ベン・ハー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/18 06:22 UTC 版)
『ベン・ハー』(Ben-Hur: A Tale of the Christ、副題『キリスト物語』)は、アメリカ合衆国の小説家ルー・ウォーレスが1880年に発表した長編小説である[1][2]。アメリカで200万部を売る[3][4]ベストセラーとなった。架空の物語であるが、イエス・キリストはじめ『新約聖書』に登場する人物たちも作品中に出てくる。この長編小説は1899年に舞台化され、話題になり[5]、何度も上演された[1]。やがて映画の時代が訪れると1907年に最初の映画化がおこなわれた[1]。まだ無声映画の時代だった1925年にフレッド・ニブロが監督し再び映画化され、大ヒットした。その後30余年を経てウィリアム・ワイラーが監督しチャールトン・ヘストンが主演した70ミリ幅のフィルムによるワイドスクリーンの作品が1959年に公開され、大ヒットし、第32回アカデミー賞では作品賞を始めとする11部門で受賞した[1]。
- ^ a b c d 齊藤忠利「ベン・ハー」『日本大百科全書(ニッポニカ)』小学館、コトバンク。2020年7月31日閲覧。
- ^ 副題は日本語で『キリストの物語』とも訳される(「ベン・ハー/キリストの物語〈アメリカ古典大衆小説コレクション1〉」松柏社。2020年8月1日閲覧)。
- ^ 齊藤忠利「ウォーレス」『日本大百科全書(ニッポニカ)』小学館、コトバンク。2020年8月1日閲覧。
- ^ 『ベン・ハー』のこの発行部数記録が破られることになるのは『聖書』を除けば1936年の『風と共に去りぬ』を待たねばならない(Amy Lifson, "Ben-Hur: The Book that Shook the World", HUMANITIES, November/December 2009, Volume 30, Number 6, The National Endowment for the Humanities. 2020年8月3日閲覧)。
- ^ a b 白石佑光「あとがき」『ベン・ハー』〈新潮文庫〉、1960年、328頁。
- ^ Ben-Hur, Book 5 Chapter XIV, EBook of Ben-Hur. 2020年8月5日閲覧。
- ^ ソポクレス『エレクトラ』第680行 -、ウィキソース。2020年8月5日閲覧。
- ^ Ben-Hur, Book Second, Chapter VI, EBook of Ben-Hur. 2020年7月31日閲覧。
- ^ a b c d Ben-Hur, Book Second, Chapter VII, EBook of Ben-Hur. 2020年7月31日閲覧。
- ^ 作品が出版された1880年時点でも効果的な治療法がなかったが、1943年に既知の化合物いわゆるプロミンがハンセン病治療に有効と分かり、服薬で治癒する病気になった(「ハンセン病を学びたい方へ」「2 ハンセン病は治癒する病気です」国立感染症研究所、2012年1月31日。2020年8月1日閲覧)。
- ^ 「東方三博士の礼拝」『ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典』コトバンク。2020年8月1日閲覧。
- ^ 「バルタザル」(【三博士の参拝】より)『世界大百科事典』平凡社、コトバンク。2020年8月2日閲覧。
- ^ "Characters List", Lew Wallace, Ben-Hur Illustrated (English Edition) Kindle版(無料サンプル), Amazon Services International, Inc.
- ^ apprentice.
- ^ “『ベン・ハー』2017年日本公開 予告編公開”. ORICON STYLE. (2016年5月19日) 2016年5月19日閲覧。
- ^ 星をめあてに、松本赴訳、警醒社書店、1916年国立国会図書館デジタルコレクション。2021年4月4日閲覧
- ^ 『ベン・ハー : 圧制・闘争・栄光』国立国会図書館サーチ。2020年8月1日閲覧。
- ^ 『全訳ベン・ハー』国立国会図書館サーチ。2020年8月1日閲覧。
- ^ 「全訳」の翻訳底本は不明。
- ^ 『ベン・ハー』国立国会図書館サーチ。2020年8月1日閲覧。
- ^ 『ベン・ハー』国立国会図書館サーチ。2020年8月1日閲覧。
- ^ 映画公開に合わせた省略版からの自由訳[要出典]。
- ^ 『ベン・ハー : キリストの物語』国立国会図書館サーチ。2020年8月1日閲覧。
- ^ 「目次」他『ベン・ハー/キリストの物語〈アメリカ古典大衆小説コレクション1〉』松柏社。2020年8月1日閲覧。
- ^ 『ベン・ハー 1』『ベン・ハー 2』国立国会図書館サーチ。2020年8月2日閲覧。
- ^ 『Fujiko F Fujio World』(「藤子・F・不二雄展」図録。1998年1刷)p31
- ^ a b 『Fノート』(小学館)p60
- ^ a b 「将棋九段 内藤國雄さん 40年来の夢実現」『神戸新聞』2005/08/01。(アーカイブ)
- ^ 米長邦雄、内藤國雄『勝負師』朝日選書、朝日新聞社、2004年、30頁。
- 1 ベン・ハーとは
- 2 ベン・ハーの概要
- 3 出版物
- 4 脚注
ベンハー
ベン・ハー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/02 10:08 UTC 版)
ベン・ハー所属 ヘリック共和国 全高 33.0m 重量 420.0t 戦車タイプ。脚部を戦車に改造し、スピード、攻撃力、脚部の防御力アップをねらった改造機。 左右に7連装ミサイル砲、車体前面にはガトリングビーム砲、中型砲を装備。さらに車体前面には接近戦と作業用を兼ねたクローを増設している。 初出は『小学三年生』1985年1月号。同誌掲載時点では「ゴジュラスタンク」と呼称され、共和国の地球人の少年ジョーが搭乗し、帝国軍ザムザ三兄弟が駆るゴーラス、トルネドス、バーナスと対峙した。一方で、同年2月号では「ベン・ハー」の呼称が用いられている。
※この「ベン・ハー」の解説は、「ゴジュラス」の解説の一部です。
「ベン・ハー」を含む「ゴジュラス」の記事については、「ゴジュラス」の概要を参照ください。
「ベン・ハー」の例文・使い方・用例・文例
固有名詞の分類
- ベン・ハーのページへのリンク