プロトデビルン
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プロトデビルン (Protodeviln) は、テレビアニメ『マクロス7』および、その劇場版『マクロス7 銀河がオレを呼んでいる!』、『マクロスFB7 銀河流魂 オレノウタヲキケ!』に登場する架空の地球外生命体。
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注釈
- ^ ガビルとグラビルが合体した本来の姿「ガビグラ」、『マクロス7 銀河がオレを呼んでいる!』に登場するバルゴの機械化形態「ナッターバルゴ」、ガビル、グラビル、ナッターバルゴが合体した「ガビグラゴ」のデザインも担当[4]。
- ^ a b c 『マクロス・クロニクル No.14』25、26頁「ワールドガイドシート バロータ軍」(2009年)における表記。劇中では「マインドコントロール」または「洗脳」と呼ばれるが、厳密には両者は異なる概念である。
- ^ 『超時空要塞マクロス』の時点では、監察軍はプロトカルチャーの分裂戦争によって二分された勢力の一方という設定であり、プロトデビルンに操られた勢力という設定は、『マクロス7』終了後に発表された年表において付け加えられたものである。
- ^ 『マクロス7』第19話「命がけのデート」において、ギギルが「自己の判断で対処」するように命じるシーンがある。
- ^ 設定上の由来について、『マクロスデジタルミッションVF-X 最強攻略ガイド』では「かつて、ゼントラーディ軍と対抗していた勢力が開発したらしい。[10]」と説明されているが、デザインを手掛けた宮武一貴は地球の艦を改装したものと述べており[11]、『マクロス・クロニクル』でも統合軍の艦艇を改修したものとされている[12]。
- ^ 『マクロス7』第30話以降。強力なサウンドビームを直接照射されたり(第32話、第39話など)、スピーカーポッドをコクピット内に撃ち込まれたりすると(第41話)、サウンドウェーブを防ぐことができなくなる。
出典
- ^ a b c d e f g h i j k l m n 「短期集中連載第1回 Dr.チバの、とってもくわしい! マクロス世界史講座」『アニメージュ』1995年11月号、徳間書店、84頁。
- ^ 『モデルグラフィックス Number.387』大日本絵画、2016年、29頁。
- ^ a b c d e f g 「ワールドガイドシート プロトデビルン」『マクロス・クロニクル No.38』24頁。
- ^ 『宮武一貴 マクロス&オーガス デザインワークス』ムービック、2005年、79 - 80頁。
- ^ 『マクロスデジタルミッションVF-X 最強攻略ガイド』小学館、1997年、89頁、93頁、ISBN 978-4091025777。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o 「短期集中連載第4回 Dr.チバの、とってもくわしい! マクロス世界史講座」『アニメージュ』1996年2月号、徳間書店、117頁。
- ^ 「超時空歴史年表」『マクロスエース Vol.001』角川書店、2009年、9頁。
- ^ 「短期集中連載第3回 Dr.チバの、とってもくわしい! マクロス世界史講座」『アニメージュ』1996年1月号、徳間書店、1995年、56頁。
- ^ a b c d 「ワールドガイドシート バロータ軍」『マクロス・クロニクル No.14』26頁。
- ^ 『マクロスデジタルミッションVF-X 最強攻略ガイド』106頁。
- ^ a b 『宮武一貴 マクロス&オーガス デザインワークス』68頁。
- ^ a b 「メカニックシート バロータ艦隊」『マクロス・クロニクル No.18』5頁。
- ^ 『宮武一貴 マクロス&オーガス デザインワークス』67頁。
- ^ 「インタビュー:宮武一貴 A.D.2046 MACROSS7 STARCITY」『マクロスエース Vol.002』角川書店、2009年、188頁。
- ^ 『マクロス7 アニメーション資料集』199頁。
- ^ a b c 『マクロス7 アニメーション資料集』180頁。
