大辞泉【幽霊屋敷】
  2. ^ a b 大辞泉【屋敷】
  3. ^ 『超常現象大事典』p.82
  4. ^ en:List of reportedly haunted locations も参照のこと
  5. ^ 『超常現象大事典』p.82
  6. ^ 『超常現象大事典』p.82
  7. ^ 放送大学の英語の講座でも、イギリスのある一般市民夫婦が、「たまたま古い民家に住むようになったところ、奥さんが二階の階段のところに男の幽霊が立っているのが見えて驚いた。ところが後日旅行していたところ、偶然あるギャラリーでその男(幽霊)と顔がまったく同じ肖像画を見つけたことでその人物の名を知り、後日歴史を調べたら、まさにその男性が数百年前にその民家に住んでいたことが判った。それまで幽霊を信じなかったが、その出来事以降は信じるようになった」と、放送大学のカメラに対して、その夫婦らが誇らしげに語っていた回がある。
  8. ^ 『世界怪異現象百科』原書房、1999、p.406
  9. ^ 石原孝哉『幽霊(ゴースト)のいる英国史』集英社新書、2003、ISBN 4087201961
  10. ^ 『世界怪異現象百科』原書房、1999、p.406
  11. ^ a b 三浦清宏 『近代スピリチュアリズムの歴史』 講談社、1994年
  12. ^ 石原孝哉『幽霊(ゴースト)のいる英国史』集英社新書、2003、ISBN 4087201961
  13. ^ 石原孝哉『幽霊(ゴースト)のいる英国史』集英社新書、2003、ISBN 4087201961
  14. ^ 『世界怪異現象百科』p.406
  15. ^ ただし、米国では、ある人が幽霊が現れる物件を販売しようとした時に、購入希望者に幽霊が出るという事実を説明せず、新しい所有者がそれを知らないまま購入したものの後で幽霊が出ることに気づき納得がゆかず裁判に訴え、裁判所がそれを事実と認定し、物件の値下げを命ずる判決を出した事例は1件ある(それは公式の裁判記録として残っている)
  16. ^ 『超常現象大事典』p.76
  17. ^ 『超常現象大事典』p.76
  18. ^ 『超常現象大事典』p.76
  19. ^ Lyons, Linda (2005年11月1日). “Paranormal Beliefs Come (Super)Naturally to Some”. Gallup Poll. Gallup. 2010年8月22日閲覧。
  20. ^ Moore, David W. (2005年6月16日). “Three in Four Americans Believe in Paranormal”. Gallup Poll. Princeton, NJ: Gallup. 2010年8月22日閲覧。

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