ベリングスハウゼン海とは? わかりやすく解説

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ベリングスハウゼン‐かい【ベリングスハウゼン海】

読み方:べりんぐすはうぜんかい

Bellingshausen Sea南極南極半島西部縁海アレキサンダー島サーストン島の間を指す。名称は、ロシア南極探検隊の隊長ベリングスガウゼンにちなむ。エルズワースランド面しピョートル1世島が浮かぶ。1995年海底堆積物調査から、新生代第三紀鮮新世(約215万年前)に直径1〜4キロメートル程度小惑星落下した考えられている。


ベリングスハウゼン海

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/25 22:39 UTC 版)

ベリングスハウゼン海
ベリングスハウゼン海を覆う海氷
南極地図。ベリングスハウゼン海が左方に記されている
位置 南極海
座標 南緯71度 西経85度 / 南緯71度 西経85度 / -71; -85座標: 南緯71度 西経85度 / 南緯71度 西経85度 / -71; -85
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ベリングスハウゼン海(ベリングスハウゼンかい、英語: Bellingshausen Sea)は、南極海の海域の1つである。具体的には、南極大陸西側の南極半島縁海であり、南極半島の南西側である。

地理

アレクサンダー島サーストン島の間の海である[1]エルスワースランドの沖合に当たり、ピョートル1世島などが存在する。

歴史・名称

この海域の名称は、ロシア海軍の軍人であり、探検家でもあったファビアン・ゴットリープ・フォン・ベリングスハウゼンの姓に由来する。彼は1821年に、この付近の沿岸を探検した。

小惑星の落下

215万年前の第三期鮮新世に、直径1 kmから4 kmの小惑星が、ベリングスハウゼン海に落下した。この事実は、1995年に海洋観測船のポーラーシュテルン号が実施した探査によって確実となった[2]。この衝突では、海底にクレーターはできなかったようだが、津波は発生しただろうと考えられており、南極大陸や南アメリカ大陸を襲ったと見られている。

出典

  1. ^ U.S. Geological Survey Geographic Names Information System: Bellingshausen Sea”. 2013年5月2日閲覧。
  2. ^ Gersonde, Rainer; F. T. Kyte; T. Frederichs; U. Bleil; H.-W. Schenke; G. Kuhn (2005). “The late Pliocene impact of the Eltanin asteroid into the Southern Ocean – Documentation and environmental consequences” (PDF). Geophysical Research Abstracts 7. 1607-7962/gra/EGU05-A-02449. http://www.cosis.net/abstracts/EGU05/02449/EGU05-J-02449.pdf 2008年6月22日閲覧。. 


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