- ^ a b c 『マクロス7 アニメーション資料集』182頁。
- ^ a b c 『THIS IS ANIMATION Special マクロス7』小学館、1995年、52頁。
- ^ a b c d 『マクロス7 アニメーション資料集』184頁。
- ^ 『マクロス7 アニメーション資料集』185頁。
- ^ 「メカニックシート バロータ艦隊」『マクロス・クロニクル No.49』7頁。
- ^ a b 『マクロス7 アニメーション資料集』186頁。
- ^ a b c 『マクロス7 アニメーション資料集』188頁。
- ^ a b 『マクロス7 アニメーション資料集』189頁。
- ^ a b c 『マクロス7 アニメーション資料集』190頁。
- ^ 『河森正治 マクロスデザインワークス』ムービック、2001年、153頁。
- ^ 「メカニックシート FBz-99G ザウバーゲラン」『マクロス・クロニクル No.35』9頁。
- ^ 『マクロス7 アニメーション資料集』139頁。
- ^ 『マクロス7 アニメーション資料集』138頁。
- ^ a b 『マクロス7 アニメーション資料集』198頁。
- ^ a b 『マクロス7』第39話「帰ってきたバサラ」。
- ^ 『マクロス7』第19話「命がけのデート」。
- ^ a b 『マクロス7』第37話「宇宙遺跡のナゾ?」。
- ^ VHS/LD/DVD『マクロス7 (8)』映像特典「マクロス7ぷらす SPIRITIA DREAMING」。
- ^ 『マクロス7』第1話「スピーカーポッド」。
- ^ 『マクロス7』第9話「エンジェルナイト」。
- ^ 『マクロス7』第12話「スピリチアファーム」。
- ^ a b 『マクロス7』第13話「フォールドアウト」。
- ^ 『マクロス7』第16話「戦場のオルゴール」。
- ^ 『マクロス7』第17話「プリティデビル」。
- ^ 『マクロス7』第18話「おちていく小悪魔」 - 第22話「熱き炎の男たち」。
- ^ 『マクロス7』第22話「熱き炎の男たち」。
- ^ 『マクロス7』第23話「サウンドフォース」。
- ^ 『マクロス7』第24話「メリーゴーランド」。
- ^ 『マクロス7』第26話「惑星ラクスの死闘」。
- ^ 『マクロス7』第27話「七色の歌エナジー」 - 第31話「熱愛スキャンダル」。
- ^ 『マクロス7』第33話「裏切りと少女の涙」。
- ^ a b 『マクロス7』第38話「禁断惑星のシビル」。
- ^ 『マクロス7』第40話「星を越える想い」。
- ^ 『マクロス7』第42話「決死の捕獲大作戦」。
- ^ 『マクロス7』第43話「それぞれの別れ」 - 第45話「野望の第4惑星」。
- ^ 『マクロス7』第47話「バサラ死す」。
- ^ 『マクロス7』第48話「ミレーヌ涙の熱唱」。
- ^ 『マクロス7』第49話「銀河に響く歌声」。
- 1 プロトデビルンとは
- 2 プロトデビルンの概要
- 3 出現から封印まで
- 4 バロータ戦役
- 5 バロータ軍
- 6 脚注
プロトデビルン
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「マクロス7の登場人物一覧」の記事における「プロトデビルン」の解説
イワーノ・ゲペルニッチ (Ivano Geperuniti) 声 - 井上瑤 バロータ軍の総司令官。ゴーグルで素顔を隠し、艦隊旗艦宇宙空母のブリッジにおいてみずからさまざまな作戦を立て、配下に実行させる。移民船団マクロス7に対する調査と実験を命じ、みずからの「夢」にもとづきスピリチアを無限に供給することを目的とした「スピリチアファーム・プロジェクト」を提唱する。つねに詩的で謎めいた言葉を使うのが特徴で、敵方に通信する際は必ず最初に自分の名を名乗る。 その正体はプロトカルチャーによって製造された生体兵器エビル・シリーズのなかでも最大・最強の個体を器とするプロトデビルンの頭目格。プロトカルチャー暦2872年に「アニマスピリチア」の力によって他のプロトデビルンとともにバロータ3198XE第4惑星に封印されるが、約50万年後の西暦2043年、第4惑星を訪れた地球人の特務調査部隊が封印のフィールド中和作業を行い、意識のみが覚醒する。