ベッリーニの清教徒に基づく演奏会用カプリス=エチュードとは? わかりやすく解説

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プリューダン:ベッリーニの「清教徒」に基づく演奏会用カプリス=エチュード

英語表記/番号出版情報
プリューダン:ベッリーニの「清教徒」に基づく演奏会カプリス=エチュードCaprice-Étude de Concert sur "I Puritani" de Bellini Op.24出版年1845年  初版出版地/出版社Paris: A.Meissonier-Heugel  献呈先: Melle Emilie de Waldenburg

作品解説

執筆者: 上田 泰史 

カプリス=エチュード」とあるが、形式実質一つ主題に基づく変奏曲。《清教徒》は1835年パリ初演以来非常に流行した。プリューダンはこのオペラ第1幕第3景で歌われる貴女のもとに、おおいとしい人A te, o cara, amor talora」を主題採用した40年代、プリューダンは《夢遊病の女》によるカプリス=エチュード 作品23とともにヨーロッパ各地でこの曲を演奏した。プリューダンによる幻想曲風の練習曲は常に序奏興味をひく工夫なされている。この曲では主題部前に半音階用いた美し創作部分置かれている。
F. リスト1837年ベッリーニによる同じ旋律用いて華麗な変奏曲ベッリーニの「清教徒」の回想》を出版したリスト聴き手幻惑させる高度な技巧次々繰り出しながら主題変形した転調させたりしている。それに比してプリューダンは原曲構成流麗な和声動き忠実で、旋律歌唱性格最大限引き出すよう注意を払っている。プリューダンにとって技巧はそれ自体目的ではなく、いわば歌唱旋律魅力的に浮かび上がらせる背景生み出すための絵筆である。




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