フォルケホイスコーレとは? わかりやすく解説

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フォルケホイスコーレ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/30 15:48 UTC 版)

フォルケホイスコーレデンマーク語: folkehøjskole; フィンランド語: kansanopisto, フィンランド語: tyovaenopisto,フィンランド語: kansalaisopisto; ドイツ語: Volkshochschule, ドイツ語: Heimvolkshochschule, ノルウェー語: folkehogskole, スウェーデン語: folkhogskola;, ハンガリー語: népfőiskola)とは、民衆の民衆による民衆のための成人教育機関。19世紀にデンマークの農村を中心に発達し、勤労青年を主たる対象にした社会教育施設である[1]。デンマークのニコライ・フレデリク・セヴェリン・グルントヴィが理念的なものを提唱し、のちにクリステン・コルが寄宿制の学校として創始した。デンマークの民主主義普及に大きく貢献した功績がある。日本にも大正初期に伝えられ、その後の農民教育に大きな影響を与えた[2]


  1. ^ a b ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典『国民高等学校』 - コトバンク
  2. ^ a b c d e f 上野忠義「日本における農業者教育」『農林金融』第67巻第4号、農林中央金庫、2014年4月、246-267頁、ISSN 13425749 
  3. ^ a b 日本経済新聞』朝刊2019年9月29日「デンマーク 大人の学校」NIKKEI The STYLE(9-11面)
  4. ^ 岩﨑正吾、「児玉珠美著『デンマークの教育を支える「声の文化」─オラリティに根ざした教育理念』」『国際教育』 2018年 24巻 p.63-67, doi:10.24751/jies.24.0_63, 日本国際教育学会
  5. ^ 夏目孝茂 “生"を見つめる教育 : デンマークの市民運動・市民大学(フォルケホイスコーレ)に学ぶ, NCID BN10662426
  6. ^ a b c d 「日本のデンマーク」安城に見る我が国の海外文化の受容に関する一考察村井 誠人、早稲田大学大学院文学研究科紀要. 第4分冊 51, 87-112, 2005
  7. ^ * 北嶋守デンマークにおける風力発電機の普及と産業化のプロセス:農機具鉄工所を世界企業に変貌させた技術・組織・制度」『機械経済研究』第39号、機械振興協会経済研究所、2008年3月、1-16頁、ISSN 09128271 
  8. ^ Powerpointpresentation[リンク切れ] av folkhogskoleiden fran folkhogskolornas informationstjanst
  9. ^ 内村鑑三『デンマルク國の話 : 信仰と樹木とを以て國を救ひし話』(8版)聖書研究社、1930年。doi:10.11501/916447NCID BA44620935https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/916447 
  10. ^ 台湾総督府殖産局『丁抹農業論』臺灣總督府民政部殖産局〈殖産局出版〉、1912年。doi:10.11501/986653NCID BN11948865https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/986653 
  11. ^ 「トネリコの里」からの「知性・教養・個性」と南原繁の教育哲学 : 自校史・郷土教育と子ども育成学構築の基礎的研究大藪敏宏 (富山国際大学, 2015-03-31) 富山国際大学子ども育成学部紀要. 6
  12. ^ 宮沢賢治と岩手国民高等学校藤田秀雄、立正大学人文科学研究所年報24号、1986
  13. ^ 松前重義と建学の精神 東海大学
  14. ^ 真空・結晶化の思想──内村鑑三の「自然大崎満 サステナnew. (30) 東京大学サステイナビリティ学連携研究機構[他] (東京大学, 2013-07-01)
  15. ^ 『ホイスコーレ札幌(社会人の学びの場)創設 』


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