封印チャンバーを最初に発見した調査船団の指揮官である地球統合軍本部幕僚イワーノ・ギュンター参謀と意思疎通したあと、その肉体に精神のみ憑依、「イワーノ・ゲペルニッチ」となり、調査船団のメンバーを精神制御して配下とする。数々の特殊能力を有し、仮の肉体であってもスピリチアの直接吸収、他者の超空間転移などといったさまざまな能力を使用することができる。 マクロス7船団との戦いのなかで、当初より異常なスピリチアの持ち主として目をつけていたバサラが「アニマスピリチア」であることを確認し、吸収対象のスピリチア自己再生の手段として捕獲を命じる。また自身の指揮を離れ、アニマスピリチアの影響を受けつつあったプロトデビルンのシビルを危険視し、抹殺命令を出す。 本体は青色と紫色の突起などが八方に広がった形状で、通常の状態では波紋状の黒い物体に覆われている。サイズはスピリチアを吸収することにより増大し、最大で主系列星の星系半径以上となる。スピリチアが減少すると自身の意思に反して暴走を始め、周囲の黒い部分が吹き飛び、強力なエネルギー波や光線を発しながら無数の触手と暗黒色のエネルギーで全銀河のスピリチアを無限に吸収し続ける「スピリチアのブラックホール」と化す。 2046年2月、ほかのすべてのプロトデビルンが覚醒し、シビルを封じたあとにみずからの本体も覚醒、ギュンターの肉体を取り込みその中枢とするが、マクロス7側の反撃を受けて暴走を始め、計画は完全に頓挫する。一度は絶望するものの、目の前で歌うバサラ、そしてシビルに触発されてみずから歌い、スピリチア自己再生種族へと進化を遂げる。 2003年の井上の死去により、PlayStation 2用ゲームソフト『第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ』では早間京子が演じた。 ギギル (Gigile) 声 - 西村智博(現・西村朋紘) バロータ軍の司令。ゲペルニッチの配下としてバロータ兵の直接指揮にあたる。性格は直情型かつ好戦的で、突撃艦の艦長でありながら、みずからFz-109F エルガーゾルンを駆り出撃することが多く、当初は獲物を狩ることを楽しむが、理解不能な計画を立て、自分を囮や運搬役として利用するゲペルニッチに対し次第に反感を募らせてゆき、前線ではしばしば命令違反を繰り返すようになる。 その正体はゲペルニッチとほぼ同時に意識のみ目覚め、調査船団所属の陸戦部隊ブルーライナセロス隊隊長オートルマウワー大尉の肉体に精神のみ憑依した、プロトデビルンの一体。 同じくプロトデビルンであるシビルに対し絶対的な思慕の情を抱いており、彼女のためならばみずからの命をも顧みない。独断で自身の集めたスピリチアを注ぎ込みシビルを覚醒させ、のちに行方不明となった彼女を追ってバロータ軍を出奔する。眠りについたシビルを目覚めさせるために熱気バサラの歌を利用しようとするが、その歌う姿を見るうちにバサラと自分自身に対し複雑な感情を抱き始める。バサラとはシビルを救うために行動をともにするなかで、次第に友情らしき感情が芽生えてゆくことになり、最終的には歌を通じて心を通わせる。 本体は手足が長く筋肉が発達し、背中に翼のような角を持つ、巨人に近い形状の大型エビルを器とする。超空間転移能力に加え、重力場偏向により自身の周囲にブラックホールのような虚無空間を作り出し、すべてを破壊する能力を有する。2045年12月、ゲペルニッチから抹殺命令を出されたシビルを守るため本体が覚醒、己の命と引き換えに周囲の空間を破壊、惑星ラクスごと敵を消し去り、みずからはシビルに歌を捧げながら消滅する。搭乗機 Fz-109F エルガーゾルン - 第1話 - 第24話。バロータ軍指揮官機。 Fz-109A エルガーゾルン - 第25話 - 第36話。シティ7潜入以降。 Az-130A パンツァーゾルン - 第38話、バロータ兵から奪取。 シビル (Sivil) 声 - 中川亜紀子(エンディングクレジット表記は「?」) 諜報破壊活動用として開発された、マイクローンサイズの少女型エビルを器とするプロトデビルン。統合軍における呼称は「G3(ジースリー)」。 白い肌、長く伸び先のとがった耳、額と頭部の宝玉、側頭部の角、顔の縞模様といったどこか小悪魔めいた特徴はあるものの、その姿は地球人の女性に酷似している。