ファーストキッチンとは?

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ファーストキッチン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2009/12/25 15:50 UTC 版)

ファーストキッチン株式会社
First Kitchen Co.,Ltd.
ビルイン型店舗の一例
種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 FK
本社所在地 Flag of Japan.svg 日本
〒160-0004
東京都新宿区四谷4-34-1
新宿御苑前アネックスビル5階
設立 1977年9月
業種 飲食店
事業内容 ファーストフードチェーンの経営及びフランチャイズ事業の展開
代表者 田中政明(代表取締役社長
資本金 1億円
売上高 104億円(2007年12月期)
従業員数 正社員:180名
(他にアルバイト約3,000名)
主要株主 サントリーホールディングス株式会社 100%
外部リンク http://www.first-kitchen.co.jp/
  

ファーストキッチンは、関東地方近畿地方で展開する日本のファストフードチェーン。運営会社は、サントリー完全子会社であるファーストキッチン株式会社

目次

概要

1977年9月にファーストキッチン株式会社を設立。1977年に、東京池袋にファーストキッチン1号店開店。ハンバーガーチェーン業界では売上高4位。本社は東京で、ほかに、大阪府に支社がある。

看板商品はベーコンエッグバーガー。他にも味の選べるフレーバーポテト、パスタ、スープ、デザートなど、従来のハンバーガーショップと差別化されたメニューが特色。

1993年から1994年にかけて売上が低迷。1996年頃から20代、30代向けに対象をしぼり、メニューについてもハンバーガーに拘らない品揃えを取り入れ、マクドナルド等の他の大手チェーンとの差別化として「脱ハンバーガー化」を進めた[1]

2005年には店舗コンセプトを一新。「City Convenience Restaurant」をテーマに、メニューラインナップ、店内レイアウト、ロゴマークなど企業イメージを根本的にモデルチェンジした。店内の内装は、これまでの2人掛けテーブルを並べたレイアウトから、中央に大テーブル、周囲に一人掛けソファー席、またはカウンター席に代わり、客席の効率化を図ったものになった。また、メニューに関しても、従来あった低価格商品群(136円ピザ・ドッグなど)をなくし、リニューアルを加え価格を上げた(ピザマルゲリータは136円から390円の物に置き換えられた)。さらに高価格帯商品として「パスタ」を導入した。パスタ開始当時のメニューは、ペペロンチーノ、ミートソース、サーモンクリーム、オルトラーナだった。これらのメニュー改編と同時期に、セットメニューに付くポテトを追加料金を支払うことでサラダに変更するサービスも始まった。これは高価格商品化の狙いというよりも、当時マクドナルド社の始めた同種のサービスに追随したものであった。

略称

略称は、頭文字からとった「FK(エフケイ)」。俗に一部で「ファッキン[2]と呼ばれたこともあったが、同社では使用しない[3]。現在のロゴマークでは「FK」を強調したものになっている。

会員サービス

1997年11月から『クラブFK』という会員制度を開始した。商品の10%割引と共に、ポイントカードで点数を集めることで商品や景品が貰えるシステムだが、同サービスは2007年12月末日を持ってすべてのサービスは終了した。

現在、新規加入が出来る携帯電話会員版『CLUB-FK』では、一部割引商品(コーヒー回数券や割引キャンペーン商品)以外に使用できる10%割引画面と、指定商品に対して10%以上の割引価格が設定されている週替わりクーポン画面の、二つのサービスが行われている。

店舗

新宿南口店

店舗は、日本のみ126店(2009年1月現在)。関東地方(100店)と近畿地方(16店)に集中し、他に新潟県(1店)、東海地方(8店)、へも進出している。(2009年1月現在)。従来は繁華街の街なか店を主力としていたが、近年はショッピングセンターフードコート(主に東京周辺)に出店しているケースが多い。

東京の新宿駅前の新宿南口店(ルミネ向かいの角の店舗)は、新宿高層ビル群や商業施設へ向かう人々が絶えず行き交う場所にあり、全盛期から現在まで残る立地、集客共中心となる店舗である。他にも、早朝から遅夜にかけて人通りが多い、東京都内の上野駅銀座駅渋谷駅周辺の店舗も利用客が多い。

