プリコンディショニング
排出ガス試験などにおいて、測定の前にクルマの状態を整えることをいう。世界各国における排出ガス試験、燃費試験およびエバポ試験などにおいては、決められた手順による走行、駐車などでプリコンディショニングを行ったあと、排出ガス量の測定などを行うように規定されている。例えば、日本における10・15モードの排出ガス試験や燃費試験では、クルマをシャシーダイナモメーター(CDY)上にセットし、測定の前に60km/hの定速で15分運転後、いったんアイドリング状態にし、再度60km/hの定速で5分程度の運転を行っている。また、エバポ試験では、クルマをCDYにセットし、測定の前に11モード+10・15モードの運転を3回行っている。
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