赤紫色を基調とした衣装を着用しており、意識があれば破損しても瞬時に再生することができる。 飛翔時には頭髪が主翼に変化、手足から尾翼がせり出し高速で移動する。宇宙空間で活動する際は球状の光でその身を包み、外部からの攻撃を遮断する。また、他の生命体に本体ごと憑依し操る能力も持つ。対象は乗り移られたことに気づかないが、本能的な部分では影響を受ける。また、完全な意識支配も可能である。攻撃力・防御力も高く、艦船類をたやすく破壊し、通常兵器による攻撃をほぼ受け付けない。全身から発するエネルギーで大型プロトデビルンのエネルギー砲を受け止める場面もあるが、やはり戦力面では大型プロトデビルンに見劣りする。 好奇心が旺盛な性格で、他者に束縛されず自由に行動する傾向がある。常に片言で話し、独特の咆哮、または悲鳴を上げる。 2045年7月、ギギルの独断によりスピリチアを注がれ覚醒。スピリチアを求め、漂流中のシティ7に接近した際に熱気バサラと遭遇、「アニマスピリチア」の持ち主であると最初に気づく。その歌に最初は拒否反応を示し撤退するものの強い興味を覚え、再接近した際に気を失い、シティ7内に墜落する。潜入中、地球人への憑依などさまざまな手段でバサラに接近を図るが、スピリチアを吸おうと直接接触した際に自身のスピリチアを失い、シティ7の植物プラントで眠りにつく。その後紆余曲折を経て歌の力により覚醒し、バサラとギギルを連れて宇宙を飛び回り「銀河」を見せる。以降単独で行動しながらもバサラに対する感情が次第に変化し、最終的にはバサラの歌を通じてスピリチア自己再生種族へと進化する。 シビルは花束の少女などと兼ねて中川が演じていたが、エンディングのキャスト欄では最後まで「?」と表記された。その正確な理由は明らかにされていない。『第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ』などのゲーム作品では担当声優名が明記されている。 美樹本晴彦のデザイン画には、「後藤久美子的な美人のイメージでしょうか…?」という記述がある。なお、劇中ではアニマスピリチアに触れた際にかなり激しい表情を見せるが、それは美樹本の原案ではなく、キャラクターデザインを担当した桂憲一郎のアイデアである。 グラビル (Glavil) 筋肉の発達した、緑色と灰色を基調とする巨大な怪物のような姿のプロトデビルン。スピリチア保有量によって大きさは変化するものの覚醒直後の体長は推定300mにも及ぶ。対艦隊戦用に開発されたエビル・シリーズを器としており、右手のペンタクルビーム砲のほか、頭部のビーム触手、左腕の可動式爪、全身から放つ波動といったさまざまな攻撃手段を有し、『超時空要塞マクロス』に登場するボドル基幹艦隊クラスのゼントラーディ艦隊を一体で全滅させることができるとされている。飛行能力にも優れ、宇宙空間を第六宇宙速度で飛ぶことも可能であるが、知能はきわめて低いうえに凶暴で、後述のガビル以外の者が御することは不可能。 2045年9月、ひとりでに覚醒し、アニマスピリチアに惹かれてマクロス7船団を襲う。のちに覚醒するガビルと組んでマクロス7船団を何度も襲撃するが、バサラやミレーヌの歌には強い拒否反応を示し、戦闘中に幾度となく逃亡する。 ガビル (Gavil) 声 - 陶山章央 グラビルをみずからの肉体と呼ぶプロトデビルン。白い羽毛に覆われ、背中に出し入れ可能な翼を持つマイクローンサイズの少年のような姿で、額にスピリチア吸収や命令伝達に用いる触角を持つ。力はさほど強くないが、シビル同様他の生物に本体ごと憑依する能力を有する。独特の美意識を持ち、あらゆる事物に美を見出しては熟語に「美」を付けて叫ぶ。スピリチアが減るとやせ衰え、しわに覆われた姿となる。 2045年10月、ひとりでに覚醒したグラビルの暴走を止めるためにゲペルニッチによって覚醒させられる。ゲペルニッチに忠誠を誓っており、のちにマクロス5船団の乗組員を洗脳した兵士を指揮する権限を与えられる。サウンドフォースの弱点をいち早く見つけ出し、みずからFBz-99G ザウバーゲランを駆り、アニマスピリチアを入手するためマクロス7船団を執拗に襲うが、サウンドフォースの予想外の力に圧倒され、毎回撤退を余儀なくされる。また、自機を何度も撃墜し、作戦の邪魔をするガムリンには特に強い憎悪の念を抱くようになる。