フタトゲチマダニとは?

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フタトゲチマダニ


フタトゲチマダニ

節足助物門 蛛形綱 ダニ目 後気門亜目Metastigmata マダニ科Ixodidae
マダニ類 Ixodidae

フタトゲチマダニ

この害虫属する群
形態
 一般に、雄は1.5~2.5mm、雌は2~3mm、飽血すると5~20mmになる。体色灰色黄褐色黒褐色など。背板硬く、雄は全背面、雌は前体部のみを覆う。雄は雌より小さい。
分布
 各種マダニ類は全国分布している。フタトゲチマダニは朝鮮半島ロシア中国西部ニュージーランドオーストラリアなどに分布し、日本では全国分布する。単為生殖系と両性生殖系があり、前者屋久島以北において全国的分布し、後者関東以南分布する。
被害
 人間取り付くわきの下腹部など、比較的皮膚の柔らか部分両刃ノコギリ状の口器刺し込みそのまま離れずに数週間吸血続ける。一度取り付かれてしまったら皮膚から離すことは困難で、無理に取ろうとすると口器のみが皮膚の中に残り化膿してしまうことがある。まれに野兎病ライム病後半熱を伝播することがある
 フタトゲチマダニはウシ病原体ピロプラズマ伝搬者としても知られている。
生態
 全国野山広く分布し、シカクマなどの大型野生哺乳類放牧牛に多数寄生するほか、多く小型哺乳類鳥類にも各種寄生する。大型野生哺乳類濃密生息する地域では、生息密度も非常に多くなる。温血動物取り付いて吸血し、満腹になったら離れ産卵する。4~10月被害発生し、特に7月多くなる傾向がある。
 マダニ類は若虫期が1期しかなく、卵、幼虫若虫成虫の4期の発育期を持つ。卵を除く各期が吸血し、幼虫は3~7日若虫それよりやや長く成虫は7~20日くらい吸着して吸血続ける。十分に吸血すると、自発的に寄主から離れ地表落ち、光を避け石の下などに潜み、静止期を経た後、次の期に脱皮する。飽血したものは、その期のうちに再吸血することはない。 脱皮体表硬化すると、草の上先端近く登り寄主接近を待つ。
このような3回の吸着離脱繰り返すものを3宿主性と呼び日本ではオウシマダニ以外のマダニ類は、すべてこのタイプである。

二刺血真蜱

読み方:フタトゲチマダニ(futatogechimadani)

マダニ科ダニ

学名 Haemaphysalis longicornis


フタトゲチマダニ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/05/29 01:47 UTC 版)

フタトゲチマダニは、節足動物門鋏角亜門クモ綱ダニ目マダニ亜目マダニ科チマダニ属に属するダニの一種である。 重症熱性血小板減少症候群ウイルス(SFTSウイルス)の宿主の一つでもある[1]


  1. ^ <速報>国内で初めて診断された重症熱性血小板減少症候群患者掲載日2013/1/30 国立感染症研究所
  2. ^ a b c 山梨県衛生環境研究所(2013)
  3. ^ Yamauchi, T.ほか (2009) 島根半島におけるニホンジカの分布密度に関連したマダニ相(英文). Medical Entomology and Zoology, 60(4): 297-304.
  4. ^ 山内健生 (2001) 日本産鳥類とマダニ類との宿主-寄生関係の文献的検索. ホシザキグリーン財団研究報告, 5: 271-308.
  5. ^ Tabara, K.ほか (2011) High incidence of rickettsiosis correlated to prevalence of Rickettsia japonica among Haemaphysalis longicornis tick. Journal of Veterinary Medical Science, 73(4): 507-510.


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