ペデストリアンデッキ
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ペデストリアンデッキは、高架型の歩道。一般に建物と接続して作られ、歩道のほかに広場の機能を併せ持つ場合も多く、道路の付属物である横断歩道橋とは区別される[3]。ペデストリアンは歩行者を意味する英語「pedestrian」をカタカナ転写したもの。略してペデデッキ[4]、あるいはペデ[5][6]と言う場合もある。スカイウォークも参照のこと。
注釈
- ^ 『街道をゆく 26 嵯峨散歩、仙台・石巻』の取材で、1985年2月25日から2月28日まで仙台・石巻を旅した。
- ^ 1982年(昭和57年)6月23日開業の東北新幹線の建設に同期して建て替えられた6代目(現行)仙台駅舎(1977年12月竣工)の西口に、仙台市が75%、国鉄が25%の費用負担で建設された。駅舎前面のメインデッキ部を国鉄が施行し、1978年8月と翌1979年8月の2分割で供用された。メインデッキより西側の橋・階段部は仙台市が施行し、1977年着工、一部供用を重ねて1981年8月に完成した(これ以降も延長・改良が繰り返されている)。
- ^ 屋根が付いている場合は、建築物とされる可能性あり。
- ^ 北海道南西沖地震(1993年7月12日発生)の津波被災地である北海道奥尻郡奥尻町(奥尻島)の青苗漁港において、水産庁「災害に強い漁港漁村づくり事業」により1996年(平成8年)11月に着工し、2000年(平成12年)10月に完成した人工地盤「望海橋」(海抜7.7 mで岸壁からの高さは6.2 m、幅31.9 m、長さ163.5 mで面積4,650 m2、2,325人分の避難スペースとなっている)は、他の建物との接続はないものの、背後の高台との間に歩行者・自動車両用の橋が架けられ、人工地盤には車も進入可能になっている。通常時の望海橋の人工地盤は広場・展望施設・駐車場、人工地盤の下は漁業関連の作業場として活用されている。
- ^ 同デッキは、津波発生時には避難誘導路、通常時には歩行者に開放されることを企図して建設された。日本三景・松島を遊覧する観光船が発着する塩釜港西埠頭前の観光施設「マリンゲート塩釜」(津波防災拠点支援施設に隣接)と、イオンタウン塩釜(JR仙石線の高架線区間にある高架駅の本塩釜駅に隣接)とを結ぶ。途中、都市計画道路港町海岸通線、歩行者専用道路しおかぜ通り線、公園などの上空を通る。
- ^ 柏駅西口のペデストリアンデッキはダブルデッキとは呼ばない。
- ^ ほかに太陽光発電設備および風力発電設備も追加された。
出典
- ^ “国内最大級「ペデストリアンデッキ」(仙台駅前) 増設繰り返し大規模化”. 河北新報. (2022年1月8日)
- ^ 細谷真里 (2019年11月3日). “若き家康、いざ出陣 東岡崎駅前に銅像、空中回廊が開通”. 中日新聞 2019年11月3日閲覧。
- ^ a b 新道路利活用研究会報告書(道路空間の有効活用と道路管理における民間活用部会) (PDF) (道路新産業開発機構 2010年6月)
- ^ 西口ペデ・デッキとつながり駅周辺の回遊性が向上します ~千葉駅 駅舎・駅ビル建替え計画の一部変更について~ (PDF) JR東日本、2014年6月27日
- ^ 土木学会編『ペデ:まちをつむぐ歩道橋デザイン』鹿島出版会、2006年2月16日
- ^ 増渕文男、「跨道人道橋の建設史と設計基準の変遷に関する研究」 土木史研究 1993年 13巻 p.57-67, doi:10.2208/journalhs1990.13.57
- ^ 浅井建爾 2015, pp. 162–163.