ガビグラ (Gavigula) ガビルとグラビルが合体した、本来の姿。高い知能と強大な戦闘能力を兼ね備えるが、普段は分離しており、彼らにとって本来の姿に戻ることは「究極の手段」であるとされる。ガビグラに戻るとグラビルの肉体をベースとして背中に翼が生え、額の部分にガビルの上半身が現れる。基本的な能力はグラビルの状態と変わらないものの戦闘能力が大幅に増大し、全身より放たれる波動は衛星を破壊するほどの威力がある。また、左手からもペンタクルビームを放つことが可能になる。バロータ戦役最終戦ではこの姿となって生き残り、スピリチア自己再生種族へと進化したゲペルニッチとともに銀河を去る。 バルゴ (Valgo) 声 - 高橋広樹 プロトデビルンの一体。基本サイズは身長17m、体重7t、頭部から後ろへ伸びたマントのようなものと肩から伸びる触角を持つエビルを器とする。一見地球人に近い顔立ちだが、笑ったり、感情が昂ったりするとマスク状の顎が三つに割れる。胸部の口から多数の「使い魔」を放ちスピリチアの吸収ほかさまざまな目的に使役する。また超空間転移能力や、敵の動きを封じる能力を持ち、五芒星形のフィールドを展開することで広大な範囲のフォールドシステムを完全に停止させることも可能。ゲペルニッチの命令には忠実だが、ガビルとは仲が悪い。 2045年10月、夢でその姿を見たというゲペルニッチにより覚醒させられる。同年12月、マクロス7船団のフォールドを妨害している最中にギギルの虚無空間に飲み込まれて消滅する。ナッターバルゴ 『マクロス7 銀河がオレを呼んでいる!』に登場する、機械の体で復活したバルゴ。以前の自我は失われ、ガビルの完全な傀儡となっている。波長の調整によってアニマスピリチアのサウンドウェーブを無効化するほか、ガビル、グラビルと合体しガビグラゴとなることも可能。ガビグラゴはガビグラの持つ破壊力に加え、ナッターバルゴ由来のサウンドウェーブ無効化能力も有しているが、合体していられる時間は非常に短い。 ゴラム (Goram) 声 - 長谷有洋 後述するゾムドと対の関係にある、男性タイプの大型エビルを器とするプロトデビルン。基本サイズは55m、スピリチアの吸収により最大で200m、600tにまでなる。脚はなく、7本の手と長く伸びた尾を持ち、短距離超空間転移を繰り返しながら移動する。体色は黄色が基調。単体では目や手からビームを放ち、ゾムドと連携することで大質量の物体を転移させたり、螺旋模様の強大なビームを放つことも可能になる。2046年2月、マクロス5の市民から奪ったスピリチアによってゾムドとともに覚醒、ゲペルニッチの復活に協力するも、暴走したゲペルニッチの触手に捕まりスピリチアを吸収されて消滅する。 1996年の長谷の死去により、PlayStation 2用ソフト『第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ』では井上剛が演じた。 ゾムド (Zomd) 声 - 五十嵐麗 ゴラムと対の関係にある、女性タイプの大型エビルを器とするプロトデビルン。基本的な外見や能力はゴラムとほぼ共通であるが、腕の組み方などが異なり、体色は黄緑色が基調となっている。2046年2月にゴラムとともに覚醒するも、ゴラム同様ゲペルニッチの触手にスピリチアを吸収されて消滅する。 劇中ではゴラムの名が先に呼ばれるが、各種関連資料ではおおむねゾムドの名が先に記される。
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プロトデビルン
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プロトデビルン
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「マクロスシリーズの用語一覧」の記事における「プロトデビルン」の解説
プロトカルチャーが製造した生体兵器「エビル・シリーズ」に、異次元のエネルギー生命体が憑依した存在。精神エネルギー「スピリチア」を糧とし、プロトカルチャーを滅亡へと追いやった。
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