ブライト・スポット

石油/天然ガス用語辞典

ブライト・スポット

読み方： ぶらいと　すぽっと
【英】: bright spot

反射記録断面のなかで、異常に大きな振幅を示す反射波がしばしば見受けられる。 これをブライト・スポットと呼ぶ。ブライト・スポットは、地下に炭化水素（特にガス）が存在することによって起こる場合があることから、炭化水素直接探知の重要な指標と考えられている。しかしながら、同様な異常振幅は炭化水素の有無に関係なく、一定の地質条件を満たせば生じることもあるから、ブライト・スポットのみを炭化水素の指標と考えるのは危険であり、あくまでも他の物理的、地質的状況を総合的に考慮して判断すべきである。ブライト・スポットに着目する探査が成功する可能性の高い地層は、海洋堆積｛たいせき｝物の若くて比較的圧密の進んでいない堆積盆地における第三紀の砂岩・頁岩｛けつがん｝層である。そのような地域の代表例にはメキシコ湾、ナイジェリアの大陸棚などがある。