プリミティブ型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/11 19:15 UTC 版)
プリミティブ型またはプリミティブデータ型(英: primitive data type)は、データ型の分類用語であり、データ型の中で最も基本的なものを指している。基本データ型(basic data type)とも言われる[1]。プログラミング言語の仕様に組み込まれる形で標準的に用意されていることから、言語によっては組み込み型(built-in type)と呼ばれることもある[2]。直訳して原始型と呼ばれることもある。
注釈
出典
- ^ プリミティブ型(組み込みデータ型)とは - IT用語辞典 e-Words
- ^ 組み込み型 - C# リファレンス | Microsoft Docs
- ^ PL/SQLのデータ型
- ^ Primitive Data Types (The Java™ Tutorials > Learning the Java Language > Language Basics)
- ^ Type.IsPrimitive Property (System) | Microsoft Docs
- ^ nint 型と nuint 型 - C# リファレンス | Microsoft Docs
- ^ member of one of the types Undefined, Null, Boolean, Number, BigInt, Symbol, or String ECMA-262::4.4.5 primitive value
- 1 プリミティブ型とは
- 2 プリミティブ型の概要
- 3 .NETのCLRプリミティブ型
プリミティブ型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 02:09 UTC 版)
primitive data typeもしくはprimitive typeとも。プリミティブ型はオブジェクトではなく、スーパークラスを持たない。 整数型byte8ビット符号付き short16ビット符号付き int32ビット符号付き long64ビット符号付き 注 オーバフローは例外等にはならず、2の補数として自然な形でラップアラウンド (wrap around) する。例えば、Integer.MAX_VALUE (= 231−1) に1を加えると、結果はInteger.MIN_VALUE (= −231) になる。 浮動小数点数型float32ビット符号付き double64ビット符号付き 注 浮動小数点数は決して例外をスローしない 0でない値を0(ゼロ)で割った値はInf(無限大)と等値である 無限大でない値をInfで割った値は0(ゼロ)と等値である。 文字char16ビット符号無しUnicode 注 J2SE v 1.4.2までのcharは基本多言語面 (BMP) の範囲内のコードポイントを符号無し16ビットで表現する。 J2SE 5.0からは、補助文字をサポートするため、charは符号無し16ビットで表現可能でありBMPの範囲内に限ればコードポイントと同値となるUTF-16符号化形式のコード単位を表現するように変更され、21ビットが必要となるコードポイントの表現にはintを使用するように変更された(JSR#204)。つまりchar型は互換性の問題からあくまで符号無し16ビットのままとされており、UTF-16符号化形式を採用したことから補助文字を扱う場合はコードポイント一つにコード単位を格納したchar値のペアが対応する。これらを適切に取り扱う便宜として、StringクラスやプリミティブラッパークラスであるCharacterクラスなどの各種メソッドが利用できる。 ブーリアン型booleantrue または false 注 C/C++や類似の言語と異なり、Javaではfalseの代わりに0(ゼロ)またはnullと書くことはできない 同様に、0でない値を書いてtrueの代わりとすることはできない ブール型をブール型でない基本型へキャストすることとその逆はできない
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