ファンクとは? わかりやすく解説

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funk

別表記:ファンク

「funk」の意味・「funk」とは

「funk」とは、英語の単語で、音楽のジャンルを指す言葉として一般的に認識されている。具体的には、1960年代から1970年代にかけてアメリカで発展したリズム重視音楽スタイルを指す。また、この単語は、恐怖や不安を表す際にも用いられる例えば、「I'm in a funk」は「私は不安に感じている」を意味する

「funk」の発音・読み方

「funk」の発音は、IPA表記では/fʌŋk/となる。IPAカタカナ読みでは「ファングク」と表記され日本人発音するカタカナ英語では「ファンク」が近い。なお、「funk」は発音によって意味や品詞が変わる単語ではない。

「funk」の定義を英語で解説

「funk」は、音楽ジャンルとしては、「A type of popular music that combines elements of jazz, blues, and soul and that is characterized by a strong bass line and rhythmic patterns used especially in funk」を意味する一方感情を表す言葉としては、「A state of fear or panic」を意味する

「funk」の類語

音楽ジャンルとしての「funk」の類語には、「soul」や「jazz」、「blues」などがある。これらは全てアフリカ系アメリカ人音楽文化から派生したジャンルである。一方感情を表す「funk」の類語としては、「fear」や「panic」、「anxiety」などが挙げられる

「funk」に関連する用語・表現

「funk」に関連する用語としては、「groove」や「rhythm」、「bass line」などがある。これらは全てファンク音楽特徴を表す言葉である。また、funky」は、「funk」の形容詞形で、音楽がファンク調であること、または何かがユニーク個性的であることを表す。

「funk」の例文

1. "Funk music emerged in the 1960s in the United States."(ファンク音楽1960年代アメリカで生まれた
2. "He is in a funk about his future."(彼は自身未来について不安に感じている)
3. "This song has a funky rhythm."(この曲はファンキーリズムがある)
4. "The bass line is a key element of funk music."(ベースラインファンク音楽重要な要素である)
5. "The fear put him in a funk."(その恐怖は彼を不安に陥れた)
6. "Funk music often uses syncopated rhythms."(ファンク音楽はしばしシンコペーションリズム使用する
7. "He is a funk musician."(彼はファンクミュージシャンである)
8. "She got out of her funk by talking to her friends."(彼女は友人と話すことで不安から抜け出した
9. "The band's music is a mix of funk and rock."(そのバンド音楽はファンクとロックミックスである)
10. "The news put me in a funk."(そのニュースは私を不安にさせた)

ファンク【funk】

読み方:ふぁんく

1950年代後半黒人ジャズ音楽家たちが、黒人霊歌アフリカ民俗音楽要素取り入れて起こしたジャズスタイル。素野性味のあるリズム哀感の強いブルースなどに特徴がある。のち、ロックなどにも浸透した


ファンク[funk]


ファンク

名前 Funk; Fanck; Fank

ファンク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/03 14:50 UTC 版)