- ^ 大泉学園駅北口にリズモ大泉学園が完成 (PDF) (練馬区「ねりま区報」 2015年3月21日)
- ^ 特集 生まれ変わる広島駅周辺 (PDF) (広島市広報紙「ひろしま市民と市政」 2014年6月15日号)
- ^ JR仙台駅西口前の歩行者回廊 駅舎ビル修復で構内はクレーンと工事車両で埋まる(東北大学災害科学国際研究所「河北新報震災アーカイブ」 2011年4月1日)
- ^ キャスティ 21 コアゾーン等の整備に関する提言 骨子 (PDF) (姫路市)
- ^ JR住道駅前デッキの文化活動としての使用に関する要綱(大東市 1994年7月5日制定)
- ^ 安城駅前デッキ(安城市 2015年11月30日)
- ^ 河内長野駅前デッキ整備事業 (PDF) (河内長野市)
- ^ 八王子駅前デッキ拡張 市、にぎわい創出めざす(日本経済新聞 2016年2月11日)
- ^ 市川駅南口駅前デッキ (PDF) (日建設計シビル「歩道橋・デッキ」)
- ^ 都市モノレールの整備の促進に関する法律(1972年(昭和47年)11月17日法律第129号) - e-Gov法令検索
- ^ 都市モノレールの建設と事業主体 (PDF) (日本モノレール協会)
- ^ 新交通システムの定義(日本交通計画協会)
- ^ a b c ペデストリアンデッキの登場と駅前空間の変化 (PDF) (ミツカン「機関紙『水の文化』 47号」)
- ^ 第26巻 嵯峨散歩、仙台・石巻(朝日新聞出版「司馬遼太郎 街道をゆく 公式ページ」)
- ^ 第34号(2010年9月15日号)(宮城県図書館「レファレンス事例集webマガジンアーカイブ」)
- ^ 仙台駅周辺の大改造(仙台市都市整備局総合交通政策部交通政策課) (PDF) (アーバンインフラ・テクノロジー推進会議)
- ^ a b 官民一体で進めた仙台の駅前振興 | 新潟日報デジタルプラス
- ^ 河北新報 2022年1月8日新聞記事- 国内最大級「ペデストリアンデッキ」(仙台駅前) 増設繰り返し大規模化
- ^ 道路の上空に設ける通路の取扱等について (PDF) (建設事務次官 建設省発住第37号、国家消防本部長 国消発第860号、警視庁次長 乙備発第14号)
- ^ 技術情報(住軽日軽エンジニアリング)
- ^ a b 道路占用(国土交通省)
- ^ 道路上空に津波避難タワー、静岡県吉田町が全国初の整備(日本経済新聞 2013年10月9日)
- ^ 全国初! 平時も使える「歩道橋型」津波避難タワーが完成(静岡県『ふじのくに 防災減災・地域成長モデル 「内陸のフロンティア」を拓く取組』 2013年10月31日)
- ^ 「広報しおがま2016年4月号」6ページ (PDF) (塩竈市)
- ^ “津波から市民と観光客守る 避難デッキ完成”. 河北新報. (2016年4月24日). オリジナルの2016年4月24日時点におけるアーカイブ。 2023年9月23日閲覧。
- ^ 塩竈市港町地区津波避難デッキの概要 (PDF) (塩竈市)
- ^ 塩竈市復興交付金事業計画位置図 D-15-1 港町地区津波復興拠点整備事業 (PDF) (塩竈市)
- ^ 仙塩広域都市計画 一団地の津波防災拠点市街地形成施設の決定(塩竈市決定) (PDF) (塩竈市)
- ^ 漁港における避難誘導デッキ(人工地盤)の計画手法の研究 (PDF) (一般財団法人 漁港漁場漁村総合研究所「平成24年度調査 調査研究論文集 No.23」)
- ^ 津波避難誘導デッキに作用する津波波力の研究 (PDF) (一般財団法人 漁港漁場漁村総合研究所「平成24年度調査 調査研究論文集 No.23」)
- ^ 漁港における津波避難誘導デッキの設計の進め方 (PDF) (一般財団法人 漁港漁場漁村総合研究所「平成24年度調査 調査研究論文集 No.23」)
- ^ 広報かしわ:平成25年12月15日号市長室だより(柏市)
- ^ 第2期柏市中心市街地活性化基本計画 (PDF) (柏市)
- ^ 自由通路における立体道路制度の活用 (PDF) (国土交通省)
- ^ 立体道路制度の一般道路への適用について (PDF) (内閣府 2005年11月11日)
- 1 ペデストリアンデッキとは
- 2 ペデストリアンデッキの概要
- 3 ペデストリアンデッキ網
- 4 脚注
- ペデストリアンウォークウェイのページへのリンク