出店地域

地方進出でのエピソード

1987年頃、静岡県へ初出店を試みた(静岡市紺屋町、現:同市葵区紺屋町)ものの、駅前繁華街にもかかわらず出店場所の設定ミス[4]などもあり客足が全く伸びず、開店から2か月ほどで撤退。それ以降同市内のみならず静岡県内へは再出店もなく現在に至っている。

街なか店とショッピングセンター店

ファーストキッチンの店舗は、繁華街を中心に展開している街なか店舗と、郊外の大型ショッピングセンター内のフードコートに設置しているショッピングセンター店に大別される。

ショッピングセンター店は郊外のショッピングセンター出店ラッシュに伴い誕生した店舗で、当初は両者の間に明確な区分はなかった。その後メニュー構成を変え、都心と郊外でのニーズの違いに対応している。ショッピングセンター店では、注文を受けてから作り始める商品(ピザなど)や、ハンバーガーやチーズバーガーなどの比較的安価なバーガー、子供用のキッズセットなど街なか店にはないメニューも多い。

商品

創業以来の定番商品は、ベーコンエッグバーガー。それまでのハンバーガーの基本が「ケチャップと牛肉(ハンバーグ)」であったところに、「タルタルソースと玉子と牛肉」という新たな組み合わせが人気商品となった。2004年には、単価472円の高級ハンバーガーを定期的に発売したが、現在は販売されていない。

ハンバーガーの他、ピザパスタフライドチキンがメニューに加わる。またデザート商品も充実している。2004年には米飯(丼飯)メニューが発売されたが現在は販売されていない。

フライドポテトに好みの味付けをするフレーバーポテトは、1996年に発売した「バジルポテト」以来35種類以上のバリエーションが発売されている。常時6種類から8種類のフレーバーを取り揃えている。

また、店舗内には無料のソースバーが設置され明太子マヨネーズ、チーズソース等の好みのソースを加えることもできる。このソースはボトル販売も行っている。酒造業のサントリー傘下であることから、ビール(サントリーのプレミアムモルツ)がメニューにある。また、コーラペプシを提供する(初期はサントリーコーラ)。

その他

かつては、親会社サントリーがスポンサーであるフジテレビ系のいわゆる「月9ドラマ」のロケ地として、飯田橋RAMLA店などがよく使われていた。

NTTドコモ公衆無線LANサービス「Mzone」が利用できる店舗がある。

系列店

  • 『ポテトパラダイス』 - 2006年3月8日に、千葉県柏市で初出店。フライドポテトを専門としたファーストフードレストランで、全店舗がショッピングセンターのフードコート内にあり、4種類のポテト8種類の味(塩味含)を選べるフレーバーポテトと、ハッシュポテトなど塩味のみの6種類の計38通りのポテトがある。店舗のマスコットキャラクターは、見習い魔女の「マージ」。かつて11店舗があり(2007年10月現在)、2008年に100店舗の展開を目標としていた[5]が、閉店やファーストキッチンへの転換が相次ぎ2009年1月現在わずか2店舗のみとなっている。
  • 『おにぎりキッチンオムズ』 - 2002年5月に王子駅前店が開店。テーマは「おにぎり和カフェ」で、おにぎり(握り飯)をメインに、みそ汁、日本茶などの商品があった。その後売上が低迷し2006年2月をもって撤退した。

関連項目

外部リンク

脚注

  1. ^ 出典:1997年4月17日 日経流通新聞
  2. ^ 出典:『「女子高生語」分かる?』2004年5月15日 朝日新聞
  3. ^ かつて、アルバイト情報誌の広告に「ファッキンでバイトしよう」と載せたことがあった。
  4. ^ 出店場所は西武百貨店の至近であり、静岡市内で一番の人通りがある呉服町通りの手前という最高の場所と思われたが、店舗から北へ5m程度の場所にJR静岡駅と直結した地下街の出入り口があったことから、通行人の動線がJR静岡駅方面からは店舗を背にして地上へ出る格好、呉服町方面からは店舗の手前で地下街へ吸い込まれる格好となり、視覚的に店舗の存在を認知してもらえなかったことも、短期間で撤退した理由のひとつと見られている。
  5. ^ 出典:2006年10月30日 日経流通新聞MJ




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