ファンク(funk)は、音楽ジャンルの1つであり、アフリカ系アメリカ人黒人起源ブラック・ミュージックのジャンルである。


注釈

  1. ^ レコードコレクターズ増刊。p.171
  2. ^ 1965年以降に登場したブラック・ロックや1970年代半ばから後半に流行となったフュージョンは、ファンクのルーツではない
  3. ^ パーラメント/ファンカデリックなどPファンクの総帥
  4. ^ ドナ・サマー、ビージーズ、ヴィレッジ・ピープルらがブームの中心だった。
  5. ^ UKのソウルIIソウルによるサウンド。音楽用語としては日本独自の表現。
  6. ^ 代表曲は「イッツ・ジャスト・ビガン」「バーサ・バット・ブギー」「キング・コング」など。
  7. ^ 「ダズ」「デュージック」などがアメリカでヒットした。
  8. ^ 「「スライド」「ジャスト・ア・タッチ・オブ・ラブ」などで知られる。
  9. ^ 74年のデビュー時、「マシン・ガン」「ザ・バンプ」がファンキーだった。
  10. ^ プリンスたザ・タイムのサウンドを彷彿とさせる「アップタウン・ファンク」が全米1位となり、なおかつロング・ヒットとなった。
  11. ^ 80sファンクを再現した「24Kマジック」がヒットした。
  12. ^ アルバム「ボディ・メタ」「ダンシング・イン・ユア・ヘッド」などはファンクの影響を受けている。
  13. ^ 1960年代後半~1970年代ごろの有名ではないファンキーな曲など。
  14. ^ 他に「ワット・ユー・ニード」などもヒットした。
  15. ^ 代表曲は「ロックンロール・フーチークー」
  16. ^ ヒットした「カム・アンド・ゲット・ユア・ラブ」はブルーアイドソウルだが、他の曲はファンキーなロックが多い。
  17. ^ UKのザ・ビートの一部のメンバーが結成。89年には全米1位の大ヒットを飛ばした。
  18. ^ 「ピック・アップ・ザ・ピーセズ」「カット・ザ・ケイク」などのヒット曲は、白人バンドと思えないほどファンキーな楽曲だった。
  19. ^ スレイブのアルバムにも参加した、スタリーナ・ヤングとカート・ジョーンズの男女デュオ
  20. ^ 「ヒット・アンド・ラン」「ムーブ・ユア・ブギー・ボディ」など、ソウルチャートでのヒット曲多数。
  21. ^ カーティス・ブロウによるヒップホップの歴史に関する編集盤にファンク曲「ラブ・ザ・ライフ・ユー・リブ」が収録された。
  22. ^ 1976年にはファンク曲「ストレッチン・アウト・イン」がソウルチャートでヒット。
  23. ^ ディスコ+ジャズ=「ダズ」や、「デュージック」などのファンク曲がヒット。
  24. ^ Pファンク一派の女性グループ。
  25. ^ ファンク曲「24カラット・マジック」が全米チャートで大ヒットした。
  26. ^ 「ドゥ・イット」「エクスプレス」がヒットした。
  27. ^ ソウルチャートで「シーズ・ストレンジ」、ポップチャートで「ワード・アップ」などがヒットした。
  28. ^ イアン・デューリーのファンク曲「ヒット・ミー・ウィズ・ユア・リズムスティック」などの作曲者。「愛のコリーダ」の作曲者でもある。
  29. ^ ファーストアルバムの「マシンガン」「ザ・バンプ」などがファンクサウンドだった。セカンド・アルバム以降、ファンク度は後退した。
  30. ^ スーパーフライがファンクの名盤とされている。
  31. ^ ファンク・ナンバー「スコーピオ」が71年にポップチャートでもヒット。
  32. ^ 82年のファンク・ヒット「レット・イット・ウィップ」はポップ・チャートでもヒットした。
  33. ^ オハイオ出身のファンク・バンド。サンを継承したグループ。
  34. ^ ワシントン・ゴーゴーの代表的なバンドである。
  35. ^ アメリカ。1986年に「ハイ・ファッション」がソウルチャートでヒットした。
  36. ^ 81年の「バーン・ラバー」はポップ、ソウル両チャートでヒット。
  37. ^ 75年に「ハイジャック」がヒット。
  38. ^ 元ザ・タイム。85年に「ビー・ユア・マン」「アイ・ウォント・マイ・ガール」がソウル・チャートでヒット。タマラ&ザ・シーンの「エブリバディ・ダンス」の作曲者で、同曲はポップでもヒットした。
  39. ^ 77年にファンク曲「リアル・マザー・フォー・ヤ」がヒットした。
  40. ^ 「バーサ・バット・ブギー」「キングコング」などのファンク曲で知られる。日本ではディスコと紹介されたが、実際はファンクの音楽家である。72年の「イッツ・ジャスト・ビガン」は有名なレア・グルーブ曲。
  41. ^ 72年に大ヒットした「アイ・ガッチャ」など、ファンク曲も多い。
  42. ^ JBファミリーの女性シンガー。「シンク」などがラップのバックトラックとしてさかんに使用された。
  43. ^ 97年の「リターン・オブ・ザ・マック」がヒット。
  44. ^ 「キューティー・パイ」がソウルチャートでヒット。
  45. ^ 「パーティー・ナウ」がファンクの曲として位置づけられている。
  46. ^ オハイオ出身のファンク・バンド。
  47. ^ ワシントンDCのファンキーなGOGOバンド。
  48. ^ 曲はフォークではなくファンキー。
  49. ^ 作品にザップのグレッグ・ジャクソン、Pファンクのブーツィー・コリンズザップのボビー・グローヴァーが参加。

出典

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  31. ^ http://www.allmusic.com/artist/skyy-mn0000018896


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ファンク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/16 03:00 UTC 版)

ファイアーエムブレムif」の記事における「ファンク」の解説

金で悪事を働く小悪党クラスアドベンチャラーグレイと共にある富豪暗殺企むが、仕事降りようとするグレイ責任取らせよう襲い掛かってくる。捕獲することで仲間入れることが可能。

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