ヘリオス2号
名称:ヘリオス2号
小分類:太陽・深宇宙探査
開発機関・会社:旧西ドイツ
運用機関・会社:旧西ドイツ/アメリカ航空宇宙局(NASA)
打上げ年月日:1976年1月15日
運用停止年月日:1981年1月8日
打ち上げ国名:アメリカ
打ち上げロケット:タイタンIIIEセントール
打ち上げ場所:ケープカナベラル空軍基地
ヘリオス計画は、西ドイツ(ドイツ)と、アメリカ航空宇宙局(NASA)の共同計画で、ドイツ側のつくった探査機をアメリカが打ち上げました。ヘリオスの目的は、これまでの探査機が近づいたこともないような距離から太陽を観測することで、ヘリオス2号では彗星軌道の内側になる4,500万kmの距離まで太陽に近づきました。その時のヘリオス2号の表面温度は、700度C近くにもなりましたが、熱を通さない設計となっているため、内部は30度C以下に保たれていました。ヘリオスの観測は、パイオニア5号〜9号のデータと合わせて、太陽の活動を詳しく研究するのに役立てられました。
1.どんな形をして、どんな性能を持っているの?
ドラム形(16角柱)に上下の傘形太陽電池板。打ち上げ重量は約370kgです。
3.宇宙でどんなことをし、今はどうなっているの?
太陽の近くの微小隕石密度が、地球周辺の15倍も高いことを発見しました。
4.打ち上げ・飛行の順序はどうなっているの?
1975年5月15日太陽まで4,800万kmまで接近しました(ヘリオス1号)。軌道は次のとおりです。
ヘリオス2号は、太陽近地点0.29AU(4,300万km)、遠地点1AUです。
ヘリオス1号は、太陽公転周期190日、太陽近地点0.309AU(天文単位)(4,700万km)、遠地点0.985AU、軌道傾斜0度です。
ヘリオス2号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/07 08:39 UTC 版)
「ヘリオス (探査機)」の記事における「ヘリオス2号」の解説
ヘリオス2号(Helios II、Helios-B)は1号機と同様、1976年1月15日にタイタン IIIEによってケープカナベラル空軍基地から打ち上げられた。 ヘリオス2号は1号機よりさらに内側の軌道に入り、1号機と同様、太陽表面の活動や、太陽風、太陽からの放射線を継続して観測した。太陽フレアによるガンマ線の連続的に計測に成功し、また太陽の近くの微小隕石密度が、地球周辺の密度より15倍高いことを発見した。1号機の後に打ち上げられたが、1号機より先に運用停止している。
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