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フォークソノミー

【英】folksonomy

フォークソノミーとは、Web上にあるデータについてエンドユーザーが自ら好きなように情報収集分類行なうことである。フォークソノミー(folksonomy)は、「人々」(folks)と「分類」(taxonomy)とを掛け合わせ造語である。

分類taxonomy)という行為そのものインターネットにおいても以前から存在しており、ディレクトリ型検索エンジンYahoo!DMOZのように、一個サービスとして利用されてきた。これらの分類は、客観的で、整然とした階層構造をなしており、体系だった分類であることが求められた。

フォークソノミーによる分類は、タグなどと呼ばれる属性情報Webサイト画像データなどに付け加えることで行われるユーザーが自らの主観基づいて好きなように属性与えることができることが、大きな特徴であると言える。ある属性与えからといって、他の属性排除することはできないが、しかし的外れ属性はいずれ淘汰される。付けられた属性は、その属性付けた人の多さによって優劣付けて表示されることも多い。属性付け人数によって文字列サイズ変えるタグクラウド」は、その代表的事例といえる

フォークソノミーの代表的サービスとしては、写真共有サービスである「Flickr」を挙げることができる。Flickrは自由に写真画像アップロードして公開し、自由にダウンロードすることができるサービスであるが、写真所有者当人が自由にタグ与えることによって、膨大写真任意のキーワードで検索することが可能になっている。例え結婚式入力して検索すれば、ユーザー自身結婚式という属性を貼った写真画像検索結果として出てくる。

フォークソノミーはWeb 2.0潮流における主要な要素一つとして注目され、その後様々なサービス取り入れられた。特に、画像映像などのマルチメディア取り扱うサービスでは、サービス上重要な機能となっている場合も多い。


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フォークソノミー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/10/21 00:36 UTC 版)

フォークソノミー(folksonomy)とは、インターネットウェブサイト上の情報に、利用者自らが複数の「タグ」(tag,名札)を自由に付け加え、検索できるようにしていく分類の方法をいう。folks(民衆)とtaxonomy(分類法)を合わせた造語。

サイトの管理者がコンテンツの分類を行い、利用者は関わることのできない、従来のディレクトリ(カテゴリ)分類やロボット検索とは、対照をなす。分類の作業が万人に開かれ、終わりのないオープンなものであること、ユーザーの共同作業によるものであることが特徴である。また検索に当たっては、図書館情報学で使われるあらかじめ定められた統制語彙の代わりに、ユーザーが自由に作成したキーワードが用いられる[1]

フォークソノミーによるタグ付けは、インターネット上の情報の集合体の中から、目指す情報や隣り合った情報を、より探しやすく、見つけやすく、たどり着きやすくするために考え出された方法である。フォークソノミーがよく発達したサイトでは、ユーザーにわかりやすいよう、ユーザー自身が考えた言葉による分類がなされ、情報へのアクセスがしやすいものとなっている。

しばしば挙げられる例には、写真共有サイトのFlickrソーシャルブックマークDel.icio.usはてなブックマーク動画共有サイトニコニコ動画、画像投稿コミュニティサイトのPixivなどがある[2]Wikipediaもフォークソノミーに基づいている。


  1. ^ Voss, Jakob (2007年). “Tagging, Folksonomy & Co - Renaissance of Manual Indexing?”. Proceedings of the International Symposium of Information Science. pp. 234–254. http://arxiv.org/abs/cs/0701072 
  2. ^ ただし、ヴァンダーワルはFlickrをフォークソノミーの好例とは考えていない。 Vanderwal, T. (2006)."Folksonomy Research Needs Cleaning Up."
  3. ^ Vanderwal, T. (2005). "Off the Top: Folksonomy Entries." Visited November 5, 2005. See also: Smith, Gene. "Atomiq: Folksonomy: social classification." Aug 3, 2004. Retrieved January 1, 2007.
  4. ^ M. Koivunen, Annotea and Semantic Web Supported Annotation (PDF記事).
  5. ^ Berlin, B. (1992). Ethnobiological Classification. Princeton: Princeton University Press.
  6. ^ Golder, Scott A. Huberman, Bernardo A. (2005). "The Structure of Collaborative Tagging Systems 『協働的タグ付けシステムの構造』." Information Dynamics Lab, HP Labs. Visited November 24, 2005.
  7. ^ "Taxonomy directed folksonomies" by Nick Lothian, December 13, 2006
  8. ^ Noruzi, Alireza (2007). "Folksonomies- Why do we need controlled vocabulary?"
  9. ^ Kipp M, Campbell DG (2006). "Patterns and inconsistencies in collaborative tagging systems: an examination of tagging practices".
  10. ^ "bundle up" on the Delicious blog, by Josh Whiting, October 27, 2005. del.icio.us の「bundles」と呼ばれるものは、分類学者とインターネットユーザーが直接共同作業することなしに、フォークソノミーに分類学的手法を導入するシステムである
  11. ^ Fields, Kenneth (2007) "Ontologies, categories, folksonomies: an organised language of sound." Cambridge.
  12. ^ Mohamed, Khaled A.F. (2006) "The impact of metadata in web resources discovering"
  13. ^ Marchiori, Massimo (1998) "The limits of Web metadata, and beyond"
  14. ^ Jin Zhang and Alexandra Dimitroff (2004). "JIS: Internet search engines' response to metadata Dublin Core implementation"
  15. ^ Corey A. Harper and Barbara B. Tillett, Library of Congress controlled vocabularies and their application to the Semantic Web
  16. ^ David R.Millen et al (2006). "Dogear - Social Bookmarking in the Enterprise"


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